一年ほど前に設置したエアコンの室外機がかなり傾いていました。
足場の土が沈んだり、流れてしまったことが原因です。
家を建てた後、建物の周りの土はかなり柔らかい状態。築後2年くらいは建物から1~2メートルの地面は沈みやすいそうです。
外構(庭造り、エクステリア)を専門業者に任せた場合は土を固くする行程込みなので傾き・歪み・空洞化などの心配はありませんが、DIYでやる場合は注意が必要になります。
コンクリートで土台を作成
室外機が傾かないように、カインズのインスタントコンクリートで土台を作りました。
ダクトがついているので大きな移動が無理なため、室外機を90度回して作業スペースを確保。最低限の大きさの土台を作りました(水平器を使ってできるだけ水平を確保)。
SPF材で室外機カバーを作成
せっかくなのでSPF材を使って室外機カバーを作成。
外でバーベキューをしたり、洗車道具を置いたり、外にいるとき「ちょっと物を置きたい」というニーズに応えるために天板長めで作りました。安価なSPF材は歪みがあるのでテーブルタイプのものは安定感がありませんが十分な出来でした。
室外機の雪対策
室外機カバーは「雪よけ」も兼ねています(大雪の地域ではないので、室外機の上に雪が積もるのを防ぐ程度※)。2017-2018シーズンの雪で室外機がふさがってエアコンが使えない家が多かったという話を聞きました。
※室外機の上に積もった雪も、落下して吹き出し口や吸い込み口をふさいでしまう可能性があるため
雪対策が必要な理由
エアコンは屋外の「熱」を部屋の中に移動させることで暖かい空気を出します(暖房運転)。
イメージがわきにくいですが、冬の冷たい空気の中にも「熱」はあって、この熱を取り込むことで部屋を暖めています。
室外機は屋外の空気を吸い込み、冷たい空気を吹き出す役割があります。そのため、吸い込み口がふさがっていると、空気を効率的に吸い込む・吹き出すことができません(=暖房効率が悪い、エアコンの電気代が高くなる)。
また、吹き出した冷たい空気をまた室外機が吸ってしまう「ショートサーキット」現象が起きると、「熱」が上手に取り込めずにエアコンの電気代が高くなってしまいます。場合によっては暖房運転が停止してしまうことがあります。
雪対策込みの室外機のデザイン
室外機の周辺、室外機から30センチ四方は雪が積もらないように天板は室外機の大きさから左右前後+30センチが良いそうです。
雪がある程度積もる地域は、室外機周辺を囲っておいたほうが安心です。
大雪時の対応
室外機の周りに雪が積もったら、エアコン専用のブレーカーをオフにしてから室外機周辺の雪を取り除きます。雪を取り除いたら、ブレーカーをオンにし、リモコンで再度運転を開始します。