HondaのN-BOXには信号待ちなど運転中に完全に停止したときにアイドリングを停める機能(アイドリングストップシステム)がついています。
アイドリングストップシステムは燃費向上や騒音低減のためのシステムです。
N-BOXでは停車時にブレーキペダルを一定以上の強さで踏み込むとエンジンが停止し、ペダルを離すとエンジンが自動的に再始動します(アイドリングストップ中は表示灯が灯火)。
バッテリーの電圧が低下するとアイドリングストップしなくなる
車検等のときにバッテリーの電圧を測定し、「正常」「要注意」「危険」の3段階では要注意の後半に入るとバッテリー上がりのリスクが高まります。
以前は要注意範囲の半分を過ぎて危険に近づいたらバッテリーを交換する程度でしたが、現代の車はたくさんの電装品を装備しているため電圧の値が正常の範囲でも期待した機能が働かないことがあります。
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安全運転に関わる機能ではなく快適やエコなどプラスの価値に関する部分が該当
アイドリングストップシステムはこの1つ、電圧が「正常」でも機能しなくなることがあります(注意:バッテリーは外気温からも影響を受けるので冬場は特にアイドリングストップしにくくなる)。
バッテリー交換する前に!本当にバッテリーが原因かセルフチェック
N-BOXの取扱説明書に記載されているアイドリングストップシステムが作動しない原因には、自分で確認できること(グループA)と自分では確認できないこと(グループB)があります。
A:自分で分かるアイドリングストップしない原因
- ドライバーがシートベルトをしていない
- エンジン始動後に速度5キロ未満で停車した
- 急な坂で停車した
- シフトポジションがD以外
- ボンネットが開いている
- ECONモードがオフ(表示灯が消灯)
- 外気温が-20℃以下でエアコン使用
- 外気温が40℃以上でエアコン使用
- エアコンの設定温度がHi又はLoで使用
- フロントヒーターがオン
B:自分で確認できないアイドリングストップしない原因
- エンジン冷却水の水温が低い又は高い
- トランスミッションオイルの湯温が低い又は高い
- バッテリーの充電量が少ない
- バッテリーの内部温度が5℃以下
- エアコンの風量が多い
現代の車両ではバッテリーの寿命は2~3年(車検時交換が目安)
電装品の多い現代の車両ではバッテリーの寿命は2~3年が一般的です。
車検のときに交換を薦められることが多いのもこのためです。ちょこっと街乗りが基本という場合はバッテリーがそれより早く寿命を迎えやすいです。
車検のときにすすめられますが実際には「バッテリーで車検が通らなかった」という例は少ないです(きちんとバッテリーが車体に固定されていない場合を除く)。しかしバッテリーが上がった状態になるとエンジンがかからず走行できないので、外出先で大変困るなどトラブルの原因になるため普段からバッテリーには注意をしておくべきです。
【バッテリーが弱くなっているサイン】
- エンジンが始動できない
- ヘッドライトが暗くなってくる
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