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最強の電子マネーSuicaがポイント争奪戦に参戦

日本は「ポイントサービス大国」と言われ、その市場規模は2兆円超え間近です。ポイント発行額をベースとして2018年度のポイントサービス市場規模は1兆8,930億円と推計されました。

2019年10月1日から発行枚数最大の交通系電子マネーSuicaがポイントサービス市場に本格参戦します。他のキャッシュレス決済に比べるとやや遅い出足で、ポイント還元方法などに鈍さを感じますが、『普段使いするもの』の1つである電車賃をポイント対象としたことで巻き返しを図っている感じです。

実際に私も登録して損はないのでJRE POINT WEBサイトに会員登録し、電車賃でもJREポイントが貯まるように設定しました(IDやPWがまた増えました)。1つのIDで20枚のSuicaを登録できるので、私と旦那が所持しているSuicaを登録することにしました。

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JREポイントWEBサイトに会員登録

JR東日本には共通ポイント『JREポイント』があり、登録したSuicaで払った乗車料金でもポイントが付与されるようになりました。

交通系電子マネーの中でも最大の発行枚数を誇るのがSuicaです。2019年8月の時点で7,616万枚が発行、続くPASMO(関東エリアの鉄道・バス27社で利用)が発行枚数3,844万枚です。日本の人口は約1.2億人、単純に計算すれば日本人の約60%がSuicaを所持、『Suica所持者+PASMO所持者=日本の人口の約90%』です。

また、今回のポイント還元(JREポイント)を受けてPASMOユーザーがSuicaに移行しつつあります。「PASMOとSuicaは使用できる場所の多くが重なっているから(Suicaに)変更しても特に不便がない」というのが移行した新Suicaユーザーの声です。

SuicaまたはJREポイントカードで会員登録可能

JREポイントWEBサイトに会員登録するにはSuicaまたはJREポイントカードの番号が必要です(カードの場合は裏面に記載)。

『JREポイントカード』は入会金・年会費無料のポイントカードです。JR東日本圏内の駅ビル内にある「JRE POINTカードの提示でポイントが貯まるJRE POINT」というチラシやステッカーのある加盟店舗で作ることができます(即日発行)。

また、「JREカード」はJR東日本が発行しているクレジットカード(ビューカード)の1つです。JREカードでもJREポイントWEBサイトに会員登録できますが、JREポイントカードとは違い年会費が発生します(年会費初年度無料)。

乗車賃でポイントを貯めるならSuicaの登録が必須

2019年10月1日から乗車賃の0.5%分のJREポイントが貯まるようになりましたが、「登録済みのSuicaの残高で乗車賃を支払った場合に限り」です(ビューカードは所持していないので詳細不明)。

JREポイントカードを利用して会員登録をしたら、次はSuicaの番号を登録する必要があります。1つのIDに対してSuicaは20枚まで登録することができます(モバイルSuicaの場合は1つのみ登録可能)。

【登録可能なSuica】

・My Suica(記名式)
・Suica定期券
・Suica付学生証/社員証
・ゆうちょICキャッシュカードSuica
・モバイルSuica(EASYモバイルSuica、iOSでのモバイルSuicaを含む)
・Suica付きビューカード
・「Suica」と「ii」マークのあるクレジットカード

無記名式Suicaを記名式Suicaに変更する方法

現在所持しているSuicaが無記名式の場合、みどりの窓口などで記名式に変更することができます。記名式のMy Suicaでも無記名式同様にデポジット(預り金:500円)以外はかかりません。

JREポイント以外にも、My Suica(記名式)に変更するメリットがあります。

My Suica(記名式)の場合、万一紛失しても再発行ができます(再発行申請されたカードの発行は申請翌日以降)。SuicaまたはPASMOエリア内の主な駅の窓口に紛失した旨を申告すると、紛失したカードが利用停止手続きが始まり、手続き完了した時点での入金(チャージ)残高を保証してくれます。

JREポイントが貯まる場所は?

JREポイントWEBサイトに登録すると、駅ビル内の店舗利用、登録したSuicaやビューカードの利用して貯まったポイントをまとめて確認・利用できます。

登録したSuicaでJR東日本の在来線に乗車

JR東日本の在来線を、JRE POINT WEBサイトに登録したSuicaで乗車した場合に、1回の利用額(IC運賃)に応じてポイントが貯まります。ポイントは利用日の翌月下旬以降に付与される予定になっています。

また、Suicaグリーン券を購入するとグリーン料金もポイントが貯まります(車内で現金精算した場合はポイント付与されません)。

カードタイプのSuicaの場合は200円ごとに1ポイント(200円未満の場合でも1ポイント付与)、モバイルSuicaの場合は50円ごとに1ポイント(50円未満の場合でも1ポイント付与)貯まります。

2種類ある”JREポイントが貯まる店舗”で買い物

「Suica登録して貯まる」というチラシやステッカーが貼られた店舗で登録したSuicaを使って買い物をした場合、100円または200円につき1ポイント付与されます。ポイントは買い物をした日の翌日に貯まります。

「カードの提示で貯まる・使える」というチラシやステッカーが貼られた店舗で買い物をしたとき、登録したJREポイントカードを提示すると100円につき1ポイント付与されます(軽減税率適用の有無にかかわらず、支払金から8%分を差し引いて税抜金額相当)。ポイントは即時付与され、支払う前の提示が原則でポイントの後付けはできません。

普段の買い物や切符の購入にビューカードを使用

普段の買い物、食事、公共料金の支払いにビューカードを利用すると税抜金額1,000円につき5ポイント貯まります。また、Suicaへのチャージ、定期券や切符の購入にビューカードを利用した場合は税抜価格1,000円につき15ポイント貯まります。

ポイントは請求額確定時(ビューカードを利用した翌月中旬頃)に付与されます。

貯まったJREポイントを使う方法は?

駅ビルで会計時に1ポイント=1円で使用

JRE POINTカードを提示すると、会計時に1ポイントから1ポイント単位で使用できます(1ポイント=1円)。

JREポイント加盟店マップおよび一覧|JRE POINT WEBサイト

チャージ申込をして登録したSuicaにチャージ

JREポイントWEBサイトで貯まったポイントのチャージ申込みを行い、登録したSuicaにチャージして使用します。1ポイント1円、通常ポイントのみ使用できます(期間限定ポイントは使用できない)。

申込は、JREポイントWEBサイトの[会員ページを見る]から会員トップへ移動し、 [Suicaチャージ申込み]を選択。登録済みのSuica一覧が表示されるのでチャージしたいSuicaを選択し、交換するポイント数を入力・受取り方法を選択して がチャージ申込をします。

チャージ申込方法|JRE POINT WEBサイト

カードタイプのSuicaの場合、申し込んだポイントは券売機で受け取れます。チャージ可能期間は申込日の翌日以降~7日以内です(毎日0時~7時の間はチャージできません)。

モバイルSuicaの場合、チャージは専用アプリからできます。チャージ可能期間は申込日当日~8日以内です(毎日2時~4時の間はチャージできません)。

(JRE POINT用)Suicaグリーン券に交換

(JRE POINT用)Suicaグリーン券は、JR東日本管内のグリーン車Suicaシステム搭載の普通列車グリーン車の自由席を1回に限り利用できます。(JRE POINT用)Suicaグリーン券は1回10枚まで交換の申込みができます。

交換を申し込んだら券売機または専用アプリで受け取ります(登録したSuicaにグリーン券情報を書き込む形)。 交換期間は申込翌日~30日以内で、受取日のみ有効のグリーン券になります。期限内に受取らなかった場合は自動キャンセルとなり交換に利用した分のポイントは戻ります。

(JRE POINT用)Suicaグリーン券に交換する|JRE POINT WEBサイト

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