はじめが肝心!縁日の金魚を長生きさせるコツ
秋祭りで娘が縁日の金魚すくいに挑戦しました。やり方を知らない娘の成果はゼロ、屋台のおじさんのお情けの2匹が我が家にやって来ました。
我が家には水槽が無かったので、急いで環境を整えました。金魚に水草、お掃除役の小エビたちを投入、水性生物は気持ちを和ませてくれます。
金魚たちを飼うなら長生きして欲しいので、「すぐに死んでしまう」と言われる縁日の金魚の育て方のポイントをまとめてみました。
金魚鉢や水槽の大きさは?
縁日の金魚は“当歳魚(今年生まれた魚)”でまだ小型(平均的な大きさは2~3cm)のため、1匹あたり2リットルのサイズの大きさが望ましいです。
水槽には規格がある
水槽の大きさは“リットル(容積)”で表現させると思いきや、なぜか45cmとか60cmなどの“長さ”でした。
初心者的には「どこの長さを言ってるの?」です。
これについて、5つの『規格水槽』というものがあるからだと分かりました。ポンプなど水槽用のグッズはこの規格水槽に合わせて作ってあるようです。
- 30cm規格水槽(12リットル)
- 45cm規格水槽(32リットル)
- 60cm規格水槽(64リットル)
- 90cm規格水槽(182リットル)
- 120cm規格水槽(243リットル)
30cm規格の幅が30cmです。我が家の水槽は規格外で23リットルなので、ポンプは45cm規格のものを購入しました(水の循環してろ過する機械は水槽とセット販売)。
縁日の金魚の匹数と水槽のサイズ
1匹あたり2リットルのサイズの大きさが望ましいので、各規格水槽では次のようになります。
- 30cm規格水槽(6匹)
- 45cm規格水槽(16匹)
- 60cm規格水槽(32匹)
- 90cm規格水槽(91匹)
- 120cm規格水槽(121匹)
但し、金魚は成長します。上記は小型(2~4cm)の場合の適当なサイズなので、中型(4~5cm)になると対応できる金魚の数は小型の半数になります。
縁日の金魚の屋台では「何匹すくっても構わないが、1回で持って帰れるのは最大5匹」というルールが多く見られます。
子どもに金魚すくいを許可する前に、30cmもしくは45cm規格水槽を置き場所(コンセントが少なくとも1つ確保できるところ)を検討しておくと良いでしょう。
- 安定している
- コンセントが少なくても1つ確保できる
- あまり暑くならない
- あまり寒くならない
1リットルの水は1㎏である
今どきの水槽は軽量です。ガラスではなくアクリルで作られているので扱いも簡単です。
但し、中に水が入るとかなり重くなります。30cm規格水槽で約12㎏、中に砂利などを入れたら15㎏ほどになります。
水槽には持ち手がないので、同じ重さでも持ち上げにくいです。23リットルの我が家の水槽は、水が入ると私には持ち上げられません(ホースを使ってある適度排水させてから持ち上げる予定)。
金魚を袋から水槽に移動させる方法
予定になく金魚すくいをしてしまったら出来るだけ早く自宅に戻り、バケツやタライに水をはります。10リットル以上が望ましいです。
ここにすぐに金魚を入れてはいけません。
バケツ等の水を半日~1日放置して(できれば日の当たる場所で)カルキ抜きと温度調整をします。
「早く広いところで泳がせてあげたい」という場合は市販のカルキ除去剤を使います。ホームセンターで売っていました。赤ちゃんのミルクを作るときのように、湯冷ましを作ってもいいかもしれません。
水の準備ができたら“水合わせ”をします。水温と水質に慣らすためです。
水合わせでは、まず水温に慣らすために金魚の入った袋ごと30分ほど水の中に浮かべます(バケツの水はまだ金魚に触れていない)。縁日の袋だと不安定なので、30分浮かべるのは大変でした。
30分後、バケツの水を袋の中に少しずついれて水質に慣らし、水の中で袋の口を開いて金魚が自分から出ていくのをひたすら待ちます。
水合わせは水槽に移すときも金魚をバケツの水ごと適当な袋にいれ、同じ方法で水合わせをします。
縁日の金魚のエサはいつから?
当日はストレスで疲れているので、エサは翌日以降という意見が多いです。
エサは水面にプカプカ浮く浮上性の粒のタイプが良いです(食べ残しが分かりやすく、取り除きやすい)。最初は粒を2~3粒いれ、5分以上経っても食べない場合は取り除くと良いそうです。
我が家は翌日エサをあげたらパクパクと勢いよく食い付きました。いつ頃から・どのくらい食べるかについては個体差や屋台での扱いなど色々要因があるので試してみるしかありません。
- エサは与え過ぎない(5分で食べきれる量が上限の目安)
- バケツや水槽を叩くなどしてエサに誘導しようとしない(ビックリさせるだけ)
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