爆笑!お雛様の暮らす町・郡上八幡のひな祭り

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”ひなまつり”についてインターネットで調べると何故か「郡上八幡」という地名も検索ワードでヒットします。「郡上八幡のひな祭りは有名なのかな?」と思って調べてみたら大爆笑!いや、何ともひな人形たちが活き活きとしているひな祭りです。

伝統を重んじる人は眉根をひそめる行為かと思いますが、お雛様は”ひな人形で遊ぶこと”も伝統だったのですから”あり”なのではないでしょうか。今回はひな人形の伝統と「郡上八幡城下町おひなまつりと福よせ雛」についてまとめました。

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”伝統”と”これから”の難しいバランス

伝統的な行事というものは現代の生活において負担だったり悩みの種だったりします。ひな祭りにおいても「両家のバランスを取るのが大変」と孫娘に何かしてあげたい祖父母たちの勢いに悩まされる若夫婦も少なくはないでしょう。

さてこの雛祭り(ひな人形)ですが、地域によって大きく「常識」が異なることを知っていますか?いつひな祭りをするのか、男雛と女雛の配置、実は様々な「正解」があるのです。

ひな祭りには厳密なルールはない!

ひな祭りは「男雛」と「女雛」を中心とするひな人形を飾り、女子の健やかな成長を願う節句のイベントです。平安時代から貴族の間で始まり、江戸時代には庶民も行っていた伝統的なイベントであり、ひな祭りは時期を始めとして様々な伝統があります。

ひな祭りが行われる時期
● 江戸時代は旧暦の桃の節句(現在の4月頃)
● 現代においては新暦の3月3日が一般的となっている
● 一部地域では旧暦の3月3日に祝われる(東北・北陸に多い)
● 八朔(八月朔日、旧暦の8月1日)にひな人形を飾る地域もある

ひな人形の飾り方
● 江戸時代以前の伝統を重視するなら男雛は左(向かって右)
● 明治時代以降の伝統を重視するなら男雛は右(向かって左)

現代は人の往来が激しくなり、北国出身と南国出身の人が夫婦となり子を持つことは珍しくありません。伝統は多様化しているため、「ひな祭りとはこうするもの」という考えを両親から押し付けられて困る若い夫婦も珍しくないのでは?しかし前述した通りひな祭りをする時期、飾り方にも地域差があり、どちらも合っているのです。よって現代では厳密なルールはないものとして、各家庭で良い形で治めて良いと思います。

ひな人形は女親の実家が贈るもの?

「ひな人形は女親の実家が用意することが常識」のように言われますが、その根拠は”ひな人形は嫁入り道具”という伝統によるもので、核家族化が進み家族の在り方が多様化している現代においては合わなくなっています。

結婚して婿側の家庭に入る(婿の親と同居)ことを”嫁入り”と言います。嫁入りした娘に会う口実のため、雛人形を贈って桃の節句を祝っていたようです。しかし昔は一般的だった嫁入りも、現代で結婚の形の1つでしかありません。孫を訪ねる口実なんて不要になっている時代なので、ひな人形は女親の実家が用意する決まりは事実上なくなっているのです。

最近多いひな人形の準備の方法
● 双方の実家がお金を出し合って購入する
● 男親が準備する

女親の実家から言われるケースとして多いのが「うちのひな人形をあげる」です。孫娘を想う気持ちが8割、2割は人形の管理が面倒ということがあるのでしょうか。娘が嫁に行くと陽の目も見なくなりますからね。この場合は女親側が既に所有しているため声高になりますが、「…じゃあ」と快諾できない事情もあるでしょう。しかし快諾しないと「普通は女親側が贈る物よ!」となるでしょう。

なぜこういうときは伝統・一般論を声高に叫ぶのか…と思いますが、伝統を重視するならば”既存のひな人形を渡す”という形は間違っているのです。

ひな人形は女の子を守るもの

ひな祭りは”女の子”の祭りであり、ひな人形は女の子を守ってくれるものとされています。子どものうちは護り手として重用されますが、成長して結婚したりするとお役御免になりがちです。「私は大丈夫だから、今度は娘を護ってね」…となりがちですが、人形は護る相手を変えることはないのです。つまり”お母さんのひな人形”はずっと”お母さんのひな人形”なのです。

母娘で引き継ぐのはもちろん、姉妹でシェアすることも伝統を重んじるならば間違っています。結果、例えば3姉妹のいる家庭ならば母親のものと合わせて4セット飾るのが伝統的なようです。現在の住宅事情にはそぐわない伝統ですよね?

伝統よりも現在と未来が大事!

伝統を重んじることは大切ですが、伝統のために多くのことを犠牲にすることは間違っているというのが私の考え方です。岐阜県郡上八幡市の「城下町のおひなまつりと福よせ雛」は伝統的なお雛様に混じって城下町数百か所にユニークな「福よせ雛」があるそうです。

【イベント情報】城下町のおひなまつりと福よせ雛
http://www.gujokankou.com/event/01hachiman/530.html

郡上八幡市は大和ハウスグループの”共創共生”をコンセプトにしたCMで有名になった街です(【TVCM】共創共生「郡上八幡」篇)。私もあのCMを見て郡上八幡市に行きたいと思ったものですが、CM公開直後から郡上八幡市への観光客が増えて、混雑を避けていたら今も行けていない…私にとってそんな街です。

CMにあるように郡上八幡は古の知恵を今に語り継ぐ歴史ある街なので、福よせ雛のようなユニークな町おこしは驚きと共に違和感があります。

郡上八幡の福よせ雛
お雛様たちが人間と同じような日常生活を送る様子を表現した変わり雛。掃除したり、宴会したり、スポーツしたり、見ているだけで笑顔になります (郡上市観光連盟公式サイトより)

開催期間: 2017年2月4日(土)~2017年4月3日(月)
開催場所: 郡上八幡城下町一帯

福よせ雛は使われなくなったお雛様を持ち主の理解を得て活用している取り組みです。城下町のあちこちで展示されており、一部を除き無料で見ることができるようです。大規模展示はホテル郡上八幡、郡上八幡博覧館、郡上八幡城などで行われています。

「面白ければ何でもあり」というわけではありませんが、きちんと伝統に則って飾られたお雛様が昔の宮中の様子を模したものならば、今の生活を模した福よせ雛も「あり!」だと私は思えます。

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