新型コロナウイルス感染症にかかり、「 コロナ陽性者 」のひとりになりました。
症状もないのに「 コロナ陽性者 」になった理由
実際に コロナ陽性者 になって、「周囲で流行していても症状がなければ(自分が)コロナに感染したと分かるわけがない」と思いました。
「隠れ陽性者は想像以上にいるのだろう」と認識も改めました。
PCR検査を受けたキッカケ
検査を受けたのは旦那が「なんかニオイがしない」と言ったことで、念のためPCR検査を受けたら私と子ども二人が陽性でした。
ちなみに旦那は濃厚接触者ではなく、発熱も含めて症状もなし。
陽性となった私も子どもたちも「全然わからない」という状態でしたが、私は筋肉痛のような背中のこわばりが。
てっきり前日の掃除の影響だと思っていまいたが、定期的に体温を測定するスマートウォッチの記録をみたら検査当日の深夜3時に1回だけ38℃の熱を出していたのでコロナの影響だと(就寝中だったので気づかず、ただこれが決めてになって「コロナの症状あり」になりました)。
コロナ陽性者 なので「自宅から出ない」生活を送る
PCR検査を受けるまで
近所のかかりつけ医に連絡したら「家族分の検査キットを病院の裏口に置いておくので〇〇までに出してください」とのこと。
検体採取は上の子の幼稚園の先生がコロナ陽性者になったキッカケで経験があるので問題なく、病院に出したら検査結果が出るまで自宅で待機。
検査結果はかかりつけ医から来ましたが、コロナ陽性者となったあとの対応は別の病院・医師となるので住所や連絡先などの個人情報を譲渡することを含めた書類の作成が電話で行われました。
コロナ診断書の作成(電話)
子どもたちは「症状なし」でしたが、私は前述した筋肉痛等の影響で「症状あり」となりとなったのでモルヌピラビル(商品名:ラゲブリオ®)が処方されることになりました。
それも踏まえてコロナ診断書をかかりつけ医が作成、自宅待機期間もいつまでかここで分かります。
この段階まで分からないのは「起算日」に因るから。
- 症状あり … 起算日翌日から10日間
- 症状なし … 起算日翌日から7日間
この起算日が「検体採取日」で作成されたものもあれば、医師によっては「症状が出た日」で作成するなど規定が曖昧でした(多くは検体採取日が起算日)。
保健所や指定薬局からの電話
コロナ診断書が保健所に提出されると、診断書に書いた番号に電話もしくはSMSがきます(SMSでのやり取りは50歳未満、持病なし、日本語が分かる人に限定)。
電話は「0570」から始まるナビダイヤル、提出当日と翌日は電話が多かったです。
「症状あり」の コロナ陽性者 が飲む「モルヌピラビル」
コロナ陽性者で症状がある人には「モルヌピラビル(ラゲブリオ®カプセル200mg)」が処方されました(自己負担金なし)。
扱っている薬局の人が「置き配」で届けてくれました。
特例承認されたコロナ治療薬「モルヌピラビル」
モルヌピラビルはすでに海外ではコロナ治療薬として用いられ、日本では通常の要件を満たしていませんが緊急性が高いため特別に認可がおりました。
特例承認の薬であることへの同意を求められる
処方時には「この薬が特例承認であること」への同意書の提出を求められました。
この同意書付き処方薬について、不安がある場合は断ることもできます。断ったことで今後の治療に不利益を被ることはないそうです。
また、同意書を提出したあとでも取り下げ(撤回、モルヌピラビルでの治療の中止)は可能だそうです。
モルヌピラビルは無償で提供
モルヌピラビルは安定的な供給が難しいため、一般流通はせずに厚生労働省が所有し、コロナ患者の対応をしている医療機関や薬局からの依頼に応じて無償で配分しているそうです。
モルヌピラビルの、予想される副作用
モルヌピラビルの「安全性に関する情報」はまだ不十分ですが、分かっている限り次のような副作用がみられるようです。
- 下痢
- 吐き気や嘔吐感
- 流動性めまい(ふわふわする感覚)
- 頭痛
- 発疹、蕁麻疹、中毒性皮疹
モルヌピラビルを妊婦は飲めない
モルヌピラビルは妊娠中または妊娠している可能性のある女性は服用できず、服用後4日間は適切な避妊が必要となるそうです。
モルヌピラビルは動物実験で催奇形性が認められたため(妊娠中に服用すると胎児奇形を起こす可能性がある)。