隣の家の浄化槽から悪臭が…改善依頼をする前に知っておきたい浄化槽の基礎知識

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隣のアパートの浄化槽からイヤな臭いがします。

大抵のアパートには管理会社が付いていますが隣のアパートの管理会社は不明。住人もロクに顔を見なかったり外国人だったり、家賃の振込とかで管理している会社または人を問うことも難しい。

こういうときに頼りになるのが役所です。

役所の環境保全を担当している部署(環境課など)に相談したところ「できるだけ早く現地確認をする」とのこと。相談は匿名でも受け付けてくれますが、後ろめたいこともないので実名で相談しました。現地確認結果も後日報告してもらえる予定です

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2019年10月30日に市の方から次のような結果報告を受けました。

「市と県の職員で現地調査をした結果、浄化槽がとても汚れていたのが確認できたので管理人に対し清掃を依頼。管理人から清掃するという確約を得た(実施日は未定)」

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浄化槽では微生物が生活排水を浄化する

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浄化槽とは<生活の中で発生する汚れた水をきれいな水にして川などに流すための装置>です。汚れた水を何も処理せずに垂れ流すと不衛生であり、川を汚したりと様々な悪影響を及ぼします。

汚れた水(汚水)をキレイにするのは浄化槽の中の微生物です。浄化槽では微生物が汚れを分解してキレイにした水(上澄み)を消毒して川に放流しています。

浄化槽の管理者には次のような管理義務があります。

  • 浄化槽の底にたまった汚泥や固形物の引き抜き清掃(年1回以上)
  • 装置の点検・調整、消毒薬の補充など(年3~4回※目安)
  • 年1回の法定検査(浄化槽機能の総合診断)

浄化槽にはトイレの排水のみを処理する『単独浄化槽』と、トイレに限らず建物内からでる全ての排水を処理する『合併浄化槽』があります(2001年4月以降、単独浄化槽の新設は禁止)。

浄化槽の機能維持のために清掃は必要

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清掃は市町村から「浄化槽清掃業」の許可を受けた業者に委託します。

汚水を処理し終えた微生物は汚泥となって浄化槽の下に溜まります。この汚泥を長期間放置すると底で固まって浄化槽の機能を低下させます。最悪の場合は浄化槽内部を破壊してしまいます。

浄化槽は通常ドロッとした汚泥を吸い取って掃除することができますが、固まると吸い取ることができず除去には通常に比べてはるかに多額の費用がかかってしまいます。

浄化槽の機能が低下すると悪臭や害虫が発生してしまい周囲の環境が不衛生となります。

保守点検の回数は浄化槽の規模等で規定

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浄化槽の規模や処理方式によって保守点検回数が決まっています。保守点検では、機器に故障等がないかを点検し、場合によっては簡単な修理をしたり、害虫を駆除したり、消毒薬を補充したりします。

保守点検できる業者は決まっています。埼玉県内ではさいたま市・川越市・川口市・川越市内の場合は各市長の登録を受けた業者、それ以外の市町村では県知事の登録を受けた業者と契約をした上で保守点検を委託します。

法定検査とは指定業者による水質検査

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法定点検には使用開始3ヶ月後から5ヶ月間以内に受検する「設置後の水質に関する検査(7条検査)」とその後毎年1回受検する「定期水質検査(11条検査)」の2種類があります。法定点検では次のチェックをします。

  • 浄化槽の設置工事が適正に行われているか
  • 清掃や保守点検が適正に行われているか
  • 浄化槽の機能が発揮されているかどうか

法定検査では知事指定の検査機関が浄化槽から採取した水を検査します。10人槽以下の合併処理浄化槽の定期水質検査は「指定採水員制度」が設けられており、保守点検業者などが採水して検査の補助します。指定採水員は指定検査機関発行の身分証明証、腕章を携帯しているので、必ず検査前には確認しましょう(指定採水員が所属している事業所は指定検査機関のホームページで確認できます)。

法定検査は10人漕以下サイズで5,000円

年1回の法定検査(定期水質検査)は10人漕以下で1回5,000円(非課税なので消費税は不要)です。サイズが大きくなれば検査費用も高くなります。

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