エアコンの下のカバーを動かす樹脂パーツが壊れ、開きっ放しの状態になってしまいました。
風向き(上下)の操作が不十分になるだけで、冷房運転などその他の機能に問題はありません。
エアコンの修理について、ハード系の故障ならば大体は補償対象内。
今回の修理もケーズデンキの10年補償範囲で対応してもらえるそうです(パーツの取り寄せで数日かかる)。
昨日、今日と30℃を超える季節先取りの夏日になっていますが、エアコンは暑さが本格的になるこれからの季節の必需品。
体のことを考えると暑いときはエアコンを使うべきなのですが、2023年6月使用分から電気代が15%値上げされるため電気代を抑える使い方をしたいと思っています。
2023年5月16日の閣議で大手電力7社が国に申請している電気料金の値上げが了承されました。
各社の平均で、15%余りから39%余りの値上げ幅になり、6月の使用分から値上げが実施される見通しです(東京電力の値上げ幅は最低の15.3%)。
エアコン使用前の掃除
エアコンは室内の空気をフィルターを通して吸い込み、フィンで冷たい空気や温かい空気にして送り出しています。空気の通り道になるフィンやフィルターが汚れていると空気を吸うのに強い力が必要になり、むだに電力を使うことになってしまいます。
・フィン(熱交換器)の掃除
・フィルターの掃除
・室外機周辺の掃除
関連記事:エアコンの準備(シーズンイン・シーズンオフ) | 『 』
フィン(熱交換器)の掃除
フィンの理想的な掃除は年2回。冷房使用前と暖房使用前に清掃すると良いです。
私はフィン専用のスプレー洗剤を使っていますが、プロに頼む人も多いです(エアコン掃除は7,000~15,000円/台)。
10,000円未満の業者もありますが、大手の掃除業者は12,000~15,000円です。
掃除の質(スタッフの技術)、信頼、補償などからダスキンやイオングループのカジタク
・フィンは複雑な構造をしているのでスプレー洗剤では奥の方まできれいにならない
・誤った掃除方法をしてしまうとエアコンを壊してしまう恐れがある
カジタクはかかる費用が分かりやすい。見積訪問が不要なので提案による追加料金の発生を心配する必要なく、料金は全国一律です(汚れに関わらず一律)。
作業内容を紹介している2分間ほどのYouTube動画もあります(カジタクのエアコンクリーニング~プロ仕上げ~【分解・高圧洗浄】 – YouTube)。
大手イオングループのサービスなので安心して利用できます。仕上がりに満足しなかった場合、無料で再仕上げをしてくれる『満足保証付き』です(サービスの利用規約および補償規定に従っての対応)。
フィルターの掃除
フィルターは使用前に掃除し、それからの試用期間は2週間に1回掃除します。フィルターを1年間掃除していないエアコンは電気の使用量が25%多くなってしまうそうです。
フィルターにホコリが貯まると電気効率が悪くなるだけでなく、このホコリはカビの温床になりやすいので悪臭の原因になってしまいます。
カビの繁殖条件は「湿度70%以上」「温度28℃前後」「ホコリなどの栄養がある」で、エアコン本体内部はカビが繁殖しやすい条件がそろっています。
小さな子どもがいる家庭やアレルギーの心配がある場合は防カビ効果のあるフィルターシートをおすすめします。
本体外部に貼るタイプのフィルターは、本体内部に入るホコリの量を減らすので内部のカビ予防に効果的です。
室外機の周辺の掃除
室外機はエアコンの室内機が吸い込んだ熱の吹き出し口なので、正面や側面が塞がれていて風通しが悪いと熱が再び室内に入ってきてしまうことがあります。
また、強い日差しが当たって室外機が熱くなりすぎると、熱を吹き出す力が低下し、低下した力を補うために電気を多く使われてしまいます。
室外機は日陰、もしくはすだれなどを使って日の光をさえぎってあげるとよいです(すだれは室外機から1メートル以上離すこと)。
室外機を冷やすために、室外機の周囲に打ち水をすることは節電効果があるそうです(室外機本体に水をかけることは故障に繋がる)。
打ち水は朝や夕方などまだ涼しい時間帯に実施すると効果的です(気温が高い昼間の打ち水はまいた水がすぐに蒸発してしまうので、気化熱によって地表の熱を奪う効果はそれほど期待できない)。
参考:意外と知らないエアコンの室外機の役割と、よりよく使うための3つのポイント | DAIKINストリーマ研究所 | ダイキン工業株式会社 (daikin-streamer.com)
エアコン使用時の注意
・カーテンを閉めて日光を遮る
・設定温度を上げる
・風量は自動に設定
・電源のこまめなオンオフは避ける
カーテンを閉めて日光を遮る
夏の直射日光を防ぐと室内の気温が上がりにくくなり、断熱効果のない窓グラスの場合はカーテンの有無で使用電気量が約5%も変わるそうです。
設定温度を上げる
エアコンを冷房として使う場合、設定温度を1℃上げると約10%の電気代を節約できます。
しかし、無理な設定温度は体調を崩す原因になるので注意が必要です(夏の暑い日はエアコンの効きが悪くなるので、設定温度以上の室温になりやすい)。
風量は自動に設定
エアコンの風量設定は「自動」にしておくことで、効率的に室温を維持してくれます(設定温度を維持できるように効率よく風量を調節)。
エアコンは電源を入れた直後~設定温度になるまでは強風、設定温度に達したらそれを維持するために微風になります。より早く設定温度にすることが節電に繋がり、より早く設定温度にするには下にたまった冷気を、サーキュレーター等を使って上手に循環する必要があります。
最近ではアウトドア用に充電式のサーキュレーターがあるので、室内のどこでも置くことができます(コードレス)。
電源のこまめなオンオフは避ける
エアコンは電源をオンにしたとき、室内を設定温度に近づけるためにエアコンのパワーを最大出力にするので最も電力を消費します。
そのためエアコンをつけたり消したりするよりも、つけっ放しにして室内温度を維持したほうが電力を節約できます。
寒いと感じた場合は「風量を小さくする」、それでも寒い場合は「設定温度を上げる」ことで対処し、エアコンの電源は切らないようにした方がよいです。