このサイトを作るのにWordPressを使っていますが、WordPressはコンテンツ管理システム(CMS)の中で世界トップシェアです(シェア率60%)。
WordPressのシェア率の高さの要因の1つに「プラグイン」があります。ウェブサイトの用途によって欲しい機能が違うので、最低限の機能しかない初期状態に、自分好みの機能をプラグインをインストールすることで追加します。
「パンくずリスト(breadcrumbs list)」もプラグインで追加できます。
パンくずリストとは、いま閲覧中(表示中)のコンテンツがどのカテゴリーに属しているか、トップページから順に階層で並べたリストです。
トップ>カテゴリー(親)>カテゴリー(子)
「パンくず」は童話『ヘンゼルとグレーテル』で帰り道が分かるようにパンくずを少しずつ落としながら歩いたというエピソードに基づいて名付けられた機能だよ。
Googleアドセンスで広告収益を増やすには、サイト訪問者を増やす必要があります。
サイトの訪問者を増やすには、Google等の検索エンジンの検索結果の上位に表示されることが重要です。この「上位に表示される」にはクローラーにサイト内を巡回してもらい、そのときにコンテンツがより多く収集されなければいけません。
パンくずリストはクローラーの巡回効率を上げます。
パンくずリストは内部SEO対策の1つで、クローラーの巡回の効率を上げることでコンテンツが収集される確率を高めます。
クローラーが効率的に巡回できるのは、カテゴリーを細分化して階層にするなどして体系を整え、関連を分かりやすくしているからです。
パンくずリストには収益性を高める効果がある
Google AdSenseやアフィリエイトをしているサイトでは訪問者の滞在時間を延ばしたり、複数のコンテンツに興味を持ってもらうと収益につながる可能性が高くなります。
サイトの滞在時間を延ばす方法
- コンテンツの内容を充実させる
- ひとつのコンテンツあたりの文字数を増やす
- パンくずリストやカテゴリーやタグのリンクをコンテンツ内に表示して同じ分類の他の記事を読む意欲を上げる
重要なアクセスの指標は『直帰率』と『滞在時間』です。
直帰率(bounce rate)とは「サイト訪問者全員のうち何人が最初の1ページだけを見て直ぐに他のサイトへ移動してしまったかを示す割合」です。平均は60%前後です(サイトの目的や業界によって平均が大きくことなるので参考程度に)。
直帰率が下がれば自然とサイトの滞在時間が長くなります(2000文字/コンテンツを読み終わる時間の平均は約3分間)。
サイトの滞在時間が長くなればGoogle AdSenseで掲せている広告が表示されクリックされる、コンテンツで紹介しているアフィリエイト商品が購入される可能性が高まります。
どちらであってもサイト運営者の利益になります。
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WordPressのパンくずリストはプラグインで簡単
パンくずリストは自分で作ることもできますがプラグインを使った方が簡単です。
私は『Flexy Breadcrumb』(無料)を使っています。
最初は検索画面で上位にある『Breadcrumbs NavXT』を使っていましたが、ビジュアルの変更が難しかったので(ある程度コードが分からないと解らない)、『Flexy Breadcrumb』を利用しています。
プラグイン『Flexy Breadcrumb』の使い方・設置方法
プラグインで『Flexy Breadcrumb』を新規追加したあとに“有効化”します。
次にダッシュボードの左メニューバーから 外観 / テーマエディター と選択し、パンくずリストを設置したテーマファイルを選んで次のコードを入力します。
<?php echo do_shortcode( '[flexy_breadcrumb]'); ?>
私はサイト画面の左上に表示したかったので header.php を開いて、この一番下の行に追加しました。
また、Flexy Breadcrumbはショートコードを利用してコンテンツ内の任意の位置にパンくずリストを設置できます。
投稿ブロックから「ショートコード」を選び、 [ flexy_breadcrumb ]※ と入力すれば簡単に設置できます。
※[とf、bと]の間に半角スペースを入れていますが(システムの都合)、実際にショートコードブロックに入力するときは半角スペースを除いてください。
パンくずリストのフォントや色の設定はダッシュボードの左メニューバーに出来た“Flexy Breadcrumb”を選んで設定します。