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大宮の鉄道スポット、140円で新幹線を2時間見放題

こんな理由で「SUUMO住みたい街ランキング2020関東版」の4位にランクインした大宮。街往く人のアンケートでは「住みやすい」と応える人が9割近いなど埼玉県内でも人気のエリアです。

そんな大宮は「鉄道の街」と言われています。

日本鉄道の大宮駅が開業したのは1885年。以外にも上野‐熊谷間が開業したときに大宮駅はありませんでした。大宮は中山道の宿場町でしたが明治維新後に衰退したため243戸しかなく存在が無視されました。そして熊谷から延伸し、深谷駅と本庄駅ができても大宮駅はできませんでした。

やばいと思ったのが白井助七。助七は地元の有力者に呼びかけて停車場用地の無償提供を申し出て、そのとき高崎線と東北本線の分岐点に悩んでいた日本鉄道はその分岐点とするため大宮駅を開設しました(足利地方の有力者が推す熊谷駅との分岐点争いだった)。

このとき歴史が変わりました。

大宮駅が開設されると、それまで生糸産業の中心地だった群馬県に対して開港地(横浜)に近い点が注目を集め、次々と製糸工場が大宮駅周辺に移転し、わずか30年ほどで大宮駅一帯は糸の街となりました。

大宮では製茶業も盛んで、戦前期まで大宮では茶が盛んに栽培されました。製茶は製糸と並ぶ明治の日本を支えた2大産業。茶も大宮から横浜に鉄道で大量に運ばれました。

大宮は2大産業で活性化し人口も増加しましたが、『東京』という大都市の発展を前に都市構造が大きく変化。東京近郊にくくられた大宮は駅周辺も宅地化が進み、1932年に京浜東北線の運転が始まると多くの人が東京へ通勤・通学するようになりました。

2大産業のどちらもあって、交通アクセスのよさから東京近郊の衛星都市としても順調に発展した大宮。大宮駅発着の列車本数も増加しました。

1955年1967年
大宮駅の乗車人員1362.7万人3732.3万人
大宮駅の降車人員1362.4万人4036.4万人

しかし列車の運行本数の急激な増加により

線路で分断されていた東西をつなげていた踏切が”開かずの踏切”となる。開かずの踏切は街の経済成長にブレーキをかけました(1959年に跨線橋が完成して問題は解消)。

通勤・通学で東京に行く機会の増えた市民が買い物も東京でするように。結果として大宮の消費活動が低迷しました(=大宮の衰退につながる事態)。

低迷しかけた大宮を救ったのが東北新幹線・大宮新幹線の開業。

いまでこそ東京駅発着の新幹線たちですが、開業当時は沿線自治体の反対などで工事が遅れたため大宮駅発着で開業。これにより大宮駅の存在感が高まりました。

助七らの土地の提供で街を再興させた歴史を思うと、土地の提供を渋るのは失策かもしれません(助七の提供した駅北部の土地は国鉄大宮工場となり、現在は検査・修繕中の車両を見られる車両センターとして人気がある)。

その後新幹線は東京まで延伸しましたが、通勤の足として埼京線と埼玉新都市交通が開業して大宮の存在を盤石にしました。その結果として大宮の都市化は進展、大宮駅前にはオフィスビルが増加しました。

工業都市から商業都市への転換。時代の変化も重なり大宮駅周辺にあった製糸工場は次々と閉鎖しましたが、2004年に誕生した大型複合商業施設『大宮コクーンシティ』の”コクーン(cocoon)”とは英語で”繭”のことであり、大宮の基盤となった生糸産業の歴史が残されています。

大宮駅にはいま東北新幹線、北陸新幹線、上越新幹線全ての新幹線が停車します(2015年のダイヤ改正による)。大宮駅の新幹線ホームでは鉄道ファンの姿も多く見られます。

新幹線に乗らなくてもホームで新幹線を見ることができる

『入場券』を使うと新幹線に乗らなくてもホームで間近に新幹線を見ることができます。

入場券は中学生以上150円(東京の電車特定区間内は140円)、小学生が70円、未就学児は無料です。新幹線ホームの場合は2時間という時間制限がありますが、超過分を申請すれば問題なく丸一日新幹線ホームに居ることを赦されます。

先日、その入場券を使って新幹線見学をしてきました。

在来線を使って大宮駅まで行き、新幹線搭乗口で大宮駅までの運賃を清算して入場券を購入しました。未就学児の娘たちは無料なので、私たち親の分だけで300円です。

「黄色い線の内側にいること」がきちんと守れれば、上り下り合わせて時間をあけずに色々な新幹線が到着するので全く苦になりません。JRで働く人は子どもに優しいのか、ホームで見送る娘たちに手を振ってくれる方が多く、娘たちの喜びも一層です。

2時間フルに満喫して150円…コスパ良過ぎです。

大宮駅は改札口~ホームまでの間にお土産物や飲食店がたくさん並んでいるので、駅から一切でなくても満足できます。久しぶりに仙台の味「牛タン」を堪能しました。

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