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風呂掃除は効率的に、大掃除を早く終わらせる方法

大掃除第2弾はバスルーム(風呂場)です。

湿気が多いためカビの温床になりやすい場所です。白い汚れ(水垢や金属石けん)の掃除もあるので、洗剤の使い合わせを加味して大体4日間に分けて掃除をしています。

バスルームの大掃除の効率を上げるのは<掃除する順番>です。今回はバスルームの掃除についてまとめました。

カビ掃除はバスルームの乾燥後

カビをとる掃除はバスルームが乾いているときが効率的です。【カビキラーなどのカビ取り剤】がカビにくっつく時間が長いほどカビを除去する効果が高いからです。

効率のよい掃除の順は天井→壁・窓・鏡→床→排水口です。1日で全部やらずに数日に分けても問題ありません。

…というか、酸性と塩素系の洗剤を使い分けるため数日に分けた方が安全です(酸性の液体と塩素系の液体が混じると有害ガスが発生する)。

私は次の通り5日間に分けて掃除しています。日を変えることで塩素系のカビ取り剤と酸性のクエン酸水の間に入浴を設けているので、有害ガスの発生リスクをかなり軽減できています。

マスクをつけて換気扇の掃除

換気扇の掃除をするときは必ずマスクをつけます。

ほぼ24時間回っている換気扇には湿気を吸ったホコリがかなり体積しているので、カビの胞子もたくさんあります。場合によっては気管支炎や肺炎の原因となります。

LIXILのユニットバスの換気扇のフタはV字の針金が開くバネの力を活かして天井にくっつけられています。V字を狭めることでフタを簡単に取り外すことができます。

フタについた汚れの多くはホコリなので水を流してスポンジでこすれば落ちますが、カビの根が残っていると次のカビが発生しやすいので【カビキラーなどのカビ取り剤】を付けて30分ほど放置してから洗い流します。

換気扇本体は【掃除機】【乾いた雑巾】で掃除します。水をかけてバシャバシャと掃除すれば早くキレイになりそうですが、壊す可能性があるので雑巾で拭くにとどめた方が安心です。

雑巾にカビ取り剤をつけて天井・壁の掃除

天井の掃除には【カビキラーなどのカビ取り剤】【雑巾またはスポンジ】を使っています。カビ取り剤が目や口に入らないように、必ず眼鏡とマスクを着用します。長袖・長ズボンを着用し、ゴム手袋をつけて手肌につくのも防ぎます。

カビ取り剤を雑巾やスポンジに吹き付けてしみこませます。必ず雑巾やスポンジに、です。カビ取り剤を天井に向けてスプレーすると目や口に入って大変危険だからです。

カビ取り剤をしみこませた雑巾やスポンジで天井・壁にカビ取り剤を塗るように拭きます。30分以上放置したら洗い流して、天井と壁のカビとり掃除は完了です。

鏡の汚れにはクエン酸水と重曹

鏡は反射膜に銀の薄い膜を使い、使っていると空気中の水分や化学物質と反応して銀は酸化し腐食してしまいます(黒いシミになる)。バスルームにある鏡は普通の鏡より湿気に強く作られていますが、汚れを放置しすぎると風呂場の鏡も腐食してしまいます。

バスルームの鏡についた汚れは水垢と金属石けんです。同じ<白い汚れ>ですが、水垢はアルカリ性で金属石けんは酸性です。

【濃度10%のクエン酸水】【重曹】を使うのは、アルカリ性の汚れは酸性、酸性の汚れはアルカリ性の液体で融かすことができるからです。クエン酸は酸性、重曹はアルカリ性です。

クエン酸水を鏡に吹きかけ、ゴム手袋をした手で重曹をこするようにつけて鏡の汚れをとります(重曹を付けると泡立ちます)。すぐにとれない汚れもあるので、【サランラップやクッキングペーパーなどラップできる素材】で密着させ、5時間~半日ほど汚れと反応させます。

半日後、ラップを取りクエン酸水と重曹をしっかりと洗い流してから乾燥させます※。クエン酸水が残っていると酸化を早めてしまうので、特にしっかりと洗い流しましょう。

※寒い時期は乾燥しにくいので自然に乾かさず雑巾で水気を拭きとっています。

水栓金具の汚れにもクエン酸水と重曹

水栓金具の汚れも鏡と同様に水垢と金属石けんです。【濃度10%のクエン酸水】を鏡に吹きかけ、ゴム手袋をした手で【重曹】をこするようにつけて汚れをとります(重曹を付けると泡立ちます)。

鏡と同様にすぐにとれない汚れもあるので、【サランラップやクッキングペーパーなどラップできる素材】で密着させ、半日ほど汚れと反応させます。

半日後、ラップを取りクエン酸水と重曹をしっかりと洗い流してから乾燥させます。クエン酸水が残っていると酸化を早めてしまうので、特にしっかりと洗い流しましょう。

【他の方法①酢水+アクリルタワシ】

酢水をスプレーしてアクリルタワシでこする方法もあります(酢水の酢は「食酢」を使う)。但し、アクリルタワシで強くこすると表面のメッキに傷をつけることもあります。表面のメッキに傷がつくとサビの原因なります。

【他の方法②浴室用クリームクレンザー】

スポンジに浴室用クリームクレンザーをつけて優しく磨きます。強くこするとクレンザーの中の研磨剤で表面のメッキに傷をつけることもあります。表面のメッキに傷がつくとサビの原因なります。

シャワーヘッドの汚れはクエン酸水

シャワーヘッドを外して※1時間ほど【濃度10%のクエン酸水】につけます。その後、歯ブラシや爪楊枝でゴミを取り除く様に掃除します。

※多くのシャワーは先端の接続部をクルクルとまわせばヘッドが簡単にはずせます。

ドアは綿棒と歯ブラシでカビ取り

ドアの凹凸やゴムパッキンは水垢やホコリなどの汚れが付きやすく、カビも発生しやすいです。まずは【バスマジックリンなどのバスルーム用の洗剤】【歯ブラシ・綿棒】を使ってホコリを取るように掃除します。

次に【濃度10%のクエン酸水】【歯ブラシ・綿棒】を使って水垢汚れをとります。この2つでかなりキレイになります(この段階の写真は下)。

最後に、【カビキラーなどのカビ取り剤】でカビの元を根絶します(クエン酸を使ったので、クエン酸を利用した翌日に使用)。見た目はあまり変わりませんが、カビは根っこから駆除しないとまた発生してしまいます。

※バスマジックリンは中性洗剤なので、酸性のクエン酸や塩素系のカビ取り剤と併用しても有害なガスは発生しません(換気は必要)。但し、クエン酸とカビ取り剤は反応して有害ガスを発生させるので気を付けます。

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