1,100億円!?バレンタイン市場よりも大きいハロウィン市場

最終更新日

Comments: 0

私が小さい頃はハロウィンなんて”知る人ぞ知る”な行事でしたが、いつの間にかハロウィンは身近な行事で9月になるとハロウィンカラーをあちこちで見かけます。

今回はハロウィンの基礎的な知識と、なぜ突然ハロウィンが流行し出したのかを調べてみました。また、2017年には我が家もポスト下の寄せ植えを何となくハロウィンカラーにしてみました。

「ハロウィン」は”諸聖人の日の前夜”の日

「ハロウィン」はアイルランドを中心としたケルト民族のお祭りです。古代ケルト人のドルイド信仰が基となっています。

アイルランドの古い伝記によれば、ハロウィンはカトリック教会が祝う「諸聖人の日の前夜」です。「諸聖人の日」は聖人(hallow)と殉教者を記念する日(11月1日)で、古代ケルトでは新年の始まる日になります。

ハロウィンという名称は「諸聖人の日の前夜」という名称が訛ったものという説があります。

All Hallows eve

Hallows eve

Halloween

ハロウィンは秋の収穫を祝うとともに、この日に死者の霊が家族を訪ねてくると信じられています。日本のお盆と同じで歓迎する祭りかと思いきや…ハロウィンでは”彼ら”から身を守るために仮面をかぶり火を焚くといいます。

ドルイド信仰では霊は基本的に悪いもの、またこの日はこの世と霊界の見えない扉が開く日なので悪い精霊などもやってくるとされています。

ハロウィンの仮装の由来

ハロウィンの仮装はこの仮面が由来です。悪いものから身を守るためにつけます。

ジャック・オ・ランタンの由来

古代ケルト人のドルイド信仰で、ハロウィンでは悪いものから身を守るために供物をささげ火を焚きます。翌朝この火を司祭たちが人々に配り、人々は火を家の釜戸に灯して悪い精霊(シー)が家の中に入るのを防いだそうです。

この火がジャック・オ・ランタンの始まりで、時代の流れとともに採れたカブをくり抜いてランタンを作り、火を焚くようになりました。

カブがカボチャになったのはアイルランド人がたくさんアメリカに渡り、アメリカの風土に合わせて変化したという説があります。

あの世をさまようジャックの伝説

”ジャック・オ・ランタン”を直訳すると「ジャックの提灯」です。これはあの世をふらふらと彷徨う魂の代名詞になってもいます。ジャックの伝説は言うならば「二度あることは三度ある」です。

ジャックが浮遊霊になった理由
①ジャックは悪魔に自分の魂と引き換えに酒代を要求。支払い(魂)を要求しにきた悪魔を逆に捕まえ、今後10年間魂を取りに来ないことを約束させる

②(①の10年後)今度こそ魂をあげると言って今度はリンゴを要求。リンゴの木に登った悪魔をまた捕まえ、苦しむ悪魔に自分の魂をとらないことを約束させる

③(ジャックの死後)数々の悪事が原因で地獄に行ったものの、悪魔から魂が取れない約束になっていると言われて入獄を拒否される。結果としてジャックは提灯をもってあの世を彷徨う魂になる。

欧州のハロウィンでは死者はジャック・オ・ランタンを片手に地域を彷徨います。ハロウィン自体は子どものお祭りで、仮装した子どもたちは近所の家をまわり”トリック・オア・トリート”と唱えて甘いものをねだります。

イベントのない10月を狙った企業戦略

日本でハロウィンが拡がったのには企業の後押しがあります。

ハロウィンが普及する前は日本の10月にイベントがなく、玩具メーカーは10月を”エアポケット”(=売り上げがガクッと落ちる時期)としていました。

1970年代に玩具メーカーがハロウィングッズを販売開始

イベントや流行に弱い日本人の心はガッチリつかまれ、多くの企業はハロウィン商戦で成功をおさめた

日本のハロウィンは欧州と違って信仰に基づくものではなく、目新しいものに対する興味・関心から賑わうイベントです。日本人はにわか騒ぎが得意なので、企業の今後の課題は「ハロウィンを定着させること」でしょう。

ハロウィン市場はバレンタイン市場より大きい

日本記念日協会の推定では2014年のハロウィン市場規模は1,110億円でした。同じく2014年のハロウィン市場は1,080億円なので、今ではハロウィン市場の方がバレンタイン市場よりも大きいです。

ハロウィン市場の拡大は著しいです。2010年のハロウィン市場規模は380億円で、たった4年で市場規模は3倍に成長しました。

今後も成長するかについては様々な分析がされていますが、ハロウィンがバレンタインのように日本文化に根付き、日本独自の発展・進化をするかについては疑問視されています。

「アニメや漫画などのネオカルチャーの市場拡大次第かな」というのが私の分析です。

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。