我が家は徒歩三分の距離にかかりつけの病院(小児科、内科)があるため、家族の誰かが風邪をひくと迷わず診てもらって薬を処方してもらっています(院内処方なのでとても便利)。
処方薬のうち、総合漢方薬や解熱鎮痛剤は似たような症状がでたとき、病院に行けないときに服用しています。
安全に服用するためには定期的な処方薬の整理が必要。なぜなら処方薬にも使用期限があるからです。
処方薬の特徴
この病院で処方される処方薬(医療用医薬品)は、医師の指導のもとに処方されるので有効成分が多く、効き目が強いのが特徴です。
有効成分の種類が多い市販薬に比べて、ある症状に合わせて有効成分を調整した処方薬のほうが「治す」点において優れていると言えます。
処方薬の投与期間(何日分もらえるのか)
一般的に、処方薬は一回の診察後に数日分まとめてもらいます。
「処方薬を何日分出すか(=投与期間)」は医師が判断します。2002年までは投与期間に上限がありましたが、いまでは上限が廃止されて一部の薬(睡眠薬や特別な管理が必要なもの、新薬)を除いて、投与期間に規制はないそうです。
一般的に処方された薬を5~6回飲んでも症状に改善が見られない場合、症状の悪化や他の疾患なども考えられますので服用を中止し、医師等に相談して指示を受ける必要があります。つまり、風邪などの一時的な不調に対して処方される薬は2~4日分が一般的なようです。
余った処方薬(残薬)の取り扱い
処方薬を飲んで症状が改善されたら、抗生物質を除いて服用を中止する人がほとんど。
このときに余った薬を残薬といい、残薬をきちんと管理することで診察代を含む医療費を削減することができます。
処方薬の使用期限
処方薬をきちんと保管しておけば、使用期限内ならば次のときに使用することができます。病院に行くときに残薬を持参することで、必要以上の処方を防ぎ、医療費の削減に繋がります。
残薬を使用する場合は試用期限が重要なので、お薬手帳など処方日が分かるものを併せて持参する必要があります。一般的な使用期限は、
錠剤・カプセル … 6ヵ月~1年間
散財・顆粒材(メーカー包装品)… 6ヵ月~1年間
散財・顆粒材(薬局で分包品) … 3ヵ月
点眼薬(開封済み) … 1ヵ月
塗り薬(チューブ) … 6ヵ月~1年間
坐薬 … 3ヵ月~1年
試用期限を過ぎた処方薬の扱い
使用期限を過ぎた薬は副作用を起こす可能性もあるので捨てます(処方薬には返品や返金という制度はない)。
また、残薬を他人に譲渡すること、第三者に販売してはいけません(処方された薬を第三者に売却することは薬事法違反にあたる)。