子どもが幼稚園年長さんになる頃に意識し始める「 ランドセル選び 」。
下の子がこの春小学校に行くためランドセルを準備しましたが、 ランドセル選び を終えた印象としては「選び方にこなれ感、経験値が出た」ということ。
経験値といっても、上の子やその友だちの日々の愚痴を活かして選んだだけですが。
ランドセル選び 、「ラン活」は夏休みまでが勝負
ランドセルの購入のピークは7月~8月の夏休み時期で、ある調査によると全体の45%が「夏休みに購入した」と回答したそうです。
- 帰省したときに祖父母と一緒に選べる
- 子どもと一緒にじっくり選ぶには時間が必要
この流れを受けて年明けと同時にランドセルのカタログ請求をする保護者が増えています。
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ランドセルの予算
ランドセル選びで一番重要なことは「子どもの希望と保護者のこだわりのすり合わせ」ですが、数多くの中からある程度候補を絞るためにも最初に予算を決めておくことは大切です。
政府統計の小売物価統計調査によると、2023年のランドセルの平均相場は東京都で約53,000円だったそうですが、実際にランドセル売り場に行くと大手メーカーのブランドだけが並んでいるため予算5万円では選択肢が限られる印象を受けます。
気になるランドセルの価格、その差は何なのか
ランドセルの価格差は「素材」「機能」そして「ブランド」の3つによって発生しますが、実際使う子どもがこだわるのは「機能」と「色・デザイン」です。
ランドセル売り場の店員によれば「素材とブランドにこだわるのは保護者」であり、「”安物は笑われる、虐められる”という風潮は実際にあるが、それは親が言っていることが原因。(保護者が言わなければ)子どもたちだけならまずブランド格差は分からない」とのこと。
個人的には「いいブランドのランドセルを買ってもらったこと」を認識するのは大人になって、特に子どもが産まれてからのように感じます。
「(自分が使っていた)〇〇のランドセルが気に入っていた。だから子どもには〇〇のランドセルを買ってあげたい」は素敵だと思います。
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ランドセル選び 、現役小学生からの聞き取り
現役小学生がランドセルでよかったところ、失敗したところ(こうすればよかった)は次の通り。
- 軽い
- 汚れが目立ちにくい
- パソコンが入る
荷物が多いので「軽い」は外せない条件であり、軽いと丈夫さが失われる点については「中に入れているパソコンやタブレットが壊れなければいい(=壊すと怒られる)」くらいの認識だそうです。
またランドセルは棚に収納している小学校が多いそうですが、棚に扉がないため人の手が触れたり、棚板にこすれるなど絶対に汚れがつくので「淡い色合いのランドセルだと汚れが目立つ」とのこと。
男子に淡い色合いのランドセルは少ないため、汚れの悩みは女子に多いそう。「可愛い」で選んだ淡い色合いが3,4年も経つと「薄汚れて格好悪い」に変わってしまうとか。
現役小学生とその保護者が一番気にするのが「パソコン」
小学校では1人に1台パソコンが貸与されており、「パソコンでやる宿題」もあるためパソコンを自宅に持ち帰ることがあります。うちの子も小学3年生になってから毎週金曜日に持ち帰り、毎週月曜日に持っていきます。
パソコンはそれなりに重さがあり、精密機器なので落としたり水に濡れたりすると壊れてしまいます。
パソコンが壊れたら基本的に弁償、そのため保護者も学校もパソコンの使い方はもちろん「持ち運び」に気を使い、「原則パソコンはランドセルに入れて持ち帰らせる」としている小学校が多いです。
学校によってはクッション性のある素材でできた保護ケースに入れたパソコンをランドセルにいれさせるため、それなりの大きさがあるランドセルであったほうがいいです。
学校貸与のパソコンについては「学校のパソコン が壊れたときの修理費はだれが払うのか(賠償保険の対象か)」を読んでください。
ランドセル選び 、「型落ち」という選択肢もある
ランドセルは毎年新作が出ているので、昨年以降のモデルは「型落ち品」となります。
「型落ち品」というと「デザインが古い、流行りから外れている」「素材が劣っている」などネガティブなイメージがありますが、
- 毎年新作モデルがでる
- 変更点は小さいマイナーチェンジ(基本的に色と柄、形や機能の変更はほぼない)
- ランドセルは6年間使用するのでデザインに「流行」があまりない
- 素材の品質にほとんど差はない
つまり、ランドセルの型落ち品は言わなければ分からない。
実際に3年前と比べてもランドセルはランドセル、「デザインが変わった」など一切感じません。色に関しては流行もあるのか、「あのときにあった色がない」とか「いまはこういう色があるのか」とは感じました。
高品質、高機能で作られたランドセルが売れ残ったというだけで20~50%オフ。
当然ですが、型落ち品(アウトレット品)は「数量限定」なので直近モデルは春から争奪戦です。また注文生産のランドセルメーカーには基本的に型落ち品はありません(中古品と間違えないように要注意)。
また型落ち品は各種メーカーのECサイトだけでなくAmazonでも購入できます。