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「おとな1人に対して子ども2人まで」、保護者は賛否両論

タレントの熊田曜子さんが個人のブログで「3人の子どもを1人で児童館に連れていったら入場制限で入ることができなかった」と報告し、話題となっています。

この施設(東向島児童館分館)は入場に対して制限があるので無料ですが整理券を配っています。<1時間の完全入れ替え制>で入場人数を制限し、子どもが安全に遊べるように管理されています。

この整理券1枚につき<大人1人と子ども2人まで>、子ども2名につき1名の保護者がつくようにと書かれています。大人1人が3人以上の子どもを安全に見るのは難しいという判断のようです。

このことで児童館の対処に問題があるとして議論が起きています。

<施設のシステムに反対の意見>

<施設のシステムに賛成の意見>

【豊島区の子育て政策課(J-CASTの取材への回答】

「施設内が狭いので、安全面を考慮してやっています。乳児から走れる子供までいますので、ぶつかったりすると危険だからです。スタッフもすべての子供を見切れませんし、1人OKするとほかの保護者にも言われてしまいます。抱っこひもでもダメなのは、親が自由に動けないこともあります」

こういっていても区としては、今回の騒ぎによりこの施設の利用方法の再検討をするそうです。安全を犠牲にして事故が起きなければいいですけれど…(-_-;)

参考記事:「熊田曜子「児童館ブログ」で議論沸騰 「ルール守れよ」vs「融通きかない」」(J-CAST)

 

4歳と0歳の娘たちを育てる身の私は現行の施設のシステムに賛成です。

私も0歳の子どもを抱っこして色々やっていますが、赤ちゃんを抱っこしながら4歳の娘の行動をコントロールするのは大変です。赤ちゃんを抱っこしていると走る4歳の娘を捕まえるのも一苦労です。

何度幼稚園の行き帰り、道路で走る娘をとっつかまえてお説教したことか…(-_-;)

お友だちと一緒になるともう手に負えません。絵本を読んだり、おもちゃで遊んでいても喧嘩になるのが子ども、大人が仲裁に入るしかありません。

安全管理のラインは人によって異なります。「うちの子はおとなしいから喧嘩しない」とマイルールを公共エリアに持ち込むのは厳禁です!!

出来るだけ多くの人が安全に過ごせるように気を配るのが社会の役割、子どもの安全管理に気を配るのは保護者の役目です。児童館は子どもの遊び場であっても、保護者が監督責任を放棄できる場ではないと思います。

児童館の係の人も子どもに気を配ってくれればいい?いえいえ、あくまでも自分の子は自分でみましょうよ。できない?だから入場制限なんです。

子どもの保護者全員が熊田さんのように3人の子どもの面倒をきちんとみれるわけではありません。保護者だってピンからキリ、だから平均的にみて保護者1人で子ども2人が限界と考えたのでしょう。

ひるおび!のコメンテーターが「何を基準で大人1人につき子ども2人と決めたのか」と言っていましたが、こんなことに普通基準なんてないですよ。ルールを決める人の経験則やイメージ、さらに一般論だと私は思います。

ちなみに、『3人産んだら少子化対策』といいますが、そもそも3人目を産んで育てる夫婦は少子化に向かう日本のために産んだのでしょうか?

”御国の未来のため”に子どもを産むように厳命される社会ならば、社会から一定の保護を受ける権利を主張しても良いですが…3人目を産むのは自分たちのためですよね?

何人だろうと子どもを育てるときは自力本願、夫婦で頑張るのが基本です!!他からの手助けがあったら「ラッキー♪」位の気持ちでいないと、「誰も彼もみんなが私の子どもに協力的であるべきなんだ」と言う考えでは<傲慢>となりかねないと私は思います。

社会は十分子どもを育てる人にやさしいと私は思っています。

スーパーでは会計済みのカゴを袋につめるテーブルまで運んでくれるし(混んでいなければ袋にも入れてくれる)、温泉ではときどき0歳の娘を抱っこしていてくれます。

喫煙所のあるコンビニの駐車場に車を停めると、子どもを下ろす様子をみてタバコを消してくれる男性もいます。通り過ぎたのを確認し、新しいタバコに火をつける姿をみるととても心がほっこりします。

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