― 庭の土が粘土質でガチガチ ―
粘土質で固い庭の土を改良したいと思っている人は意外と多いです。「家族で庭作りを楽しみたい」と思い、プロの手を借りずに庭作りを始めた私たちも粘土質の土に悩まされています。
約2年前、粘土質の土を改良せず、ろくに耕して整地するなどせずに芝の種を蒔いた南の庭。
芝草のムラなどに1年以上目をつぶっていましたが、上の写真のように芝が水玉模様になり、土むき出しのところは固くて追い蒔きもかなわない状態なので、一念発起してリセットすることにしました。
今回は土を耕し、砂を混ぜ混んだステップを紹介します。
スポンサードリンク耕運機でふかふかな土作り
粘土質の土は水気があるとすぐにベトッとして塊になってしまいます。この塊は踏まれたりするとギュッと圧し固められてかなり固い塊になります。
土壌改良は、まずこの固い塊を粉砕することから始まります。
結論から言うと、土を耕して固い塊を粉砕するなら耕運機を使うべきです。時間の短縮はもちろんですが、土の解され具合がまったく異なります。
下町ロケットで農機具のすごさは理解しているつもりでしたが、固い土をもろともせずに粉砕していくパワーはすごかったです。
15分弱で昨日の午前中いっぱい、2人分の作業量をこなします。
庭で使うなら飛び石ガードは必須
耕運機の刃(ブレード)に石があたると当然跳ねるので、庭で耕運機を使うなら飛び石をガードするカバーのついたものを選びます。
大小問わずに石がバチバチ飛んでしまうので、家の窓ガラスや外壁、車を守りたいなら必須です。
水はけ対策に砂を混ぜる
粘土質の土が塊になるのを防ぐために、庭の土に砂を混ぜます。こうすることで排水性が改善され、水はけがよくなります。
我が家は砂をカインズホームで購入しました。1袋20kgで298円(税抜)、約50㎡の庭に約18袋分の砂を混ぜ混みました。
ふかふかになった土には木酢液
芝と空気が混じってふかふかになった土は野良猫のトイレとなってしまいます。そのため、野良猫の糞尿対策として木酢液をまきます。
木が燃えた炭のようなニオイを猫は本能的に嫌がります。「土壌改良は1日にしてならず」、当分むき出しの土の庭になるので予防措置は大切です。
また、木酢液には土中のバクテリアを活性化させるなど、「よい土」に変える効果もあります。
今まで生えていた芝は小まめに除去
ツメ付きレーキを使って芝草や雑草を取り除き、石を取り除いて土を均していきます。取り除いた芝草や雑草は自治体の指示に従って廃棄します。ゴミの軽量化のために耕運機で耕した日から1週間ほど経った頃にやるのをオススメします(冬の場合)。1週間ほど経つと草は枯れ、土が乾いて根から取り除かれやすくなります。
石は自治体で回収されるゴミにはならないので、個人で処分場に持ち込むか、庭の一角にまとめることになります。河原などに捨てるのは違法なので絶対にやめましょう。
寒地芝の種の発芽適温は一般的に15℃
寒地芝の種の発芽適温は一般的に15℃なので、埼玉県の場合は3月上旬の種まきがおすすめです。あまり早いとスズメなどの鳥に種を食べられてしまいます。
※辛抱が足らない私は2月上旬に種を撒いてしまいました(スズメが庭に良く食べに来ていました)
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