おこづかい制を始めた5歳の長女のために豚型の貯金箱を100円ショップ(セリア)で購入しました。
「貯金」や「貯金箱」というものの説明はアニメのおかげで省けました。現在長女がドはまりしている知育アニメ「ドックはおもちゃドクター」(DlifeまたはDisneyJuniorで放送中)に主人公・ドックがお金を預ける豚型貯金箱・ニッケル(ニッキー)が登場しているからです。
この影響で長女の貯金箱の形はブタ一択。最近貯金箱の取扱数は少ないですが、それでも豚型はきっとあるだろうと思っていました。なぜなら貯金箱=豚型は日本の常識だから。
というか、アメリカで作られているアニメの中で登場する貯金箱の豚型というのが驚きです。豚型貯金箱はどうやら世界共通、ならば何故豚型なのかを調べました。
スポンサードリンク豚型の貯金箱は14世紀から存在している
豚型の貯金箱の起源は13~14世紀までさかのぼれます(一般に拡がったのは19世紀)。世界で最初に作られたらしいブタの貯金箱(の複製)は尼崎にある世界の貯金博物館に展示されています。
世界で一番最初に豚型貯金箱を作った国はイギリス、ドイツ、ジャワの3つが候補にあがってます。どれが正しいかは現在不明です。世界初が多い中国ですが、豚型貯金箱の始まりは清の時代(17世紀~)です。
貯金箱が豚の形をしている3つの有力説
貯金箱の形が豚型な理由についてはたくさん説がありますが、有力な説は3つあります。
1つ目は豚は繁栄を連想させる動物で、「繁栄=増える」から財産の守りとして良いイメージがあるという説です。「豚=繁栄」なのは、豚は1回の出産で10匹ほどの子豚を産むからです。そのため中国やヨーロッパでは縁起物として親しまれています。
2つ目は豚は無駄がないからです。肉・内臓・皮はもちろん、豚は血や骨まで有効に利用されます(代表的な料理はソーセージ)。豚は無駄遣いとは正反対ということで、貯めるイメージとつながりやすかったという説です。
3つ目は”勘違い”です。昔ヨーロッパにはピッグ(Pygg)と呼ばれる土で作られた良質な粘土がありました。あるイギリスの職人がその土で貯金箱を作る様に依頼されたところ、職人は豚(ピッグ:Pig)と勘違いして豚の貯金箱を作ってしまったが意外にも好評で人気が広まったという説です。
貯金箱は英語で「子豚」を意味する
貯金箱は英語で「piggy bank」と言います。豚型でなくても貯金箱は全てpiggy(子豚)です。豚型がスタンダードということなんでしょうか。
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