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文芸界の新勢力!?近年アニメやマンガで最近よく聞く「なろう系」とは何か?

「異世界居酒屋のぶ」「侯爵令嬢の嗜み」「駆除人」とか。最近人気のアニメやマンガには異世界系(転生系含む)が多いと思いましたが、これら作品の原作の多くが『なろう系』と言われていることを先日知りました。

なろう系とは「小説家になろう」というサイトで公開されている作品の総称。メディア化された人気作品は次。

この3つの人気は大きく、なろう系の走りとも言われています。

近年では映画やTVアニメも多くが「小説家になろう」を原作としたもの。アニメ化されなくても漫画化された作品は数知れずです。

「小説家になろう」は国内最大手のネット小説投稿サイト。

小説投稿サイトとはインディーズやアマチュアの作家が自由に小説を公開できるウェブサイトを指し、作者登録した人は「小説家になろう」で無料で小説をウェブ上で公開することができます。

登録ユーザーの年代(2019年4月時点)

登録ユーザーの男女比率は男性が約6割、女性が約3割。残りは性別未登録です。

「小説家になろう」は開設当初(2004年)は個人サイトでしたが、アクセス数の増加により2010年に正式に法人化しました。成長力にビックリ仰天。

2014年12月 → 2019年4月
月間PV数約9.5億 → 約20億
月間ユニークユーザー(UU)数約400万人 → 約1400万人

月間のアクセス数が20億PV… 読売、朝日、毎日、産経の四新聞社の合計アクセス数を遥かに超える規模です。

プロ未満といっても甘く見ることなかれ。

2010年代から「小説家になろう」に掲載された小説(通称「なろう系」)を書籍化する動きが複数の出版社で活発化しています。無料公開している作品が売れるのかと思いますが、プロの加筆修正が入った作品はクオリティが段違いで設定の矛盾などを一掃されて読みやすさが全然違います。

「小説家になろう」の作品を書籍化している代表がKADOKAWA。KADOKAWAではなろう系を始め、ネット上で発表された作品を書籍・電子書籍化して出版する小説を総称して「新文芸」と表現しています。

最近の私はすっかりKADOKAWAのカモです。これ面白いと思った本がKADOKAWAの新文芸だらけ……好みに合った作品は読むのが苦じゃない、ノンストレスであっという間に読めます(サイトで公開されている作品はプロ編集の手が入っていないため、矛盾点等があってストレスを感じることが時々あります)。

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