群馬県と埼玉県の県境を流れる利根川には渡し船があります。写真は埼玉県熊谷市にある『赤岩渡船』です。
人はもちろん自転車も一緒に乗せてくれます。「東京ディズニーランドまで自転車でいける」というサイクリングロード沿い、ちょうど自転車にのったおじさんに出会えました。
※東京ディズニーランドまで行けるサイクリングロード「利根川・江戸川サイクリングロードマップ」は各県の県庁で無料でもらえます(郵送可能)。
県道なので誰でも通行料は無料です。
渡船場は埼玉県側が上流、群馬県側が下流にあります。増水や悪天候などで群馬県側の渡船場に赤い旗が立っていたらその日は運休です。
埼玉県側から渡りたいときは待合所(渡船場より100メートルほど堤防側)にある黄色い旗をあげます。対岸の群馬県側から船が出発したら黄色い旗はおろします。
すぐ船は到着するわけではありませんが、「あの船かな?」「あの船かもしれない」「やっぱりあれだった」となる頃には結構近くにいるので、初めて利用する場合は旗を下ろしたら急いで移動することになるかもしれません。
小さい子ども連れなので私は渡りませんでしたが、自転車のおじさんは船頭さんに言われてライフジャケットを着用して船に乗って対岸に行きました。
赤岩渡船は上杉謙信の文献にも登場しています。赤岩は水深があり立地も良かったので江戸時代には河川交通の要所のひとつとなり、江戸からの大型船の終点として繁栄したようです。
いまはその影もなく賑やかさはありませんが、今でも約2万人(年間)の利用者がいます。空が広く河川敷も運動公園として使用され気持ちいいほど広々していました。
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