書類送検とは?逮捕と何が違うか調べてみた

「日馬富士が傷害容疑で書類送検

テレビを見ていたら突然流れたニュース速報、横綱の暴行事件も横綱審議会がどうこう言っている間に少しずつ進んでいるようです(横綱審議会については「」を読んでください)。

参考:「日馬富士を傷害容疑で書類送検 県警、起訴求める意見」(朝日新聞DEGITAL 2017年12月11日)

速報で流れたのだからてっきり”逮捕”という意味だと思いましたがそれは私の勘違いでした。実は『書類送検』とはマスコミ用語で法律上の用語ではないらしいです。

ではどんなことを意味するかというと、『書類送検』とは”逮捕されていない被疑者に関する事件について書類・証拠物とともに検察官に送致すること”です。

『逮捕』とは”身柄を短期間(最大72時間)拘束する手続きのこと”で、このうち48時間以内に書類・証拠物および被疑者の身柄とともに検察官に送致されます(『身柄付送検』)

”(司法)警察官は犯罪の捜査をしたときは書類および証拠物を検察官に送致しなければいけない”と法律で決められています。書類送検の場合は速やかに(=明確な時間制限なし)、身柄付送検の場合は48時間以内と制限されています。
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起訴・不起訴などの終局処分は検察官によってなされる

今回報道された日馬富士の場合は書類送検なので逮捕はされておらず、いわば在宅事件として書類と証拠物が検察官に送致されました

検察官が処分を下すことになりますが書類送検した鳥取県警は起訴を求める”厳重処分”の意見を付け(道具を使って暴行に及んだことを重視)、検察は県警の意見を参考に起訴か略式起訴か判断すると考えられています(略式手続には被疑者の同意が必要)。

起訴されると正式な裁判が行われ、公開の法廷で審理され「判決」という形で判断が下ります。一方で略式起訴の場合は非公開で審理され「略式判決」という形で判断が下ります
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略式起訴・判決は手続きも簡単で短期間で決着がつくが、略式手続を受け入れることは一般的に有罪を認めることと同義になる(手続きが煩雑な起訴には冤罪を防ぐ効果がある)

参考:弁護士法人ALG&Associates監修「書類送検とは。逮捕との違いは何?」(ALG+)

【了】

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