夏が近づき肌の露出面積が増えるので”美肌”や”しみ”に関する記事の作成の仕事が増えています。ファッション業界ほどではありませんが、記事の作成も季節を先取りする傾向があります。今回は”イボ(疣)”に関する記事の仕事を受注しました。
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イボは重症化することも!早めの治療が大切!
イボと言っても毛穴の汚れや老化などが原因のものとヒトパピローマウイルスが原因のイボがあります。ウイルスが原因のイボは自分の体の他の部分や他人に感染するものもあります。夏になると子どもはプールで水イボに感染することがあるので注意が必要です。
ウイルス性のイボの場合は痛みなどの自覚症状が基本的にないことから発見が、治療(完治)が難しくなる場合があります。ウイルス性のイボの治療はヨクイニンなどの内服薬・液体窒素で壊死させる・レーザーで切除するの3パターンが一般的です。
【目次】
● イボの症状と治療法
● 子どもが特に感染するのは水イボ
● イボの感染を防ぐ方法
イボの症状と治療法
本文イボとは皮膚にできた出来物で汚れが毛穴に蓄積したイボとウイルス感染によるイボがあります。ウイルス性のイボは放置しても治らないことがあり、さらに感染の恐れがあるので発見したら早急に皮膚科を受診し治療しましょう。
イボの原因となるヒトパピローマウイルスには100以上の種類があり、ウイルスによって症状やできる場所が異なります。イボを発見したら体の他の場所にもないか確認しましょう(手で撫でると発見しやすい)。イボは自然に感知することもありますが、急速に数が増えたり巨大化する場合は治療が必要です。初期段階で発見したイボは高い確率で痕が残らず完治します。
イボの治療は内服薬・液体窒素を使う(凍結療法)・炭酸レーザー(切除)を使う方法等があります。治療法によっては保険適用外がありますが、内服薬と凍結療法は保険を使うことができます。内服薬を除きイボの治療は一般的に痛みを伴います(レーザーによる切除は出血もある)。また皮膚の深くまでウイルス感染が広がっていることがあり、イボの治療は難しく失敗してしまい生活に支障が生じることさえあります。
子どもが特に感染するのは水イボ
水イボとは通称で正式な病名は「伝染性軟属腫」で良性の腫瘍(皮膚病)で自然治癒するイボですが、イボが軟らかいので潰れたり破れたりして無数に広がってしまいます。子ども同士の場合は接触や遊具などの共有で感染が広がるケースがほとんどです。
水イボの特徴
● やや固い半球状
● 表面は滑らかで光沢がある
● 1つではなく複数が一気に現れる
水イボの治療法の1つとして”ピンセットでつまみとる”という方法がありますが痛みを伴う治療は子どもに恐怖心を植え付けることになります。そのため医師によっては自然治癒(放っておくこと)をすすめることもありますが、感染の恐れもあるので両親と共に判断しかねているのが現状です。
最近では硝酸銀ペースト法を治療(1回の治療で約8割の効果が期待できる)に取り入れる医師も増えてきました。硝酸銀ペースト法は痛みがなく治療期間も短い優れた治療法として注目されています。硝酸銀ペースト法による治療後は黒くほくろのような痕が残りますが一般的に1週間~10日間ほどで消えます(痕が消えると共に水イボも治る)。
保育所・幼稚園によっては感染リスクを防ぐためプールの使用を禁じたり皮膚科の受診を指示することがあります(プールの”水”では感染しないことは日本臨床皮膚科医会・日本小児科皮膚科学会・日本皮膚科学会の統一見解)。しかし硝酸銀ペースト法を取り入れている病院はまだ少なく、痛みを伴う治療だと分かっていると二の足を踏む母親も多いです。そのため最近では自然治癒も選択の1つであることを認め、ある程度の配慮がされていれば受けいれる園も増えています。
感染を防ぐために必要な配慮
● 保育園・幼稚園に必ず報告・相談する
● 水イボは絆創膏や洋服で覆う
● プールや海では水イボを露出しない
(絆創膏を貼る・ラッシュガードの着用など)
● プールでは貸し借りをしない
(浮き輪・ビート板・タオルなど)
イボの感染を防ぐ方法
ヒトパピローマウイルスは人間の体内にも存在して種類も多いため感染ルートはわかりません。家族などでイボがある場合はタオルやマットの共有をしないなどして感染を防ぎましょう。
ウイルスの感染を防ぐためには常に皮膚を清潔な状態にしておくことが大切です。またウイルスは皮膚の表面についても感染しません。切り傷はもちろん、ささくれ・ひび・あかぎれ等の手荒れはウイルス感染の原因になるので放置せずガーゼや絆創膏(防水性の絆創膏が良い)でガードしましょう。アトピー性皮膚炎や肌が乾燥して痒いという人もウイルス感染しやすいので治療や保湿などを心がけましょう。
栄養のバランスのとれた食生活と健全な生活リズムは体の免疫力を高めます。これはウイルス感染を防ぐ手段としても有効です。免疫力が高ければウイルス感染しても重症化を防ぐこともできます。規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
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