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五洲薬品、面白い入浴剤や深層水を使った化粧水

富山大学を卒業した私にとって、富山県というのは特別な地域です。だからなのか、<富山県の会社>と知ると応援したくなり、ついその商品を買ってしまいます。

その1つが、先日魚津で宿泊したホテルに備わっていた入浴剤のメーカー・五洲薬品です。五洲薬品はTONIO Web情報マガジンの特集<中小企業ルネッサンス>でも紹介されています。

中小企業ルネッサンスを読むと、「小さな工場でロケットの部品が作られる」日本の技術の底力を感じることができます。今回は五洲薬品についてまとめてみました。

※2018年11月29日に加筆・修正しました。

五洲薬品の研究開発

TONIOで紹介されていたのは海洋深層水由来の化粧水です。

五洲薬品は平成8年に富山湾で試験的に海洋深層水が汲み上げられて以来、県や市や公設試験研究機関とともに深層水の研究に取り組んできたそうです。

もちろん、最初の頃の研究は基礎的なもので深層水の成分や特性、安全性、安定性を解明することが中心でしたが、五洲薬品を始めとしていくつもの企業が商業利用を県や市に要望したことで平成12年から商業利用が解禁されました。

五洲薬品は「深層水原水が肌に及ぼす影響」について富山医科薬科皮膚科の先生と研究し、塩分が濃すぎるという問題を解決するために機械メーカーと協力して多段式電気透析装置を開発しました。

因みに、私は五洲薬品を入浴剤で知りました。

ホテルに備えられていたのは<にほんのおふろ>シリーズでしたが、五洲薬品の公式サイトを見ると埼玉のドラッグストアやスーパーで売っているのを見たことがある商品もあります。

そのあと商品スーパーで見かけたときには手に取って、パッケージに「五洲薬品」「富山県富山市」と印刷された文字に嬉しくなりました。

深層水商品を富山県も推奨

富山県は深層水の商品化を推奨し、商工企画課には深層水協議会の事務局が設置されました。

さらに、新世紀産業機構には深層水を活用した商品開発を支援する制度もあり(公募事業)、五洲薬品はこの制度を利用して深層水を使った化粧水の研究開発を進めました。

深層水には脂質の1つであるセラミドを増加させる働きがある(細胞培養実験によって確認済み)

化粧水開発で得た知見で入浴剤作り

深層水の実験から得られた知見をベースに、五洲薬品は深層水を活かした入浴剤を平成15年に開発し、肌の弱い女性たちの間の口コミで評判になりました。

参考:中小企業ルネッサンス 第5回五洲薬品株式会社(TONIO Web情報マガジン)

五洲薬品の商品は五洲薬品オンラインショップで購入可能です。年末年始と新しい家族の誕生(予定)で、これから我が家に来る客人が多そうなので購入してみました。

パッケージには浮世絵が描かれており、テーマが何とも笑いを誘います。またほとんどに温泉成分が配合されており、疲労回復や肩の凝り、産前産後の冷え症などに効果があるようです。

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