国際的にみて日本の携帯電話の月額使用料(通信料金)は高いそうです。政府は各通信事業者の競争を促すことで、通信料金のを低くしようとしています。
今回、競争を促すために注目されているのが『MNP(My Number Portability)』。
通信事業者を変えてもいま使っている電話番号をそのまま継続して使える仕組みで、MNPを申請して「MNP予約番号」を取得するのに手数料3,000円(一律)がかかっています。
実際にauからUQモバイルに変えるとき、auにMNPを申請し、MNP転出手数料3,000円を支払ってMNP予約番号を取得しました。
今回、政府が提案しているのは次の3点。
MNPに関する手数料の原則無料化(店頭での手続きは上限1,000円)
WEB申し込みの受付時間を「24時間」に変更
乗り換え希望者に対し、ポイント付与などの引き留め行為の禁止
有識者会議はおおむね了承、総務省は2020年9月に報告書案をまとめ、意見公募を経てガイドラインの改正を目指すとのこと。
ちなみに乗り換えで一番障害になっていた「2年縛り」は2019年に緩和。
「2年縛り」とは2年間の長期利用契約を結ぶことで月額利用料が安くする分、約更新期間以外での解約には9,500円の契約違約金が発生することを指します。
この契約違約金が2019年10月1日に総務省の方針で上限1,000円に激減しました。
※「2年縛り」が軽減される前に結ばれた通信契約を破棄する場合は旧違約金98,000円が適用される可能性があります。この場合は解約前に新しい契約に変更し、その翌月に解約することで違約金を軽減できます。
MNPに関する手数料の原則無料
大手キャリア3社は2021年4月1日よりMNP転出手数料は廃止(ソフトバンクは3月17日から)
※「携帯電話番号ポータビリティ」の手数料を廃止 | 2021年 | KDDI株式会社
WEB申し込みの受付時間を「24時間」に変更
大手キャリア3社は2021年4月1日より24時間対応に対応