屋上を作る2つのデメリットを徹底分析!

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屋上のある家を作る

家を作ると決めたとき、真っ先に夫婦で一致した意見でした。しかし屋上付き家を建てることについては多くのハウスメーカーに辞めた方が良いと言われました。

【屋上をやめた方が良い理由】
・雨漏りのリスクが高くなるから
・耐震性が下がるから

しかし一生に一度しか作らないマイホームです。

そのため私たちは屋上のある家を建てたことのある(実績のある)建築会社に依頼すると決め、そのうちから建築会社を選びました(私たちの希望を「面白い」と言った点が好印象、決め手でした)。

一生に一度の買い物なので営業トークにのせられたら危険です。彼らを選んだのにはデメリットをきちんと述べ、そのデメリットを改善する方法を一緒に考えるという方針が信頼に値すると判断できたという点があります。

ただヤメロというより建設的です。もしあなたが屋上のある家を作りたいならば、一緒に懸念事項を上げて解決を目指してくれる建築会社を探すべきです

IMAG2577_屋上
結果、我が家はFRP防水で10畳ほどの広さの屋上を作ることになりました。今回は屋上を作るにあたって多くのハウスメーカーに上げられた2つのデメリットについて徹底的に分析してみました。

屋上のある家を作りたいと思っている人の参考になると幸いです。


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雨漏りの可能性はあがる

「”建物の上にバスタブを置く”と思って下さい」

屋上を希望したときに建築会社の営業さんから言われた言葉です。実際に建築会社によっては雨漏りのリスクが上がることを考え屋上の設置を断る場合もあるようです。
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だから私たちは屋上を作ってくれる建築会社を厳選
(冒頭の営業さんの言葉は屋上を反対したのではなく防水工事のイメージのためです)

一般的に屋上を作る場合はFRP防水が必要です。FRP防水は屋上だけでなくベランダの工事にも使用されています。FRP防水の保証期間は10年間です(一般的)。

この”10年間”ですが、決して短くありません。

新築住宅の保証期間自体も10年間です(品質確保の促進などの法律で決められた期間)。つまり10年を過ぎてから雨漏りし、結果として柱や梁が腐っても建築会社は補償してくれません。

屋上が雨の受け皿となるため雨漏りリスクは高まりますが、雨漏りした場合の対処に関する保証期間は屋上があってもなくても変わらないのです。

一般的に住宅の雨漏りは”雨漏りしてから発見”することが多いです。雨漏りした段階で住宅内に水が浸水しているので既に手遅れです。日頃から小まめにセルフチェック、10年に1度は専門業者に雨漏りのチェックをしてもらうことが大切です。
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屋根に比べて屋上はセリフチェックしやすい(見た目や踏み心地で損傷の可能性を発見できる)
※屋上資材は屋根材に比べて傷みやすい事実はある

FRP防水で耐水性アップ

【FRP防水】
軽量かつ強靭な繊維強化プラスチック(FRP)を使った耐熱性・耐食性・耐光性に優れた防水層(塗膜防水)。塗料のように塗る防水材なので継ぎ目のないシームレス層が形成できるため防水性が高い(10年間の防水保証が義務付けられている)。

FRP防水は船舶、水槽、バスタブ、波板、自動車、屋根材等として幅広く活用されている。

ただしFRP防水の出来上がりは施工する職人によって差があります(ここは信頼しかない。そうでないと家自体が建たない)。住宅の引き渡し時には、特に隅(角)の部分を厳重にチェックしましょう。

FRP防水層は暮らし始めて半年ほど経った後に剥がれるということがあります。実際に我が家は初めての夏に剥がれた部分を発見しました。施工時の気候との差や住宅全体の揺れや歪みが原因のようです。
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築後1年以内のことだったので無料で補修してもらいました。詳しくは「 」を読んでください。

