六曜とは?日本人の生活に根づく吉日の考え

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妹夫婦が新たに事務所を構えたと聞き、お祝いの植物を贈りました。

開業祝いというと胡蝶蘭が一般的なのですが、一目見て気に入った梛(ナギ)を贈ることにしました。梛は熊野神社の神木として大切にされている樹です(比較的温暖な地域に自生する常緑高木)。
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お祝い用の胡蝶蘭が枯れているのをよく見かけるので辞めました胡蝶蘭のケア方法については「」を読んでください。

「配達予定日はどうしますか?」

離れて暮らしているため宅配をお願いしようとして、よくある”縁起のいい日”について考えさせられました。今回は日本人の生活に馴染んでいる六曜(ろくよう・りくよう)についてまとめてみました。六曜とはカレンダーに書かれている「大安」とか「仏滅」とかの総称です。

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六曜とは?

「六曜」とはカレンダーや手帳にときどき書かれている歴注(暦に書かれるその日の吉凶や運勢が分かる言葉)の1つです。先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6種類があります。

六曜の発祥は中国とされています。鎌倉時代末から室町時代に日本に伝わったとされ、江戸時代末には民間の暦の多くに記載されていたようです。

六曜は一度明治時代に規制対象となりましたが民間に根づいた考えはなかなか廃れず、第二次世界大戦後に規制が解除されるとあっという間に復活して今も活用されています。

しかし現代の若者が六曜を気にして生活、スケジュールを決めているかというと微妙なところです。冠婚葬祭に対する考え方は多様化しており、周囲の反応が是ならば六曜は二の次にして予定を組むのが一般的になりつつあります。

比較的六曜を気にしがちなイベント
・ 冠婚葬祭
・ お祝いを贈る日(買う日)
・ お見舞いに行く日
・ 引っ越し日
・ 納車日
・ 上棟日、建物の引き渡し日
・ 宝くじの購入日

先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順で六曜は繰り返します…が、ときどきこの順じゃないときがあります。カレンダーを順に見ていくと時々飛んでいるのです。

それは”旧暦の各1日の六曜は予め決まっているから”です。旧暦の1日なので今の暦だと月の途中で六曜の順が狂うのです。次のように旧暦1月は”先勝”から始まり、旧暦2月は”友引”から始まるのです。

「先勝」から始まる 旧暦1月、7月
「友引」から始まる 旧暦2月、8月
「先負」から始まる 旧暦3月、9月
「仏滅」から始まる 旧暦4月、10月
「大安」から始まる 旧暦5月、11月
「赤口」から始まる 旧暦6月、12月

六曜の名称は変化してきた

長い六曜の歴史の中で、赤口(しゃっこう、しゃっく、じゃっく、じゃっこう、せきぐち)以外の六曜は名称や読み方が変わってきました。

【先勝】
昔は「速喜」や「即吉」と言われていました。「先勝」の読み方としては「せんしょう」や「さきがち」が一般的ですが、「せんかち」や「さきかち」ということもあります。

【友引】
昔は「共引」と表現されていました。「友引」の読み方としては「ともびき」が一般的ですが、「ともひき」や「ゆういん」と読まれることもあります。

【先負】
昔は「小吉」や「周吉」と言われていました。「先負」の読み方としては「せんぶ」や「さきまけ」が一般的ですが、「せんぷ」や「せんまけ」と読まれることもあります。

【仏滅】
昔は「空亡」や「虚亡」と言われていました。その後、”全てが虚しい”という意味の「物滅」と表現され、それが「仏滅」となりました。読み方は「ぶつめつ」のみです。

【大安】
昔は「泰安」と表現されていました。「大安」の読み方としては「たいあん」が多いですが、「だいあん」という場合もあります。

六曜のそれぞれの意味

● 先勝
先んずれば即ち勝つ」という意味で、万事に急ぐことが良いとされる日です。この日の午前中が吉(午後2時~午後6時は凶)ということで、例えばお祝いを贈るならば午前中に届くように手配します。

● 友引
凶事に友を引く」という意味で、この日に葬式を行うと友が冥途に引き寄せられる(=死ぬ)と連想されることからこの日には葬式を行わないのが一般的です。葬式以外の吉凶ではこの日は朝が吉、昼が凶、夕は大吉とされます。かつてこの日は「共引」と言われ、「勝負なき日と知るべし」という意味がありました。「共引」は「勝負事は全て引き分けになる日」とされており、漢字が変わって日の意味も変わったと考えられます。

● 先負
先んずれば即ち負ける」という意味で、かつては「小吉」「周吉」と言われたように吉日とされました。しかし今の名称に合わせてこの日の午前中は凶、午後は吉と考えられています。

● 仏滅
仏も滅するような大凶日」という意味がありますが、仏教との関係はありません(仏事と関連ある感じなのは当て字によるもの)。かつて「物滅」と言われていたことから、「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」日と解釈され、場合によっては何かを始めるには大安より良い日とされています。

● 赤口
陰陽道の「赤舌日(羅刹神が支配する不吉な日)」という凶日に由来します。午前11時頃~午後1時頃(午の刻)だけが吉とされます。また「赤」という字がつくため、火の元や刃物に気をつける日とされます(死を連想するものに注意する日)。

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