幼稚園のプール開き前に尿検査をする理由とプールでうつりやすい感染症の予防法

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娘の通う幼稚園はもうすぐプール開きです。プール開きの前には水着等の準備や尿検査があります。昨年は未だオムツが外れていなかったため採尿に苦労した尿検査でしたが、今年はスマートに完了しました。

※娘のオムツはプール開き前日に外れました。娘の通う幼稚園では、オムツの外れていない子は足湯のように足を水に浸けるだけでプールに入ることはできません。

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こんな症状のときはプールに入れない

  • せき・鼻水・下痢や腹痛
  • 湿疹や傷が化膿しているとき(とびひ・水イボなどは専門医の許可が必要)
  • 薬を飲んでいる
  • 熱がある
  • 結膜炎などの目の病気のとき
  • 中耳炎や外字炎など耳の病気のとき
  • アタマジラミやギョウ虫など寄生虫卵陽性のとき

園によって差がありますが、大体上記の場合はプールに入ることを禁止する園が多いです。また、子どもの健康観察と検温は保護者の責任として「水遊びの許可」は保護者の判断とする園が多いです(連絡帳やプールカードに保護者が認印を捺すなどして許可を明確化するケースが多い)。

幼稚園ではプールに限らず入園時など、既往歴・家族歴・最近の自覚症状がわかる「園児の健康状態が分かる書類」の提出を求めていることが多いです。全身運動に支障のある子どもや心臓・循環器系に異常のある子どもはプール遊びを禁止または制限していることが多いです。

幼稚園や学校で実施する尿検査はとても大切

尿検査では腎臓の病気を早期発見することができます。腎臓機能が低下すると激しい運動ができなくなります。プールで安全に遊ぶためには尿検査が必須です。腎臓の病気は初期段階では本人に自覚症状なく保護者も気づきにくいです。

尿検査は3歳児検診、幼稚園、学校で定期的に行われ、この検尿制度は症状が出る前の腎炎の早期発見に役立っています。早期に発見された腎炎の多くは治療可能であり、腎炎の予後も改善しています。実際に学校検尿を受けた世代の透析導入患者数が減少したというデータもあります(学校検尿は昭和49年から開始)。

子どもの尿をとるときの注意点

  • 寝る前にトイレに行き、起床後すぐに採尿する
  • 正しい結果がでないので、前夜にビタミンCが入ったお茶類、ジュース、薬を飲まない(潜血)
  • 尿は出始めの尿ではなく途中の尿(中間尿)をとる
  • 正しい結果がでないので前日に採尿しない(細菌が繁殖して蛋白陽性になったり血尿が消失する)

【体験談】オムツをしている子の尿検査の方法

オムツをしている子=トイレにいけない子の場合はオムツにガーゼを敷くなどして尿をしみこませ、それを搾って提出するやり方が多いです。尿検査では尿の成分を分析するので、ガーゼなどの繊維が容器内に入ってしまっても問題はないそうです。

尿検査で必要な尿の量は25~50mlです。医療従事者に質問すると「紙コップの底から1cm程度の量があれば大部分の検査ができる(病院で渡される小さなサイズの紙コップの場合)」と教えてもらえました。

プールに関係する感染病

一般的な細菌による急性外耳炎・中耳炎

外耳や内耳の皮膚・粘膜の小さな傷口から細菌が感染したことでおきる炎症で、頭痛や発熱の症状がみられます。

プールなどの水遊びの前に耳垢を除去しておくことで予防できます。また、水遊び中や後に耳に水が入ってしまっても指や綿棒で無理に水を取り除かないことが大切です。

黄色ブドウ球菌による伝染性膿痂疹(とびひ)

伝染性膿痂疹(いわゆる「とびひ」)は黄色ブドウ球菌による感染症です(飛沫感染)。皮膚に1~2mmの小さな水疱ができ、約2日後には指の頭程度まで大きくなるのが特徴です。

とびひに感染したら他の子どもにうつさないために入水禁止となるのが一般的です。また、タオルを経由して感染が拡大するのでタオルの共用も禁止です。

腸管系ウイルスによる夏風邪症候群

コクサッキー、エコー、エンテロ、ポリオなどの腸管系ウイルスによる感染症で、発熱が1~4日間続き上気道に炎症を起こして喉の痛みを感じます。プール遊び後にうがいをすることで予防でいます。

ヘルパンギーナはコクサッキーA群ウイルスによる感染症です(夏風邪症候群の1つ)。口峡部付近の発疹と小さな水疱が特徴です。また、38~39℃の熱が1~4日間続き、飲食物を飲みこむときに喉の痛みがあります(嚥下痛)。

手足口病はコクサッキーまたはエンテロウイルスが原因(飛沫感染)の感染症で、手足または口の中にできる水疱が特徴です。タオルの共有をしないことで予防できます。

アデノウイルスによる感染症

アデノウイルスによる感染症の1つとして、咽頭部に炎症が起き(咽頭発疹)て発熱する熱性咽頭炎があります(後咽頭や口蓋扁桃にブツブツができたり白くなったりすることもある)。プール遊び後のうがいで予防できます。

アデノウイルスの中でも4と7型が起こすのがアデノウイルス肺炎です。症状はインフルエンザのようで、発熱・頭痛・倦怠感が一般的です。3歳以下の乳幼児の場合は重症の気管支炎となる可能性もあります。

アデノウイルスの3・7型などが起こすのが咽頭結膜炎、いわゆる「プール熱」です。午後から夕方にかけて高くなる39℃ほどの発熱、喉の腫れと痛み、リンパ節の腫れ、結膜炎の症状がみられます(4~5日ほど持続する)。夏から秋にかけて園や学校に通う子どもたちの間に流行するのが特徴です。

アデノウイルスの8型(主に)原因で結膜分泌物から感染するのが流行性角結膜炎、いわゆる「はやり目」です。子どもの場合は発熱や結膜・角膜の炎症ですむが、成人の場合は悪化すると角膜が侵され失明の危険もあります。プール遊びのときにタオルを共用しないことで予防できますが、子どもがはやり目にかかってしまった疑いがある場合は家族間でのタオル共用はしないように注意します。

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