【防水機能の寿命を延ばす工夫】
・紫外線があたらないようにタイルなどを敷く
・水を溜めないために排水口はマメに掃除
・ひび割れ等を見つけたら直ぐに補修
・専門業者に耐水性をチェックしてもらう
屋上の人工芝(2)
紫外線があたらないようにするために、後日屋上に人工芝マットを敷きました。

連結タイプで1枚約4千円と比較的高いマットですが、人工芝シートでは排水性に心配があったのでマットを選択しました。詳しくは「」を読んでください。

ひび割れなどを見つけたら直ぐに補修が必要です。

防水性に係る点なので専門業者に依頼する方が良いと思います。実際に我が家もハガレを発見し業者に依頼しました。詳しくは「 」を読んでください。

防水性のチェックは10年に1度の頻度が目安です。屋上だけでなくベランダにもFRP防水がされているケースが多いので同時にチェックしてもらいましょう。

耐震性が低下する可能性

「屋上を作ると耐震性が低下します」

これは屋上設置お断りの建築会社の営業さんから言われた言葉です。

屋上設置と耐震性低下の関係については確認できていませんが、色々調べてみると新建築基準法により全ての新築住宅には一定以上の耐震性が義務付けられていることが分かりました。

つまり屋上設置により耐震性が低下しても、建物の形状を工夫したり筋交いを増やしたりするなどして一定以上の耐震性を持った住宅を設計してもらえるのです(一定以上の耐震性がないと建築許可がおりない)。

つまり建築会社が設計で苦労するのであって、私たち依頼主側には屋上設置による耐震性低下はあまり問題にはなりません(長期優良住宅の認定問題などは別 ※耐震等級2以上が必要)。
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但し、屋上設置は設計段階で決定しなくてはいけない(途中での設置希望は設計を根底から変更しなくてはいけない可能性がある)

そもそも耐震等級とは?

建物の耐震性は耐震等級で表現され、耐震等級は等級1、等級2、等級3と3段階に分かれています。

【耐震等級1】
建築基準法レベルの建物強さ(耐震性の基準)。

【耐震等級2】
耐震等級1の1.25倍の建物強さ。「長期優良住宅」の認定を受ける場合は等級2以上が必要。

【耐震等級3】
耐震等級1の1.5倍の建物強さ。

耐震性の基準となっている耐震等級1の建物強さとは「数百年に1度発生する地震力に対して倒壊・崩壊等しない程度の強さ」と定められています。
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この数年の間に大きな地震が多数発生しているため、数百年に1度発生するという表現ではやや曖昧しかし実は震度で考えると耐震等級による差はあまりない(地盤によるものが大きい)

【震度5以下】
耐震等級1 「損傷しないだろう」
耐震等級2 「損傷しないだろう」
耐震等級3 「損傷しないだろう」
 ↑
程度の差はありそうだがほぼ同じ

【震度6~7】
耐震等級1 「倒壊はしないだろう」
耐震等級2 「倒壊はしないだろう」
耐震等級3 「倒壊はしないだろう」
 ↑
程度の差はありそうだがほぼ同じ

つまり震度5より大きな地震がきたら現在の新築住宅は漏れなく損傷する可能性があるのです。そして”数百年に1度発生する地震”とは震度6以上だと考えられます。

【最近発生した震度6以上の地震】
<2016年>
・鳥取県中部地震(震度6弱)
・熊本地震(震度7)
<2014年>
・長野県神域断層地震(震度6弱)
<2013年>
・淡路島地震(震度6弱)
<2011年>
・静岡県東部地震(震度6強)
・東日本大震災(震度7)
・長野県北部地震(震度6強)
・福島県浜通り地震(震度6弱)

…数百年に1度どころかほぼ毎年”倒壊はしないだろう”レベルの地震が頻発しています。多くの住宅が地震保険に入るわけです。
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「うちは耐震等級が高いから地震保険は不要」という人もいる(保険会社の担当者談)。被害の程度に差はあるかもしれないが、”損傷・倒壊しない可能性”についてはどの耐震等級でもほぼ同じ

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