単位は摂氏(℃)だけど暑さ指数(WBGT)は気温ではない

<暑さ指数(WBGT)>
熱中症の予防を目的として1954年にアメリカで提案された指標で、人体と外気との熱のやり取りに着目しています。「暑さ指数」では”人体に溜まる熱”に影響の大きい湿度、熱環境(日射・ふく射熱など)、気温の3つを取り入れています。「暑さ指数」はISOで規格化されています。

暑さ指数の単位は℃(摂氏度)だが気温とは異なる。

危険(WBGT31℃以上)
外出はなるべく避ける。特別な場合以外は運動を中止(特に子ども)
厳重警戒(WBGT28~31℃)
外出時は炎天下を避ける。体温が上昇しやすい運動は避ける。
警戒(WBGT25~28℃)
運動や激しい作業は定期的に休憩をとる(水分・塩分の補給)
注意(WBGT21~25℃)
熱中症の兆候に注意しつつ、運動の合間に水分・塩分補給をする
ほぼ安全(WBGT21℃未満)
通常は熱中症の危険性は低いが、熱中症は予防する

参考:暑さ指数(WBGT)とは?(環境省公式 熱中症予防情報サイト)

熱中症のリスクは大人と子どもでは大きく異なり、大人に比べて子どもは熱中症のリスクが基本的に高いです。大人に比べて体力も少ないので熱中症も重篤化しやすいです。

また子どもは体格や体力の個体差があり、みんなが大丈夫だからといってその子も大丈夫とは限りません。

集団行動中は個人で自由に休憩がとれないため熱中症になりやすいです。体調不良の訴えを”甘え”と断じる悪い傾向もそれに拍車をかけています。

子どもの不調の訴えを軽視してはいけない!!

子どもは熱中症の兆候をうまく表現することができません。熱中症の症状の1つである倦怠感や虚脱感を「疲れた」としか表現できないこともあります。いつもと違う、特に元気がないと思ったら涼しい場所へ避難させ、服を緩めて体を冷やすようにしましょう

首、わきの下、太ももの付け根を集中的に冷す

水分を自分でとれる状態ならば様子見(注意して観察すること)となりますが、自分で水分補給ができない場合は医療機関に行きましょう呼びかけに応じることができなくなったら救急車を呼びましょう

参考:熱中症の予防方法と対処方法(環境省公式 熱中症予防情報サイト)

「まだ7月」
「今までは大丈夫だった(問題なかった)」

暑さに対する認識は軽視しがちですが、今回のこの集中的な暑さでは全国的に約1万人が熱中症が原因で病院に搬送されています。

校外活動中の小学1年生男児が亡くなったり、人文字の練習していた小学生たちが運ばれたりと「何で高温注意報が出ているこんな時に屋外でそんなことをしているのか」という報道が続きます。「熱中症で小1死亡、全校集会で説明 校長は改めて謝罪」(朝日新聞デジタル)「人文字撮影の児童38人、熱中症で搬送 宮城の小学校」(Yahoo!ニュース 産経新聞)

「今までは大丈夫だった」「事前から予定していた」という責任者の言い訳にはウンザリです

埼玉県でも所沢市で体育祭の予行練習中だった中学生8人が救急搬送(1人重症)、当時の気温は約31℃です。全く…学校のリスク管理は甘いとしか言いようがありません!暑さ指数などで現状を把握した上で屋外活動を管理して欲しいです

私が暮らす地域では午前9時の段階で暑さ指数が31℃(危険)をこえました(日中WBGT35℃まで上昇)

いつもと同じ行動をしていても環境や体調次第で熱中症リスクは大きく変化します。熱中症で救急搬送された人には「まさか自分がなるなんて」という感想を抱く人が多いです。

この暑さは命の危険もあります。

特に大人より小さな子どもは地面からの熱を受けやすいのでより熱中症になりやすいです。約160cmの大人の身長で約38℃の気温が、子どもの身長(約110cm)では約40℃となります(地面に近い方が暑い。約5cmで1℃違う)。

地面に近く、日よけで通気性が落ちてサウナ状態になりやすいベビーカーの中も要注意です。ベビーカーで外出するときは背もたれに保冷剤を入れるなどの対策が有効です。

濡れたタオルを巻いたり、拭いたりすることも熱中症対策に有効です。

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takka

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