飲酒運転による死傷事故がまた!酒気帯びと酒酔い運転

1ヶ月前に青森県つがる市で、飲酒運転をした30代の男性が4人を死亡させ、自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで逮捕されました。

警察の調べに対して「酒を飲んで車を運転した」と供述しているが、一方で「正常に運転できた」とも述べて逮捕容疑は否認しています(朝日デジタル 2018年10月23日)。

”正常に運転できた”と言ってはいるものの一般国道を時速140キロ、午前1時とはいえ周囲に数台の車が走っている国道をこの速度での運転は完全に異常ではないでしょうか。

今回は飲酒運転および酒酔い運転についてまとめました。

本記事は政府広報オンライン「飲酒運転は絶対に「しない!」「させない!」みんなで守ろう 3つの約束」を参考にしています。

酒気帯び運転の定義と処罰内容

飲酒運転は<体にアルコールを保有した状態で車を運転すること>です。今回の事件のように「正常に運転できたか否か」は全く関係ないのです。

体内のアルコール量は呼気(呼吸したとき、ふうっと吐き出した空気)中にどれくらいアルコールを含有しているかを計測できます。計測器は市販されてもいます。

▽呼気中のアルコールを簡単に計測(測定範囲0.00~0.50mg/L ※表示単位は0.05mg/L)

[amazon_link asins=’B01N24C30P’ template=’new’ store=’tuduri-22′ marketplace=’JP’ link_id=’fe840bd4-d659-11e8-9f39-b5c5f762a8a6′]

アルコール濃度が0.15mg/L未満の場合

呼気中のアルコール量が0.15mg/L未満の場合は、酒気帯び運転(飲酒運転)にはなりますが違反にはなりません。但し、正常な運転が出来ないと判断される場合はアルコール濃度に関わらず「酒酔い運転」の処分を受けます。

体内にアルコールが保有されていれば全てが違反になるわけではありません。

アルコール濃度が0.15mg/L以上0.25mg/L未満の場合

呼気中のアルコール量が0.15mg/L以上、0.25mg/L未満の場合は、酒気帯び運転(飲酒運転)です。但し、正常な運転が出来ないと判断される場合はアルコール濃度に関わらず「酒酔い運転」の処分をうけます。

  • 免許停止(停止期間90日間):基礎点数13点
  • 3年以下の懲役または50万円以下の罰金

運転に関する法律を破ると、行政処分と刑事処分(刑罰)の2つを受けます。いわゆる「減点」といった運転免許に関する処分が行政処分になります。

アルコール濃度が0.25mg/L以上の場合

呼気中のアルコール量が0.25mg/L以上の場合は、酒気帯び運転(飲酒運転)です。但し、正常な運転が出来ないと判断される場合はアルコール濃度に関わらず「酒酔い運転」となり処分をうけます。

  • 免許取り消し(欠格期間2年間):基礎点数25点
  • 3年以下の懲役または50万円以下の罰金

「欠格期間」とは、運転免許が取り消された場合、運転免許を再度受けることができない期間です。上にある”2年間”は前歴および他の累積点数がない場合を指します。

バイクの免許を取るために自動車教習所に行ったとき、免許を取り消されて再取得のために来たという人がいました。教習所の先生によると、こういった理由の教習生はやや手厳しく扱うそうです。

アルコール濃度に関係ない「酒酔い運転」

酒酔い運転は呼気中のアルコール濃度に関係なく客観的に判断されます。

  • 直線をまっすぐ歩けるかどうか
  • 話している言葉などから判断能力および認知能力の低下がないかどうか

極論ですが、0.15mg/Lでも検査する警察官が「正常な運転が出来ない恐れのある状態」と判断したら”酒酔い運転”になります。

客観的な判断となるので線引きが難しいです。今回の青森県の事故を例にすると事故当時に正常な運転ができていなかったと決まったら”酒酔い運転”、正常に運転で来ていたと決まったら”酒気帯び運転”となります。

処分内容は 酒気帯び運転<<酒酔い運転 となっています。

  • 免許取り消し(欠格期間3年間):基礎点数35点
  • 5年以下の懲役または100万円以下の罰金

酒酔い運転は自動車やバイクだけでなく自転車などの軽車両も違反・罰則の対象となります

酒酔い運転により周囲の人を死傷させてしまった場合は「危険運転致死傷罪」が適用されます。

体からアルコールが抜けるまでの時間

アルコールの分解能力には個人差があるのであくまでも参考となりますが、アルコールが抜けるまでの時間は500mlのビール1本で4時間です(体重60kgの男性の場合 ※体重の軽い人、女性はさらに時間がかかる傾向あり)。

アルコール量については、純アルコール20gを含む酒量を「1単位」と表現します。5%のビール500ml1本が1単位になります。

  • ビール(アルコール度5%) 500ml
  • 日本酒(アルコール度15%) 180ml
  • ウイスキー(アルコール度43%) 60ml
  • ワイン(アルコール度12%) 200ml
  • チューハイ(アルコール度7%) 350ml
  • 焼酎(アルコール度25%) 100ml

お酒によって度数は異なり、飲み方によっても抜けるまでの時間は大きく変化するので注意しましょう。

「眠ればアルコールが抜ける」は間違い!

眠ればばアルコールが抜けると言うのは間違いで、むしろ起きている場合に比べて寝ている方がアルコールの分解に時間がかかります。

アルコールが抜けるのには長い時間が必要なので、翌日に車を運転する予定がある場合は適度な飲酒量に留めておく必要があります。

アルコールチェッカーでリスク管理を!

アルコールチェッカーは市販品で3,000円くらいからあります。罰金100万円のリスク、実際は会社が馘首(クビ)になったりするのでリスクはそれ以上、を防げるなら安いものです。

アルコール検知器には電気化学センサー(燃料電池式センサー)タイプと、半導体式センサータイプの2種類があります。

電気化学センサータイプはアルコール以外の干渉が少なく正確性に富んでいますが高価です。格安で売られているのは半導体センサータイプですが、基本的に1年間の使い捨てで安定性と再現性が低いです(検知できる数値がばらつく)。

▽センサー寿命は1年間または使用回数1000回のいずれか早い方

[amazon_link asins=’B01N24C30P’ template=’new’ store=’tuduri-22′ marketplace=’JP’ link_id=’759220b9-d662-11e8-a413-9751c3a58474′]

スポンサードリンク



takka

シェアする

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください