8年ぶりにたばこ税が増税します。
増税の背景には、2019年10月実施予定の消費税率10%への引き上げ時に発生する1兆円規模の赤字の穴埋めをしたいという思惑があるそうです(消費税率10%時に導入する軽減税率によって発生する税収減)。
2010年に1箱100円以上値上げしたときは数千億円の増収が見込めたそうですが、今回はそこまで値上げはしなさそう。JTでは20~40円の値上げで留められたようです(たばこの販売価格を値上げするときには財務省の許可が必要です)。
増税対象にたばこ税が良く入るのは、日本のたばこ税が諸外国に比べて低い点があります。税率を加味すると日本で1箱500円の場合、同じ商品がオーストラリアやニュージーランドでは1箱2千円になるそうです。
また、たばこは健康増進の観点から値上げを提唱しやすいこともあります。増税してたばこの価格を引き上げることで喫煙者を減らし、喫煙が原因の疾病を減らすことで国民の健康増進に資するという主張が方々で見られます。
増税してたばこの価格を引き上げることで、喫煙者を減らして喫煙を原因とした疾病が減少することで国民の健康増進に資するという主張があります。