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大人は地頭が大事!本・人・旅で鍛える方法

自分の知らないことを本で知ること、経験した人と話すことは楽しいものです。旅が楽しいと思えるのは自分の知らないことがバンバン矢継ぎ早にやってくるからではないでしょうか。本・人・旅は人を成長させるものだと言われており、地頭がとても鍛えられます。

地頭は「じあたま」と読みます(「じとう」ではありません)。「地頭とは何か?」はとても説明しにくいことです。「地頭の良い人」に合うと「ああ!」と分かるのですが…強いて言うならば、普通の会話をしているのに楽しいという人はいませんか?”打てば響くような”会話のテンポでネタも豊富、「この人は物知りだな」「頭がいい人だな」と感じられる人です。このような人は「地頭が良い人」「地頭力が優れている人」です。

大人になると「人と比べて秀でていること」を証明する手立てがなくなります。なぜならば子どもの頃のように全員が一斉に同じテストを受けることで優劣が付けられないからです。評価方法も様々、評価する人も様々、人によって重視するポイントも様々なのです。

そんな中で得てしていつも「頭の良い人」と評価されるのは全てを考える基礎がしっかりできている地頭が良い人なのです。大人になって色々な体験をするにつれて、「〇〇が得意」というよりも頭の基礎である「地頭がしっかりしている(良い)」方が良いと感じつつあります。


ドラマ・マンガと人気の「逃げ恥」にも”地頭が良いひと”を評価するくだりがあります。今回は地頭力と地頭力を鍛える方法についてまとめてみました。

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地頭が良い人はコミュニケーション能力が高い

「地頭が良い」と言うように「地頭」という言葉が注目されていますが、実際に「地頭とは何か?」と聞かれて困るように地頭という言葉の定義はとても難しいです。一般的には「答えのない問題を解いていく力」「知的好奇心の有効活用」と表現されることが多いようですが、私としては何ごとに対しても”打たれれば響くように返せる”ではないかと思います。

地頭が良い人は「察する力」が優れている

地頭が良い人は様々な角度から物事を考えられるようです。”モノの見方”は様々ありますが、地頭力がある人は次の4つの考え方でモノを見れるようです。

地頭力の良い人の4つの考え方
● 結論から考えて仮説を導き出す
● 全体を見渡して考える
● 物事を単純に考える
● 常識を疑って考えてみる

地頭力がある人は”物事の核心を的確に掴み、客観的に状況を分析し、核心をぶらさずに問題の解決に向けてどうしていくべきかを常識にとらわれず考えられる”ということです。状況に応じて臨機応変に対応していく能力の優れている人は地頭力がある人です。地頭力のある人は「頭の回転が良い人」「察しが良い人」とも言えます。

昔は「IQ(知能指数)が高ければ高いほど良い」とされていましたが、今ではIQにも2種類ありこの2つのバランスを重要視しているようです。地頭力がある人はこの2つのIQがバランスよく取れている人です。

IQの種類
言語性IQ … 言葉になっている(明確になっている)問題を解く力
非言語性IQ … 言葉ではなく相手の仕草などから真意を探り解決する力

言語性IQだけが突出している人を「あの人勉強はできるのにね…(残念)」と世間が評価するように、どちらか一方だけが優れていてもあまり好ましく思われないのが現代です。多少数値が低くても言語性IQと非言語性IQのバランスが取れている方が大事という研究者もいるようです。

地頭の良さをチェックする採用試験が増加!?

「それって仕事に関係ある?」という質問を採用試験でされたというケースが増えています。以前某一流企業の会長が中途の採用試験で突然「今のウクライナ情勢についてどう思う?」と聞いたそうです。このとき重要視したのは回答の内容ではなく、”想定外の質問をされたとき瞬時に論理を組み立て、相手に分かりやすい様な回答ができるかどうか”だったようです。

このように正解ではなく予想もしていなかった問題を投げかけられたときの対処法を見る試験があるのです。「そんなのにどう対処したらいいの!?」と嘆く大学生や若手の声が聴こえてきそうですが、その対処法の1つとして挙げられるのが地頭を鍛えることです。「今から間に合わない!」と嘆く前にまずは鍛えてみましょう。今は役に立たなくても将来への投資になります。

地頭を鍛える3つの方法

地頭を鍛えるのは本・人・旅です。とにかく経験を積んでいくことが地頭を鍛える方法となります。

地頭を鍛える4つの方法
● とにかく本を読む
● とにかく人と話す(コミュニケーションをする)
● とにかく考える

とにかく本を読む
本を読むことは今すぐにもでできる地頭トレーニングです。本は他人の考えが詰まったものなので、他人の考えをじっくりと分析でき、良い思考に触れると触発されて自分の思考にも幅を持つことができます。どんな本を読んでいいか解らないという普段本を読まない人は本屋さんに行って平積みになっている話題の本を1冊手に取ってみたら良いのではないでしょうか。

本を読むときはただ読むのではなく考えながら読みましょう。特に誰を傷つけるわけではないので、「自分だったら〇〇のように考える」と言ったように相手の思考のペースにのらないで自分の考えを踏まえてみましょう(”地頭力の良い人の4つの考え方”を意識してみて下さい)。

とにかく人と話す(コミュニケーションをする)
会話をするということは言語IQと非言語IQをフル活用します。言葉にされてふられた問題に対しては瞬時にプラスαの回答を返し、同時に仕草などから相手の真意を見ぬいて導き出した回答を口にする前に補正・修正・撤回しなくてはいけません。

話す(コミュニケーションをする)人としては家族・友人よりも初対面の人の方が良いです。前情報がないためその場で情報を探り会話をしなくてはいけないのです。自己紹介ではまず制限時間を決めて、自分が何をしているのか、どんな人間なのかをどのように伝えればよいか考えましょう。このように自己紹介でも十分地頭は鍛えられます。

とにかく考える
周りを見渡してみて下さい。世の中には考えることに溢れており、議題には事欠きません。何でもいいので考えてみましょう。地頭力は考えなければ始まらない・育たない能力なのです。

考えるときは結論から考えること、全体を見通して客観的に考えること、核心を突いて単純かつ的確に物事を認識すること、常識にとらわれないことの4つのポイントを押さえるようにしましょう。

地頭力を鍛えられると全てがレベルアップ!

地頭は物を考える基本となり、物を考えることは仕事や家事を工夫し効率アップしていくことにつながります。仕事においては理解が早くなり、自分で考えて行動することができるようになります。

これはどんな仕事にも通じることであり、一定の地頭があるとどんな仕事でもある程度のレベルまで到達することができます。会話していて楽しい人になり友人も増えるでしょう。地頭を鍛えることは人としてレベルアップすることができることになるのです。

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