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ペットボトルとキャップ、リサイクルしやすい(効率が良い)

ペットボトルはリサイクル効率が良い

使用済みのペットボトルは粉砕・洗浄され、新たな製品の原料、「再生PETフレーク」や「再生PETペレット」となります。

次の製品の素材とするにも純度が大事。

ペットボトルは素材はほぼPET(ポリエチレンテレフタレート)なので、リサイクルしても純度の高いPET素材になります(=高く売れる)。

資源ごみの売却収入は地方自治体にとってメリットがあります。

  ・高く売れるので貴重な財源のひとつとなっている

  ・回収することで焼却ゴミが減るため、ゴミ処理にかかる費用が削減できる

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キャップの素材はPETではない

ペットボトルのキャップの素材はPETではありません。

キャップの素材は密封性を高くするために軟らかいPP樹脂またはPE樹脂を使用しています。

どちらを使用しても良いです。

さらにキャップの素材については、「PEまたはPPを主材とした比重1.0未満の材質を使用する」とあり、ペットボトルに比べて純度の高い素材の回収は難しくなっています。

それでもキャップが回収されるのは、素材がある程度限定されているプラスチックを効率的に回収できるからです。

学校や団体でキャップを集める理由

学校や団体がペットボトルのキャップを回収するのは、比較的高く売れるからです(ペットボトルの回収は保管場所が必要)。

学校や団体はペットボトルのキャップを回収・売却し、その売却金は活動支援団体を通じてポリオワクチンとなり支援国に届けられます。

「ポリオ(小児麻痺)」は感染性の高い病気で、5歳未満の子どもが感染しやすく、治療法がないのでワクチンによる予防が大事といわれています。

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ペットボトルにリングが残っていても大丈夫?

ペットボトルを開封したとき、キャップの一部(開封確認リング)がボトルに残ります。

この開封確認リングは残ったままでもリサイクル上問題はありません。

リサイクル工程のひとつに、「PET」と「その他プラスチック」を分ける工程があるからです。

ペットボトルのキャップの比重が1.0未満と決められているのは、このリサイクル工程でPETと効率よく分けるためです(PETは比重1.0より大きいので水に沈む、1.0未満のキャップやフィルムは水に浮く)。

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キャップ回収は「安全」に繋がる

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リサイクル工程でペットボトルとキャップを別にできるならば、一緒に回収してしまってもいいんじゃない?

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キャップを別に回収することでボトル内はほぼ空になり、軽量化されることで回収効率が上がります。

また回収した使用済みペットボトルはつぶして運ばれるため、キャップで密封されている場合は破裂して危険です。中身が入っている場合は破裂したことで液体が飛び散り、作業員を汚したり、焼却炉などの機器を破損させることがあります。

つまり、キャップを別にすることでゴミ回収~リサイクル工程が「安全」になります。

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