ぶら下げ式の虫よけ製品は蚊に効かない?

家の中にチョウバエが入ってくるので、玄関と勝手口に『ウナコーワ虫よけ当番』を設置しました(適用害虫はユスリカとチョウバエ)。写真はスリムタイプ、コンパクトタイプと一緒に今年新発売の製品です。


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有効成分が自然に拡散するため電気・電池は不要、雨に濡れても大丈夫という屋外でも屋内でも使用できます。ベランダに吊り下げたり、玄関扉の取っ手に取り付けているお宅が多いように思われます。

 

「メトフルトリンって蚊に効かないの(´・ω・`)?」

調べてみるとメトフルトリンは蚊に対して殺虫・防虫効果はあるが、使用状況によっては効果が薄く「絶対に効く」わけではないので適用害虫として表記されないようです(ユスリカは蚊ではありません)。

 

家のまわりにいる蚊は2種類

蚊は吸血するとき唾液をヒトの体に残していき、唾液が原因で吸われた部分がかゆくなったり、日本脳炎など感染症にかかってしまいます。日本で吸血する蚊はこの3種類です。

  • アカイエカ(コガタアカイエカ)
  • ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)
  • チカエイカ

チカエイカはビルの浄化槽から発生してオフィス内や地下鉄で吸血するので、家の周りで吸血する蚊はおおよそアカイエカかヒトスジシマカになります。コガタアカイエカは日本脳炎、アカイエカは犬のフェラリア症、ヒトスジシマカは2014年の夏に騒がれたデング熱のを媒介します。

アカイエカとヒトスジシマカは吸血時間が異なり、アカイエカは夕方~夜、ヒトスジシマカは昼~夕方です。ポイントは温度で蚊の活動が一番活発になるのが25~30℃、35℃を超えると蚊の動きは鈍くなります

蚊にとっては熱帯夜なんて最高(´Д⊂)

蚊が吸血するのは産卵のための栄養を確保するためで、吸血するのはメスの蚊です。蚊は爆発的の増殖します(蚊1匹につき100~200個の卵を産む)。気温25~30℃の条件下、アカイエカの卵は10日ほどで成虫になります。

蚊は水のある場所に卵を産み、卵がかえると幼虫(ボウフラ)になります。ヒトスジシマカのボウフラは空き缶に溜まった水のように少しの水でも増殖するので、庭にバケツや植木鉢の受け皿など水の溜まるものを放置することはやめましょう( ´-ω-)

参考:蚊を知る(アース製薬公式サイト)

 

新しい虫よけ成分・メトフルトリン

「ウナコーワ虫よけ当番」のような”ぶら下げ式の虫よけ製品”に使用されている虫の忌避剤はピレスロイド系の薬剤の中でも比較的新しく開発されたメトフルトリンが使用されています。

従来のプレスロイド系薬剤 → 拡散させるのに熱源が必要
メトフルトリン → 常温で拡散できる(熱源が不要)

メトフルトリンを使用するメリット

  • 不適切な使用による火事や火傷等のリスク軽減
  • 携帯性や利便性の向上
メトフルトリンは蚊に効かない?

メトフルトリンを開発した住友化学の資料によるとメトフルトリンには蚊に対して一定の殺虫・防虫効果があります

しかし「ウナコーワ虫よけ当番」のような”ぶら下げ式の虫よけ製品”には蚊に効くとは書かれていません。実際に「ウナコーワ虫よけ当番」の有効害虫はユスリカ(蚊のようだが蚊ではない※吸血しない)とチョウバエです。

その理由は2015年に消費者庁が出した措置命令です。消費者庁はこのときいくつかのメーカーに対してぶら下げ式の虫よけ製品のパッケージは過大広告であると改善命令を出しました。

強風などあらゆる条件下でも不快害虫に対する表示された効果があると誤解させたため

つまり製品に虫よけ効果がないわけではなく、状況によって効果が左右されるというものです。しかし措置命令が出たことが全面に出過ぎてメトフルトリンは蚊に効かないと思われがちです。

参考:【PDF】「ウナコーワ虫よけ当番」に関する消費者庁の措置命令について(興和株式会社公式発表 2015年2月20日)

 

蚊取り線香の効果

ぶら下げ式の虫よけ製品では常温で拡散されることが大切なためメトフルトリンが使用されています。これら製品は使用状況によって殺虫効果が変わるため有効害虫はユスリカやチョウバエであり、”蚊に効く”とは書かれていません(金鳥の「虫コナーズ」でも同様)。

”蚊(成虫)に効く”と明言されているのは熱で有効成分を拡散させる線香タイプやリキッドタイプの蚊取り線香です。メトフルトリンを使用しているものもありますが、熱で有効成分を拡散させることで濃度を高くし、殺虫効果を高めているようです。

「やっぱり蚊取り線香は金鳥が効く気がする(*・ω・)」

蚊取り線香は金鳥>アース製薬と価格に大分差がありますが、数年前に安いけれどまったく効かないものを使用した経験から我が家では高くても金鳥の蚊取り線香を使用しています。

金鳥の場合、線香タイプの蚊取り線香の有効成分はピレスロイド系のdl・d-T80-アレスリンまたはトランスフルトリンを使用しています(トランスフルトリンはハエにも効く)。リキッドタイプはメトフルトリンです。

【補足情報】
金鳥の蚊取り線香の長さは約75cmです。1時間で約10㎝燃えていくようにできていて、人の平均睡眠時間7.5時間に合わせてあるそうです。

「燃え尽きるのを待ってられない(途中で止めたい)」場合は事務でよく使われる針金だけでできたクリップで線香を挟めばよいそうです(その部分の熱量が上がって、その部分で焼き切れる※焼け口はまた点火可能)。

1プッシュで蚊がいなくなるスプレーの効果

「卑怯だろ~( ̄ー ̄)ニヤリッ」のCMでお馴染みの金鳥「蚊がいなくなるスプレー」については有効成分は公開されていません(”ピレスロイド系”のみ)。

「蚊は飛んでいる時間より壁に止まっている時間が長い」とCMで言っているのは本当なのでしょうか?寝ているときにぷ~んと飛ぶ音に悩まされたことのある身としては疑わしかったのですが、約40年昆虫の研究をしてきた学者によると「蚊は飛ぶのが下手。微風で上手に飛べなくなる」と本当だったようです。

人が動いていると室内の空気が動くため蚊は上手く飛べない=壁やカーテンにとまる

参考:製品情報 殺虫剤・虫よけ(金鳥公式サイト)

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takka

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