サイトアイコン 「  」

パサついてうねる髪、老化は30代半ばから

 髪の毛は見た目年齢が決まる要因で、加齢が原因で髪質は悪化します(正確には変化ですが、大体のケースが悪化)。

35歳前後に髪質が変わる

 パサついたり、うねったり、悪化が分かるのは大体35歳前後だといわれています。悪化の原因は加齢、理由は頭皮の血行が悪くなるからです。

髪の劣化の徴候

  • 髪の毛が水分を失いパサパサになった
  • 抜け毛や切れ毛が増えた
  • 頭頂部の髪がペタッとした
  • うねりやクセが強くなった

加齢による頭皮の血行不良

 頭皮の血行が悪くなると健康な毛根を維持できなくなり、髪に栄養が行きにくくなって髪が細くなり水分が保持されにくくなります。

 髪に栄養が行かなくなって細くなると切れたり抜けやすくなります。

 また、頭皮の血行が悪くなると毛穴がたるんで髪の毛の延びる方向がバラバラになります。髪の毛の並びが歪むと髪の毛がうねって生えてしまいます。

加齢による髪の水分量の減少

 髪の水分量は加齢とともに減少し、髪の毛の外側にあって毛を包むキューティクルがはがれやすくなってしまいます。キューティクルがはがれると水分を一層失いやすくなり、髪の表面が乱れてまとまりのないパサパサ髪になってしまいます。

 キューティクルを実際に顕微鏡で拡大してみると、角質化したタンパク質がうろこ状に重なっています。

 髪の水分が失われるとハリやコシがなくなって、頭頂部がペタッとしてしまいます。頭頂部がペタッとした髪形は貧相で老けた印象になってしまいます。

髪の老化対策:ブラッシング

血行改善

 ブラッシングすることで頭皮は適度に刺激され、血行が促されます。刺激によって血行が促進され、髪に栄養が行き届くと太くて健康的な髪になります。

汚れを取り除く

 ブラッシングによって髪に付いた汚れ・ホコリ・古くなった角質を取り除けます。古くなった角質は、酸化した皮脂と併せて、頭皮が臭ったり、頭頂部がペタッとしてしまう原因になります。

 シャンプー前にブラッシングをすると表面の汚れを取って、頭皮の内側を洗えてシャンプーの効果がさらに高まります。

保湿

 頭皮の皮脂は髪を保湿する効果があり、ブラッシングをして皮脂を髪の毛全体につけると、髪の毛は保湿されて艶やかになります。

正しいブラッシングの方法

 いきなり根元からとかすと髪の毛にダメージを与えたり、切ってしまったりします。ブラッシングするときは、まず毛先のからまりを取ります。

 次に髪の根元から襟足に向かってブラッシングします。ブラシの先端を頭皮に触れるようにして、優しく頭全体をなでるようにブラッシングします。

頭皮や髪への負担が少ないブラシを選ぶ

 ブラシ選びも大切で、髪への負担が最小限で頭皮ケアができるブラシが良いです。

 髪のプロ・美容師によると、ブラシによってはキューティクルを傷つけてダメージを悪化させてしまうこともあるそうです。

髪の老化対策:マッサージ

 顔の皮膚と頭皮は一枚の皮でつながっていて、年齢と共に顔の皮膚が下がってくると、頭皮も引っ張られて頭頂部が張ってきます。頭頂部が張って毛穴が一緒に引っ張られると、毛髪が寝た状態になってボリュームダウンして見えてしまいます。

 頭頂部が張るのを防ぐには、マッサージすることで頭皮を柔らかく保つことが重要です。

シャンプーでのマッサージ効果

 シャンプーしながらの頭皮をマッサージすると、頭皮が柔らかくなって血行が改善され、頭皮や毛穴も清潔に保てます。髪のキューティクルを傷つけないように、ゴシゴシ洗わず(擦ると摩擦で髪が傷つく)、指の腹を使って円を描くように動かしながらマッサージします。

 シャンプー剤は指の滑りをよくするために事前に泡立ててから地肌につけます。洗い方としては、後頭部、耳の後ろ、頭頂部、こめかみ、前頭葉の順が効果的のようです。

シャンプーの選び方

 シャンプー剤は地肌の状態や髪のダメージ、抜け毛・薄毛などの悩みに合わせて選ぶと効果が高まります。夏は汗やニオイ対策、冬は乾燥やパサつき予防など、季節で使い分ける方法もあります。

 加齢対策としては「保湿成分」の他に「育毛成分」配合が人気があります。

シャンプー後のオイルマッサージは効果的

 シャンプー後に頭皮をオイルでマッサージすることで頭皮が保湿され、血行もより改善されます。マッサージに適したオイル成分は、頭皮に馴染みやすいホホバオイルの評価が高いです。

モバイルバージョンを終了