シリコンとノンシリコンシャンプーの違い

土曜日に髪を赤味がかった茶色に染めました。”さっぱり”したいと思って踏み切った毛染めです。

「どんな色にします?」

これ…美容師さんとしては定番かつ当然の質問なのでしょうが…突然「毛を染めよう」と思い立った私には難しい質問です
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当日予約可能の『ホットペッパービューティー』は便利です

トレンドが分からず(「”アッシュ系”って何?」レベル)…トレンドよりも人気・定番色にする方向で美容師さんと話し合って今の色に決めました。カットにしても「簡単にセットできる」(手入れできる)を繰り返す私に客商売の美容師さんも苦笑いでした

市販のカラー剤にもあるようにプロ用も「薬剤を塗って◯分おく」といった標準時間があるようですが、美容師さんによるとあくまでも参考で髪質、髪の状態などをチェックし、様子を見ながら染めていくようです
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「この髪質だったら染まりやすい/染まりにくい」という固定概念は厳禁

実際に私の髪は「意外と染まりにくい」らしく予定より長く薬剤に浸けていました。美容師さんによると「普段シリコンシャンプーを使っている人」は髪質以上に染まりにくい傾向があるようです。

「そうなんですか」と応えつつも脳内では「シリコン、ノンシリコンって何が違うの?」とノンシリコンシャンプーが浸透しつつある今になっては知ったかぶるしかない、いまさら聞けない質問が渦を巻いていました

今回はそんな私のためにシリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーの違いをまとめてみました。

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【目次】
● 化粧品と医薬部外品がある
● 『TSUBAKI』の悪評の理由
● シリコンが悪いわけではない

本記事は西麻布ヒフ・形成外科院長 藤井先生監修の「話題のノンシリコンシャンプーとは?」(スキンケア大学)を参考にしています。

化粧品と医薬部外品がある

シャンプーには化粧品と医薬(部外)品があります。私が使用している資生堂の『TSUBAKI』の様に、多くのシャンプーは化粧品に分類されます。

化粧品に分類されるシャンプー(以下、「化粧品シャンプー」)は髪の清潔を保ち、見た目を良くする美容的な目的のためのシャンプーです。

化粧品のシャンプーには治療・改善効果がないため、髪質の改善、地肌の改善、フケ・かゆみの防止等には役立ちません。
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このような治療(改善)には医薬(部外)品シャンプー

医薬品・医薬部外品に該当するシャンプーは『薬用シャンプー』と言われます。フケ、かゆみ防止のシャンプーやハゲ防止頭皮・皮脂の改善シャンプーが多いです。


200mlで900円…薬理効果のある”薬”なので、薬用シャンプーは化粧品シャンプーよりも価格設定は高めです(治療目的の医薬品ならば医療費控除の対象になる)。

薬用シャンプーは”効果・効能が認められた成分が配合されているシャンプー”です。効果・効能が認められているのは配合されている”成分”であり、シャンプーではないことに注意しましょう
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必ず効果があるわけではない。一般的に髪質の改善等への効果ではなく予防程度と考えると良いと言われている(育毛剤と同等で過剰な期待は厳禁)。

コスパを重視するならば頭皮・髪の毛に治療を必要としているところがあるならば薬用シャンプー、キレイにしたいならば化粧品シャンプーが良いと思われます。

『TSUBAKI』の悪評の理由

私が使用している『TSUBAKI』はネット上の評判が滅茶苦茶悪いです
TSUBAKIの成分表
美容師なら絶対に使わないとか、毒性物質が入っているとか、「何でと驚くほど『TSUBAKI』に批難・悪評が集中しています。その理由は驚くこと無かれ…「数多くの女性が使っているメガブランドだから」です。

つまり謂れ(根拠)のない誹謗中傷記事が多いということ、センセーショナルなタイトル・見出しをつけたアフィリエイト記事が多いのです。(アフィリエイト記事とは”広告収益目的の記事”)
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私も仕事でときどき書きます(基本的にはメガブランドを悪く言うように依頼される)

『TSUBAKI』の毒性物質とは?

