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シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプー

髪の毛をとかす女性の絵

久しぶりに髪の毛を染めました。

私の髪は細目なのですが、なぜか意外と染まりにくく、毎回美容師さんたちは首を傾げながら長めに薬剤につけています。

美容師さんによると「普段シリコンシャンプーを使っている人は染まりにくい」とのこと。

今回はシリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーの違いについて。

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シリコンの役割

まずシャンプーは髪の汚れを取るために洗浄剤、特に洗浄力・原価の安さ・泡立ちの良さから市販のシャンプーにはラウレス硫酸ナトリウムが多く使用されています。

しかし、洗浄力の高い界面活性剤は洗い上がりの髪をギシギシにします。

そのためシャンプーはシリコンを加え、髪の毛1本1本をシリコンでコーティングして指通りをスムーズにします。

シリコンとはオイル状のもので、化学的な名称は色々あります。

例えば『TSUBAKI』に使用されているのは「ジメチコノール」。

知らなければシリコンとは思えない名前ですよね?

ラウレス硫酸ナトリウムに関するTSUBAKIのデマ騒ぎ

「TUSBAKIは刺激性物質を使っている」というデマで一時期騒がれたTSUBAKI。

「だからTSUBAKIはよくない」と言って他のシャンプーを薦める美容院も多かったようですが、その刺激性物質とされたのがラウレス硫酸ナトリウムです。

TSUBAKIの成分表を見ると、水の次に書かれているので多めかもしれません。

このラウレス硫酸ナトリウム、製造の過程で発がん性物質が少量混ざっているかもしれないとのこと。

でもこの騒ぎは約50年前、1970年代のはなし。

その後厚生労働省が精密追試を行い、ラウレン系やラウリン系の物質に発がん性物質は確認されませんでした。

TSUBAKIのデマは、50年前の噂話のセンセーショナルな部分だけを切り取ったもののようです。

だって、ラウレス硫酸ナトリウムは「赤ちゃんの肌にも使える石けん」としてロングセラーのビオレuにだってラウレン系(ラウリン系)の洗浄剤を使っていますからね。

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シリコンは別に悪いものではない

「ノンシリコンシャンプー」でなければ、市販シャンプーの多くにはシリコンが入っています。

ノンシリコンシャンプーが流行したのには「シリコンが毛穴を詰まらせる」説がありましたが、これはシリコンに限ったものではなく、シリコンが特別詰まらせやすいかどうかは医学的に分からないそうです。

ノンシリコンシャンプーの方が仕上がりが軽い?

はい、そうです。

ノンシリコンシャンプーは、シリコンシャンプーのように髪1本1本をシリコンコーティングしないので、その分軽い仕上がりになります。

ノンシリコンシャンプーの方が指通りが良い?

いいえ、違います。

ノンシリコンシャンプーのコーティング剤はシリコンに比べて劣るため「髪がきしんでしまう」ことがあります。

シリコンシャンプーユーザーは毛染めしにくい?

はい、そうです。

ヘアカラーやパーマ用の薬剤は髪の素地に働きかけて色を変えたり巻かれたりするので、シリコンコーティングされていない素の髪の方が薬剤が浸透しやすいそうです。

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