友だちや親戚のお宅を訪問するときに携えていく 手土産 の基本は菓子折りです。
私は毎回「アンリ・シャルパンティエ」のフィナンシェを取り寄せて手土産にしていますが(飲み仲間は除く)、訪問が二回、三回と続くと違うものを探さなければいけないかと頭を悩ませています。
個人的に手土産を選ぶコンセプトは「気軽な感じを出しつつ、近所に店舗がない」です。
PRアンリ・シャルパンティエの自信作「フィナンシェ」8個入り(他に3個入り、5個入り、16個入りあり)
手土産 基本の「菓子折り」とは?
「菓子折り」とは”外箱入りの菓子全般”です。
古くは薄く削った木を折り曲げて作る「折り箱」に入っている菓子を指しましたが、包装容器が多様化した現代では「外箱」に入っている菓子全てを意味するようになっているそうです。
外箱の必要性(意味)
折り箱は菓子が高級品であった頃から使われてきたもので、「折り箱に入っていること」が菓子の格式を高めました。
外箱に入っている=(相手に対して)尊んでいる、敬意をもっている
目上の人には外箱入りが基本
- 仕事先へのご挨拶
- ご近所への御礼や謝罪
- 初めてのお宅や目上の人のお宅を訪問するとき
目上の人への手土産は「ご進物」と言われ、必ず外箱にいれます(可能ならば熨斗紙をつけたほうがいい)。
手土産 の理想的な価格帯は1000~1500円
手土産 の菓子は美味しいことはもちろんですが、気負いなく受け取ってもらうためには1,000円~1,500円くらいの手ごろな価格であることが重要です。
目上の人や義父母などの場合はもう少し高めでもよいですが、対等で気軽な間柄を望む場合は1,000円台が理想的です。
手土産 を選ぶ4つのコツ
- 季節にあうものを選ぶ
- 自分が実際に食べて美味しかったもの
- 箱を開けたときに一瞬で相手の心を掴めるキャッチーな見た目
- こだわりを感じられるオシャレな包装
テレビや雑誌で美味しいと紹介されるような人気の菓子ではなく、実際に食べて美味しかった菓子を選ぶことで「おすそ分け」の気持ちがアピールでき、受け取る側も一気に気持ちが軽くなります。
渡すときに「以前食べて美味しかったから」というように一言添えるとなおよいです。
贈り先が女性の場合は「見た目」が重要
手土産 を渡す相手が女性の場合は見た目が重要で、「きれい」「かわいい」のほかに季節を感じられるものを選ぶと「限定感」が増してさらに評価が上がります。
「目新しさ」も評価になり、生活圏が同じ相手に渡す場合は通販・お取り寄せが有効です。
贈る相手の「情報」を集める
仕事仲間や親戚など「家」に訪問する場合、家族構成を知っておくと 手土産 選びをミスしにくくなります。
独身の場合は数は少なく、その分高品質のものを選びます。結婚して子どもがいる場合は子どもが好みそうな菓子を選ぶとよいです。
注意するのは「直ぐに食べること」を強要しないですむものを選ぶこと(常温保存、日持ちするなど)。
持病、食物アレルギー、宗教上の問題など「食べられないもの」を贈ってしまった可能性もあるので、直ぐに食べるように強要して「実は」と相手に気まずい思いをさせることは避けましょう。