資源ゴミ回収は自治体にメリットがあった!

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「ペットボトルのキャップを集めて欲しい」

今年から労働組合の仕事に参加する旦那から、会社(組合)で実施しているエコ活動参加に協力して欲しいと言われました。(労働組合については「」を読んでください)

…確かに集めるのは私だわ(笑)

早速キッチンの棚に寸胴型の容器を置き(義父の退職祝いの花が活けられていた花瓶が意外にも活躍)、洗って乾かしてはポイポイ放り込んでいます。

意識して集めると溜まるものです(3歳の娘のオモチャになることも)。
ペットボトルキャップの回収
回収されたキャップはポリオワクチンとなり支援国に届けられます。”ポリオ”は日本では「小児麻痺」とも呼ばれる感染性の高い病気です(5歳未満の子どもが感染しやすい。治療法はないので予防が大切)。

・キャップをリサイクル資源として売却
・売却金を活動支援団体に寄附
・活動支援団体がワクチンを購入して発送

”捨てるもの”が役に立つならと、この活動に協力している学校や企業は多いようです。

小さな子どもは親のやることをよく見ているもので、先日R-1(ドリンクタイプ)を飲み終えた娘がキャップを例の容器に入れていました

「これも”ペットボトルのキャップ”?」

大きさも見た目も普段集めているキャップとなんか違う気が。そこでリサイクルマークをチェックすると『プラ キャップPE』と書かれていました、そもそも集めているキャップが何でできているのかを知りませんでした

隣に置いてあったミネラルウォーターのペットボトルを見てみるとキャップは『プラ』…”プラ”だけとは余計混乱します
リサイクルマーク
「キャップって普通何でできてるの?」

今回はこれがきっかけで調べてみた”ペットボトルのリサイクル”について調べてみました。この記事はPETボトルリサイクル推進協議会公式サイトを参考にしました。

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ペットボトルは売却しやすい

ペットボトルも大まかに分類すれば”プラスチック”です。各自治体のルールにもよりますが、”資源ゴミ”ではなく”プラスチックゴミ”で捨てても間違いではありません。

ただプラスチックゴミにしてしまうのは「もったいない」のです。

使用済みのペットボトルは粉砕・洗浄され新たな製品の原料となります(『再生PETフレーク』または『再生PETペレット』として)。

”原料”になるのは純度が大切です(他の素材が混じっていないことが大切)。ペットボトルは素材がほぼ統一されているので、簡単にPETのみを回収して純度の高い原料に再生することができます

資源ゴミの売却収入は地方自治体の貴重な財源の1つになります。また単純に焼却ゴミが減るため、ゴミ処理にかかる費用の削減にもつながります。

キャップの素材はPETではない

ペットボトルのキャップの素材はPETではありません。キャップの素材は密封性を高くするために軟らかいPP樹脂またはPE樹脂を使用しています。

但し、厳密に決められてはいません。

PETボトルリサイクル推進協議会の自主設計ガイドラインではキャップの素材について「PEまたはPPを主材とした比重1.0未満の材質を使用する」と定めているだけです(あくまでもPEやPPは”主材”)。

それでもキャップを回収することに利便性があるというのは、効率よくプラスチックを回収できるからです(素材もある程度限定されている)。

ちなみにラベルの素材はPS(PSフィルムは熱収縮性がよくシュリンクラベル向き)、PP(PPフィルムは作業性と軽量化が配慮されていてロールラベル向き)が主です。
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再生PETを使用したフィルムをラベルに使用していることもある(『R-1』のラベルはPETフィルム)

ボトルに残るリングはどうなる?

ペットボトルを開封したときにキャップの一部(「開封確認リング」)がボトルに残ってしまいます。

「資源ゴミでペットボトルを捨てるとき、これも外さないといけないのか?(すっごく面倒)」と思いましたが、ボトルに開封確認リングが残ったままでもリサイクル回収が可能です。

リサイクル工程の1つに、PETとその他のプラスチックを分けるという工程があるからです。キャップの素材であるPEおよびPPは水でPETと分けることができます(「比重分離」)
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水より比重が重いPETは沈む、一方で水より比重が軽いPEやPPは浮く

キャップ回収は安全にも役立つ

コンビニのようにペットボトル専用のゴミ箱に「キャップを外して捨てて下さい」と書いてあるのはエコや慈善活動のためだけでなく、安全かつ容易に回収かつリサイクルするためでもあります(キャップは可燃ゴミで捨てることもある)。

まずキャップを外すことで空のボトルが回収できます

ボトルが空になることでゴミ袋が軽量になり回収が簡単になります。また密封されたボトルに液体が入っているとパッカーなどでつぶされたときに破裂し、飛散した液体で作業員が汚してしまうこともあります(飛散した液体が焼却炉などの機器を破損させることもある)。

そしてボトルのプレスが安全にできます

回収したペットボトルはリサイクル工場などでプレスされます(機械に入れやすくするため)。このときに密封されたペットボトルがあると、つぶされたときに破裂してボトルの破片などが飛散して作業員がケガをする可能性があります。

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takka

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