全体的にTSUBAKIの成分は刺激性の物質だと紹介されていますが、主にあげられるのが「ラウレス硫酸ナトリウム(Na)」です。

成分表には含有量の多いものから順に書かれ、『TSUBAKI』の場合は”水”の次に”ラウレス硫酸ナトリウム”と記載されています。

ラウレス硫酸ナトリウムで問題視されたのが発がん性物質の存在です(正確にはラウレス硫酸そのものではなく、いくつかある生成方法のうちの1つの生成過程で発がん性物質の存在が疑われ、製品としてのラウレス硫酸ナトリウム内にその物質が低濃度含まれる恐れがあるとされた)。
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発がん性物質と聞いてギョッとしたんでしょうね…実はこれは今から50年前のはなし、1970年代のことです厚生労働省にて精密追試を行った結果、発がん性は確認されていません。

ラウレス硫酸ナトリウムは洗浄力・原価の安さ・泡立ちの良さから市販のシャンプーに多用されます

洗浄力が高いため、敏感肌や乾燥肌の人が使ったとき「かゆくなった」というケースがあるようです
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かなり特異なケースかとなぜなら「赤ちゃんの肌にも使える」と定評があるビオレuにだってラウレン系およびラウリン系の物質が含まれています。

健康被害があったら別ですが、現時点でTSUBAKIやビオレuの健康被害はないようです。

ラウレス硫酸ナトリウムのように洗浄力の高い界面活性剤はそのままでは洗い上がりの髪をギシギシにしてしまいます。そのためシリコンを加え、髪1本
1本をシリコンでコーティング
して髪通りをスムーズにするのです。
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シリコンとはガラス(樹脂)です。シリコンパッドのようなジェル状のものを思い浮かべる人が多いでしょうが、オイルのような状態のシリコンもあります。

シリコンといっても成分として表記される名前は様々です。『TSUBAKI』ならば”ジメチコノール”かと思われますが、見て分かる通り”シリコン”という名前の影も形もありません
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シリコンが入っているかどうかの判断は難しいですが、市販のシャンプーにはほとんどシリコンが入っていると見てほぼ間違いです。

シリコンが悪いわけではない

西麻布ヒフ・形成外科院長 藤井先生によると「シリコンが毛穴を詰まらせる」という説についてはシリコンに限った話ではなく、「シリコンが体に悪影響を及ぼす」という説については医学的根拠はないようです。
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正しい洗い方をしないと頭皮に余分な皮脂が残り、これが毛穴を詰まらせる

「ノンシリコンシャンプーの方がフワフワの仕上がりになる」のはシリコンコーティングしていない分、髪1本1本が比較的軽いからです。一方でノンシリコンシャンプーのコーティング剤はシリコンに比べて劣るため「髪がきしんでしまう」ことがあります。

シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーの比較を総括すると「どちらも一長一短」、「シリコンが悪いわけではない」となります。毒性物質と一緒で、使う側次第(使い方の問題)ということです。

先生によるとシリコンシャンプーに抵抗がある人にはアミノ酸系シャンプーがおすすめのようです。

アミノ酸系シャンプーには刺激の強い成分はありません。そのためアミノ酸系シャンプーは洗浄力が低い製品も多いですが、中にはほどよい洗浄力のものもあるようです
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美容院で使用しているシャンプー(美容師推薦のシャンプー)は大体このアミノ酸を主成分としたシリコンシャンプー(アミノ酸系シャンプー)です。

▽「アミノ酸系 ノンシリコン」で検索した結果



…シャンプーなのに500mlで2,000円もったいなくて洗い流せない「ワンプッシュ◯◯円」と計算してしまうに違いありません(極少量ずつ使うことになって返って毛穴が詰まりそうです

確かに体に良いもの環境に良いものはたくさんあります。費用対効果、要はあなたが「何に価値をおくか」を見極めることが大切だということです。
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美容院は多種多様な客層に合わせてアミノ酸系シャンプー(ノンシリコン)を利用する方が合理的なことが多い。

またヘアカラーやパーマ用の薬剤は髪の素地に働きかけて色を変えたり巻かれたりするので、シリコンコーティングされていない素の髪の方が薬剤が浸透しやすいというメリットもあります。

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takka

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