視覚障害を抱えている人に『ArgusⅡ』が一筋の光を

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先月JINSでメガネを新調しました。2本買えば2本目が¥1000 OFFと聞いて夫婦でメガネを新調しました。私は4年振り、夫は6年振りの新メガネです。

気になるのは視力です。「前の測定時からどれだけ悪くなったか」を私たちは恐れていました。ドキドキの視力検査です。

結果として旦那は以前測定したときから変わらず、私は度数を下げるほどじゃないけれど少し悪くなっていました。別に勝負していたワケではありませんが、旦那のドヤ顔に少々イラッとしました。

そんなこんなから目、特に視力に関する技術を紹介します。「人工視覚システム」や「人工網膜」という言葉を知っていますか?


世界各国で研究されている人工視覚システム

例えるならば目は高性能のカメラです。目の前の光景を光でとらえ色や形を読み取ります。水晶体がレンズであり、虹彩で明るさを調節して網膜(フィルム)に焼き付け、視神経を介して電気信号が脳に伝わり「見えているもの」を理解するというイメージになります。

世界保健機構(WHO)の発表によれば、視覚に関係する神経組織の異常などで視覚障害がある人は全世界で2億8,500万人(そのうち失明している人は約3,900万人)もいるそうです。視覚障害を抱えていて生活に不自由している人のためにいま世界中で人工視覚システムの研究が進んでいます。

人工視覚システムの基本アイデア
視覚に関係する神経組織(網膜など)を電気刺激し、残りの機能している神経ネットワークを使って視覚情報の電気信号が脳に伝わるようにサポートする。

目で何かを見たとき、舌で味を感じたときなど、「こんな感じです」と感覚を脳に伝える神経を微弱な電気信号が伝わっていき脳にまで伝達します(逆に脳が手に動けと命じるときは脳から手に向かって神経を電気信号が伝わっていきます)。

医療機器メーカーであるSecong Sight Medical Products社が開発し、2013年にアメリカ食品医薬品局(FDA)から認可を受けた『ArgusⅡ(アーガスⅡ)』は世界初の人工網膜です。

Argus Ⅱで『見る』仕組み
1.サイングラス前面に搭載された小型カメラで対象物の光情報を捕らえる
2.カメラでとらえた情報が処理装置に送られる(処理装置は腰などに装着)
3.処理装置を通した電気信号がサングラス側部にある送信機に届く
4.送信機から情報がワイヤレス(無線)で眼球に埋め込まれた受信機に届く
5.人工網膜を経由して脳にまで電気信号が送られて「見る」ことができる

ArgusⅡはアメリカで開発・実用化されたものですが、日本でも研究開発が進んでいます。日本での研究が最も進んでいるものとしては岡山大学の研究チームが研究している人工網膜『OUReP』です。『OUReP』は網膜色素変性症の治療法として注目を浴びているようです。

ラットでの実験では効果が実証されています。ArgusⅡよりも原材料費が安いということもあり、OURePはより治療に活用できると予想されている研究です。

網膜色素変性症
徐々に視野が狭くなり、視力を失うこともある病気です(必ず失明するわけではないです)。夜盲(暗いところでモノが見えにくい)で始まり、ゆっくりと少しずつ視野が狭くなっていきます(狭窄)。残念ながら未だ治療法は確立されていません。発病する人の割合は3,000~8,000人に1人であり、ほとんどが遺伝的なものです。

【出典】
岡山大学の人工網膜OUReP™が凄い!網膜色素変性症治療でアーガスⅡを超えた?!
http://hayaokisanmon.hatenablog.com/entry/2016/06/13/023411

網膜色素変性症(目と健康シリーズ)
http://www.skk-health.net/me/09/

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