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36週目、GBS検査で赤ちゃんの産道感染を防ぐ

 36週目の妊婦検診でGBS検査をしました(結果は陰性)。

GBS検査をする理由

 GBSとは「B群溶血性レンサ球菌」という細菌で、GBS検査ではこの細菌に感染しているかどうかをチェックします。

 GBSはヒトの体に普通にいる常在菌で、弱毒性で抗生物質もよく効きます。

 しかし赤ちゃんは抵抗力が弱く、お母さんのお腹の中から出てくるときにGBSに産道感染すると、稀にですが重大な病気を引き起こしてしまうことがあります。だから妊婦検診にGBS検査があります。

 GBS検査で陽性の出る妊婦さんは全体の2~3割で、そのうち新生児が産道感染して新生児GBS感染症が発症するのは約1%です(新生児GBS感染症では、肺炎・敗血症・髄膜炎などを起こす)。

GBS検査のタイミング

 GBS検査は妊娠後期、27~33週頃の実施が推奨されています。

 妊娠初期~中期にGBS検査をしても、出産(予定)日まで期間のあるこの時期の検査は無意味です。結局は妊娠後期にもう一度検査をし直すことになります。

GBS検査の方法

 検査器具(綿棒など)で膣の入口付近と肛門周辺をこすって検体を採取します。

GBS検査が陽性の場合

 GBS検査で陽性が出た場合、出産時に産道感染予防をします。産道感染を危惧して帝王切開で出産することはありません。

 具体的な予防例としては、陣痛が始まった段階で、母体にアンピシリンなどの抗生物質を点滴することになります。陣痛開始前に破水した場合、自然分娩の途中で帝王切開に切り替えた場合も感染予防の治療を行うそうです。

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