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広島に土砂災害はマサ土が原因?

西日本豪雨の被害が拡大しています。本日10時の段階で死者91人、安保不明が77人となっています。

被害が最も多い広島県(死亡37人、安否不明77人)の山地は広島花こう岩と言われている岩石からできています。花こう岩は雨や風にさらされると『マサ土』という砂のような土に変化していきます。広島県内では広い範囲で地面の表面がこのマサ土で覆われている状態です

(広島に限らず)瀬戸内海式気候の区域に多い

マサ土というと”土”と思ってしまいますが、強いて言えば砂場の砂に似ています。

子どもたちが砂場にお城とかを作っても、水を流せばあっという間に崩れてしまいます。これと同じでマサ土の地盤は水を含むと非常にもろくなり、とても崩れやすいのです。

広島県でも特に人口が集中する広島市とその周辺エリアでは山を切り開いで住宅地を開発してきたため、”元山間部”という場所では土砂災害が多く発生し人的被害が発生しています。国土交通省中国地方整備局太田川河川事務所の公式サイトでは広島県で土砂災害が多い理由を説明しています:「広島県に「土砂災害」が多いのはなぜ?」。

埼玉県ではいくつかのエリアに分けて「土地分類調査報告書」(埼玉県公式サイト)を公開しています。埼玉県内の気象災害の約半数は雷雨、そのうち半分は雹(ヒョウ)の被害です。そのため気象災害は4月~9月、特に夏を中心に発生しています。

災害の頻度ではなく”被害の大きさ”では台風による風水害が全災害の約8割を占める(凍災害も重大な災害となっている)。

 

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