アラフォーでも溶連菌感染症になる!?溶連菌感染症の基礎知識

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― アラフォーのおっさんでも溶連菌にかかる ―

「溶連菌」というと子ども特有の感染症だと思っていましたが、旦那が溶連菌感染症にかかりました。”子ども特有の感染症”だと思っていたものに大人がかかったのは、以前義弟が患った手足口病以来2回目です。

抗生物質を処方されて大分症状は緩和したものの、症状が現れた直後は39℃近い高熱、のどの痛み、全身の倦怠感・関節痛に苦しんでいました…私じゃなくて良かった。

娘2人は無事なので子どもたち経由ではなく、私はどこからもらってきたのか首を傾げつつ飛沫感染・接触感染するので娘たちにうつらないように注意しています。

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溶連菌感染症の基礎知識

  • 溶連菌による感染症
  • 比較的子どもがかかりやすい
  • 冬から初夏にかけての発生が比較的多い
  • 症状の特徴は38℃以上の発熱、のどの痛み、全身の倦怠感
  • 人にうつる(飛沫感染・接触感染)

子どもの場合は体にブツブツができることがある

症状が上手く言えない子どもの場合、物が食べられないほど喉を痛がったり、リンパ節が腫れたり、体に普段見ないブツブツができたときは溶連菌感染症を疑うと良いです。

溶連菌感染症は手洗い・うがいで予防できる

溶連菌感染症を予防するワクチンはまだありません。溶連菌感染症の予防には手洗い・うがいが有効です。

溶連菌は飛沫感染・接触感染するので、感染症にかかった人はマスクをしてヨード系のうがい薬で喉を消毒・殺菌すると良いです。適切な抗生剤を服用して24時間が経過すると他の人にうつす可能性はグッと低くなります。

溶連菌感染症は出席停止

学校保健法により、溶連菌感染症は「適正な抗菌剤治療開始後 24 時間を経て全身状態が良ければ登校可能」となっています。病院に行った当日と翌日は最低でも出席できないと考えると良いです。

参考:学校感染症と出席停止の基準(公益法人日本学校保健会資料)

溶連菌感染症の判断は小児科医が得意

今の症状が溶連菌によるものか、溶連菌以外の菌によるものかの判断はとても難しいです。溶連菌感染症は子どもに多い病気なので、溶連菌感染症かどうかの判断は小児科医が得意です。

溶連菌がいるから溶連菌感染症ではない

「溶連菌がいる・いない」の判断は一般的に血液検査でできますが、溶連菌がいるからといって今の症状が溶連菌感染症とは限りません。

なぜならば、溶連菌は普通に健康な人の体の中にもいるからです。

園や学校にいっている子どもの場合、溶連菌の保菌者は高いところで3割に達します。抗体を持つ大人の場合は溶連菌感染症を発症していても自覚症状なく自然治癒していることがあります。

溶連菌の存在が過剰になると溶連菌感染症になる

溶連菌が普段から口の奥(咽頭)にいる人もいるのに、溶連菌感染症になる人とならない人がいます。この差は咽頭にいる溶連菌の数です。

溶連菌は一定数以下ならば特に目立った問題はありません。ただ、あるキッカケで溶連菌が増えすぎると体に害が出て溶連菌感染症を発症します。発熱、喉の炎症、全身の倦怠感は、増えすぎた溶連菌を退治しようとする体の反応なのです。

菌が増えすぎる”キッカケ”は様々です。

溶連菌感染症にかかっている人から大量の溶連菌がうつってくることもありますが、環境変化・ストレス・過労・睡眠不足で抵抗力がおちたときに発症するケースも多いです(特に大人)。

病院に行った旦那は「喉の炎症がもう膿になってしまっている」と医師に言われたそうです。抗体のある大人の場合は自覚症状なく自然治癒してしまう場合も多いです(抵抗力が落ちていて発症するケースが大人には多い)。

適切な診断をして必要以上の投薬を防ぐ

菌を退治する抗生物質(抗生剤)は体に対する影響が強いので、特に子どもの場合は不必要な投薬は避けたいです。

そのためには溶連菌感染症かどうかの正しい判断が大切です。

医師によると、溶連菌感染症に慣れた小児科医の場合は溶連菌のcolonozation(無害)とinfection(有害)を間違えなく判断できるそうです(溶連菌のcolonizationは治療する必要がなく、infectionは治療した方が良い)。

大人の場合は小児科医の診察を受けられないので、内科医兼小児科医を探すと良いです(我が家のかかりつけ医は小児科医兼内科医。旦那は溶連菌による扁桃炎と判断)。

処方された抗生剤は必ず全部飲みきる

溶連菌感染症の治療には抗生物質(抗生剤)を服用します。処方された抗生剤を服用すると咽頭にいた溶連菌はほぼ消失します。

旦那はペニシリン系の抗生剤(ユナシン錠375mg)を4日分処方されました。セフェム系の広域抗生物質は他の大切な菌も消失してしまうので、ペニシリン系の抗生剤を3~5日分処方するのが一般的のようです。

服用から約24時間以内に人に移す危険性がなくなりますが、溶連菌の薬剤耐性を上げないためにも処方された抗生剤は必ず飲みきるようにします(途中でやめることで治りかけた症状がまた悪化することもあります)。

溶連菌による合併症は腎炎が有名

溶連菌の合併症で有名なのは腎炎とリウマチ熱ですが、リウマチ熱については日本ではほぼなくなった病気なのであまり心配する必要はありません。

腎炎は、正確には「溶連菌感染後糸球体腎炎」と言われる溶連菌に対するアレルギー反応です。一過性の急性腎炎です。

発症していないただの溶連菌保菌者の人がこの腎炎を起こすことはありません。また、腎炎を起こすのは免疫力が完成した小学生以上の子どもが多いです(3歳未満が起こす可能性は極めて低い)。

この腎炎は溶連菌に対するアレルギー反応なので、溶連菌感染症を治療したからといって「腎炎を100%防ぐことができた」とはなりません。実際には自覚症状があまりないままアレルギー反応を起こして腎炎になってしまったケースが多いです。

ただ、腎炎というとギョッとしてしまいますが、急性腎炎の大部分は安静にして食事に気を付けるだけで治るため大きな心配は不要のようです。

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