― ごわごわタオルよりもふわふわタオルの方が好き ―
多くの人はそうだと思いますが、ふわふわにするために私はガス乾燥機を使用していました。
しかし、タオルのみとはいえ毎回乾燥機を使うのも勿体ない!そこで、普通に外で干して乾かすことに夫婦で決めました(乾燥機の使用は3回に1回程度)。
できるだけ自然乾燥でもふわっとさせたい!
そう思ってインターネットでタオルをふわっとさせる方法を検索しました。その結果となりますが、ごわごわタオルの原因と改善方法をまとめてみました。
【追伸】
今治タオルは高くてもやっぱり品質がよく、織り方が良いのか外干しでもパイルが立ちやすく比較的ふわっとしやすいです。写真はどちらも同じ期間使用している同じ種類の今治タオルです(左が自然乾燥、右がガス乾燥機)。
一方でカインズなどで売っている安いふわふわタオルは外干しだとごわごわしやすく、劣化も早いです。ガス乾燥機でも乾燥に時間がかかります(毛足が長いため分厚く保水性が高い)。
写真はどちらも同じ期間使用している同じ種類のカインズタオルです(左が自然乾燥、右がガス乾燥機)
自然乾燥でタオルがごわごわになる原因
タオルの表面には“パイル”と呼ばれる繊維が無数にあります。このパイルが立っているとふわふわタオルに、寝てしまっているとごわごわタオルになります。
ごわごわタオルの原因のことが考えられます。
- 洗剤が残っていた
- 直ぐに干さなかった
- シワがあった
- 紫外線でタオルが傷んだ
- 長時間干し過ぎた(乾燥させ過ぎ)
洗剤が残っていると?
洗剤が残っているとパイルが立ち上がれず、ごわごわタオルになります。イメージとしては洗髪のときのコンディショナーが残ったままの髪の毛でペタッとした状態です。
直ぐに干さないと?シワがあると?
洗濯終了後にすぐに干さず、洗濯機内に放置するとごわごわタオルになります。
洗濯機は洗濯槽を壁面に遠心力で押し付けながら脱水し、そのまま放置するとパイルが寝たままになるからです。髪の毛が濡れたまま寝ちゃったときの、あの直りにくい寝癖のようなものです。
さらにすぐ干さないとタオルのシワがとれません。
シワが原因でごわごわするケースもあります。タオルを洗濯したらすぐに干すこと、そして四隅をきちんと伸ばしてタオルの形を整えて干すことが大切です。
タオルに紫外線があたると?
繊維は人間の肌と似ていて紫外線に当たると傷つき、必要な水分も失ってしまいます(肌で言うと“かさつき”)。また、短時間で一気に乾くとシワがよってしまいます。
つまり、タオルの理想的な干し方は“風通しのよいところで陰干し”です。
しかし、陰干しで乾燥まで時間がかかり過ぎると雑菌が繁殖して臭くなります(乾いているときは臭わなくても、使って湿ると臭うパターン( ノД`))。
長時間干していると?
長時間干していると乾燥し過ぎでごわごわタオルになります。
しかし、干し過ぎでのゴワゴワを防ぐために湿り気が残った状態で取り込むと雑菌が繁殖して臭くなります。
干す時間や乾燥具合を見極めるのは難しく、実際のところごわごわタオルよりも臭いタオルにストレスを感じる人の方が圧倒的に多いので干しすぎは仕方ないことだと割り切る必要もあると私は思っています。
ごわごわを防ぐための改善方法
ふわふわタオルで大切なポイントはパイル(タオル表面の輪になっている繊維)です。このパイルをいかに傷つけず立ち上がらせることが大切です。
代表的な洗濯方法は次の7つです。
- 1枚ずつ畳んで洗濯ネットにいれる
- 洗剤を適正量以下にする
- 水の量を多めにする
- 柔軟剤を使わない
- すぐ干す
- 干す前に10回くらい振りほぐす
- 形を整えて干す
私は一番上を除く全てを実行しています。
他の洗濯物との衝突を避けるためにタオルをいちいち畳んで洗濯ネットにいれるのはすっっごく手間です。家族4人、2日分溜めれば8枚の洗濯ネットが必要…この方法は却下しました( ´;゚;∀;゚;)
洗剤を適正量以下にする
私は洗剤残りを防ぐために、タオルを洗うときの洗剤量は適正量より1段階少なくしています(我が家はタオルのみで洗っています)。
お風呂上がりや洗顔後など基本的にタオルは水気を拭うためのものなので、あまり汚れてないから洗剤が仮に足りなくてもあまり気にはしない派です。
水の量を多めにする
私は水は多めに設定しています。
我が家の洗濯機は標準コースにすると洗濯物の量が自動的に計測されて水量が決まりますが、タオルの時は決まった水量のもう1段階上に設定して5~9Lの水を追加しています。
たっぷりの水で洗うことでパイルが立ち上がりやすくなります。
柔軟剤を使わない
タオルの洗濯のときこそ私は柔軟剤を使うと良いと思っていましたが、タオルのようなパイル地に柔軟剤はあまり効果がないようです。
なぜなら柔軟剤は繊維の表面に皮膜を作り、摩擦抵抗を減らすことで肌触りを柔らかく感じさせます。柔軟剤が繊維を柔らかくすることはできません。
逆に柔軟剤を使うとパイルが抜けやすくなります。パイル地の場合は固さが気になるときに使う、目安としては10回に1回入れれば十分なようです。
柔軟剤の代わりにクエン酸を入れると洗剤が中和できふわふわタオルになるようです(未実施)。水量約40Lに対し、クエン酸小さじ1くらいで十分のようです。
干す前に10回くらい振りほぐす
上下にバッサバッサと音が鳴るほど強く振ってパイルをほぐし、形作り整えてから干すと良いです。
ちょっと面倒な一手間ですが、これをやるとやらないとでは大きな差が出ます。
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