土地の引き渡し日が目の前に迫り、銀行への確認などで忙しい日々が続いています。銀行に電話するのは苦じゃないですが、毎度の氏名、住所、電話番号を言う本人確認は面倒です。
特にアパート名を毎回聞き直されます。
「早く引っ越したい
今のアパートは小さなイがあったり、空白があったり…「書きにくい、言いにくい、説明しにくい」、三重苦の名前です。
アパートのネーミングは入居率、更新してもらえるかどうかを左右すると思います。センスのよい、シンプルな名前をつけたいという大家も多くビジネスが成り立っています。
今回はアパートの名前付けビジネスについてまとめてみました。
アパートは名前で入居率が変化
不動産投資の『アパート経営』について調べると、立地や賃料は重視されじっくりと検討されますが、名前はあまり重視していなかったりします。
しかし名前を侮ってはいけません。アパートの名前を変えたら入居率がアップしたという事例はたくさんあります。
なぜならば入居者はアパート名を住所欄に何度も書くからです。電話口などで何度も言うからです。書きにくい、伝えにくい、そして格好悪い(ダサい)名前は嫌になるのです。
入居率が上がりやすいアパート名
・発音しやすい
・聞き取りやすい
・書きやすい
・親しみやすい
・シンプル
・印象に残りやすい
↓
具体例
・ 地名を入れる
・ オーナーの名前を入れる
・ 色を使う
・ 数字やアルファベットを使う
例えば高台にあるアパートは「ハイツ(英:高台)」という名前が多いです。また“家”という意味でも「ハイム(ドイツ語)」や「カーサ(スペイン語)」は人気があります。
色は「白」が人気です。英語の「ホワイト」はもちろん、フランス語の「ブラン」が特に多いです。緑豊かな場所であることを押したいときは「グリーン」をつけたり、海が見えることを押したいときは「ブラウ」(ドイツ語で”青”)をつけたりする人も多いようです。
プロに依頼する!?
現在記事を書く仕事をしていますが、私はクラウドソーシングサイトを利用して仕事を得ています。そんなクラウドソーシングの仕事カテゴリの1つに『ネーミング・アイデア』があります。センスのいい名前を付けることも仕事として成り立つのです。
ネーミングの募集はほとんど「コンペ」方式で、いろいろなモノの名前が募集されています。サービス名、商品名、コンテンツ名(サイト名)が圧倒的に多いですが、中には会社名、店名、そしてアパート名もあります。
報酬は5,000円~20,000円が一般的で、10,000円で500~1,000件の候補の”名前”が募集されるようです。実際にあった例を記載しますが、これなら自分でもできそうと思う人もいるのでは?
ビジネスマンの副業としてクラウドソーシングは人気がありますが、ネーミング案件は継続が義務ではない単発式なので気軽に参加できるという点ではおすすめです(報酬を得られる可能性は低いですが)。クラウドソーシングには様々なサイトがありますが、クラウドワークスは無料です。
実際にあった新築アパート名募集の案件
●ネーミング募集の目的・概要
センスの良い名前をつけたい
●重視する点・評価/採用基準
・20〜30代の方】に受け容れられること
・発音しやすい、住所を書く際に面倒でないもの、明るいイメージのもの
●キーワードや伝えたいコンセプトなど
おしゃれ、明るいイメージ、かわいらしさ
●英語、日本語、カタカナなど言語の指定・文字数制限
どんなに長くても10文字以下
●提案の際のお願い
・大きな建物ではないので、○○マンションやヴィラ○○のようなものはNG
・○○荘、○○アパートもNG
・単純で簡単なものの方が良い