先日無事に上棟が終わり、建物の内部を作る工程に移りました。
毎日担当の大工さんがトントン、トントンと作っています。
内部の工程に移ると、注文したパーツに間違いがないかどうか、私たちの確認事項が増えます。
最初はシステムバスユニット。
次にサッシ、玄関扉、そして今回は建具。
パーツは見積もり作成時に決定していますが、発注前に最終確認するのが一般的だそうです(発注後の変更は原則不可)。
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建具を選ぶポイント
建具とは、一般的には「扉」や「戸」と呼ばれるもので、大きく分けて「開き戸」と「引き戸」があります。
どちらのタイプを選ぶかで、建物の使い勝手が大きく変わるそうです。
建具を選ぶポイントは主に4つ、
①引き戸にするか、開き戸にするか
②採光部のあり・なし
③鍵のあり・なし
④デザインと色
①は建物の図面作成段階で決めることが多く、ちなみに我が家は引き戸多めです。
②~④は見積もり作成を兼ねて、実物を見て決めることが多いようで、我が家はLIXILとPanasonic、2つのショールームを見学して決めました。
ショールームは誰でも見学できるようになっていますが、初回は建築会社の営業さんに同行してもらった方が話が早いです。
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引き戸にするか、開き戸にするか
どちらのタイプを選ぶかで、建物の使い勝手が大きく変わるのは、扉の開け方によって間取り・動線・デッドスペースが大きく変わるからです。
建具は基本的に引き戸と開き戸の2種類ですが、納戸やクローゼットに使われる場合は折れ戸や両開き戸もあります。
我が家が引き戸多めにしたのはデッドスペースを減らすためです。
引き戸のメリット
・開口部が広い
・段差がない
・開けた扉が人にあたることがないため安全
・扉を細く開けたままにして換気ができる
開口部の広さは子育てや老後の介助に役立つといわれています。
天吊りの引き戸にすると床に仕切りができないので、床が奥まで続くように見え、開放的な空間に見えます。
一方で、引き戸は気密性が低くなってしまうデメリットがあります。
開き戸のメリット
・引き戸に比べると気密性が高くてプライベートな空間になりやすい
・引き戸よりもデザインが豊富
開き戸の方がニーズが高いためデザインが豊富で、ドアノブに凝る人も少なくありません。
デザインに凝る人が、アンティーク品などを個別に用意することもあるとか。
もし外国製の建具を使う場合は規格に合うか設計士に事前確認をした方が良いそうです。
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採光部のあり・なし
採光部のある扉を選ぶことで、空間を明るくすることができます(採光部の位置や大きさに注意)。
廊下など暗くなりがちな場所は、明り取りのために南や東の部屋と仕切る建具に採光部をもうけることが多いようです。
鍵のあり・なし
どの部屋の建具に鍵をつけるか、要不要は家庭によって異なります。
夫婦で意見が合わないこともあるようですが、「付けて損なし」ということで意見が割れた場合は「鍵を付ける」と洗濯することが多いようです。
鍵を付ける場合、外から開ける方法(簡単に外から開けることができること)を確認しましょう。
小さな子どもが内側から鍵をかけてしまうこと、高齢者などの体調不良等への対応で、外から鍵を開ける必要が生じる可能性がゼロではありません。
特に、子どもの内鍵は高確率で発生します。
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デザイン・色を選ぶポイント
「どんな家にするか」でデザインや色を選びますが、既製品の建具はグレード次第で大きく見た目が変わります。
グレードの低いものを選んで、賃貸住宅っぽいと後悔するケースも少なからずあるようで、特に木目のデザインは偽物感が拭えないそうです。
偽物感を防ぐには、白単色または黒やこげ茶など濃い目の色のものを選ぶと良いそうです。
また、ガラスの入っている扉を使う場合、重さと安全性に注意しましょう。
ガラス戸は重くなりがちで、子どもや高齢者が開けにくい(力不足)という意見もあります。
風が抜けて強く扉が閉まったときに、衝撃で割れてしまうこともあります(建物内でも間取りや窓・建具の開放具合で強い風が抜けることもある)。
透明な感じが良い場合、ガラスではなくアクリルを使用する方法もあるそうです。
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