サビは表面にくっついた汚れなので、しつこい汚れですが クレンザー で落とすことができます。
我が家は夏になると玄関の扉の脇で蚊取り線香を焚きます。蚊取り線香の受け皿が金属製で、そのため錆びが玄関タイルに移ってしまうことがたびたびあります。
タイルの素材はセラミック。
タイル自体が錆びることはないのですが、移った錆び、通称「もらいサビ」はタイルに強くくっ付いてしまっているので水や泡の洗剤では落ちません。
こんなときはクレンザーの出番です。
クレンザー とは?
クレンザーとは洗剤成分の中に研磨剤(磨き粉)がはいっている洗剤で、この粒で汚れをかき出すように擦ることで汚れが落ちるようになっています。
シンクの水垢やコンロの焦げ付きを落とすことさえできますが、削ったときの痕がシンクやコンロに残ってしまうので注意が必要です(表面の特殊仕上げを削りとってしまう可能性あり ※取扱説明書を要確認)。
クレンザー 選び方のポイント
クレンザーを選ぶときは研磨剤率を確認します。
研磨剤率の高いクレンザーは素材や被膜(塗装)に広く細かいキズを残してしまいます。
水周りの樹脂やゴム(パッキン)をクレンザーで磨くと細かいキズが付いてしまい、そこが次回のカビの温床になることは今ではよく知られていることです。掃除のプロは研磨剤率を20%以下に抑えているそうです。
表面が特殊仕上げをされている場合など、絶対にキズをつけたくない場合はクレンザーを使用せずクエン酸や重曹などを使って化学的に落とす(=溶かす)方法が良いです。
レンガやコンクリートの掃除には クレンザー が最適
石・レンガ・コンクリートなど表面に凹凸があるものに付いた汚れを落とすのにクレンザーは有効です。クレンザーを使うと駐車場のモルタルの上についたタイヤ痕も簡単に落とせます。
クレンザーを使うときは汚れなどの洗浄対象に直接つけてブラシなどでこすります。
駐車場のモルタルの場合は一か所を集中してキレイにしてしまうとムラの目立つ仕上がりになるので、大き目の円を描くように使用すると良いです。
クレンザーには界面活性剤などの洗剤成分も入っているので、オイルのシミや花粉などベトベトした油性の汚れも落とせます(表層のみで浸み込んでしまった部分は落とせない)。
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クレンザー で掃除するときに丁度いいスポンジを手作りする
クレンザーを使って研磨するときはブラシやタワシではなく、個人的にはラップやビニール袋で包んだスポンジを使ってクレンザーで磨く方法がおすすめです。
スポンジをそのまま使ってしまうと研磨剤がスポンジの中に入ってしまうので研磨効果がかなり低くなってしまうため、ラップ等で研磨剤がスポンジ内に入り込むのを阻止するようにしています。
※こうして使ったスポンジの中には研磨剤が残っている可能性があるので、このスポンジはクレンザー使用専用にすることをおすすめします。
時間と手間を惜しむなら高圧洗浄機を使うと良いです。