今秋に衆議院は解散?国会と解散権について

”臨時国会が始まるぞ”というタイミングで衆議院の冒頭解散のが拡がり始めました。

あくまでも”噂”であり、実際にどうなるのかは今N.Y.にいる安倍首相が帰国する9月22日(金)以降に決まるようです。

…が、これはあくまでも形式上なのでしょうか実際に永田町では多くの議員が選挙準備を始め、体制が整わない野党や新党は「大義名分がないから辞めるべきと主張しています。
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やるでしょうねぇ…これが首相の権利ですからしかしつい先日選ばれた仕事人内閣の大臣たちはどんな仕事をしたんでしょうか

総選挙については多くの報道機関が2017年10月22日(日)と予測しています。賑やかな秋になりそうです

さて今回は開催されるはずだった臨時国会とは何か(国会の種類)についてと、衆議院の解散と総選挙について今回の事例をもとにまとめてみました。

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国会には3種類ある

国会には次の3種類があります。今回開催される国会(2017年秋、9月25日の週に召集予定)は”臨時会”で、長時間労働を是正する働き方改革関連法案やカジノ実施法案の審議が焦点になるとされています。参考:9月下旬召集 政府・与党が調整(毎日新聞公式サイト)

● 常会
● 臨時会
● 特別会

『常会』は毎年1回、1月中に召集されます。会期は150日間で延長が1回まであります。

『臨時会』は「内閣の必要に基づく場合」「衆参いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求」「衆議院議員の任期満了による総選挙、参議院議員の通常選挙後」のいずれかにより召集されます。会期は両議院一致の議決により、延長が2回まであります。

『特別会』は衆議院の解散による総選挙後に召集されます。会期は両議院一致の議決により、延長が2回まであります。

参考記事:国会の召集と会期(衆議院公式サイト)

臨時会は内閣が自発的に開催することが多いですが、2017年秋の臨時会は民進、共産、自由、社民の野党4党が憲法53条に基づき臨時会の召集を要求しました(憲法53条は臨時国会の開催条件などを定めた憲法)。

憲法では召集期限を要求から20日以内と定めていますが、安倍首相を始め与党は首相の外遊を理由に20日以内の開催要求には応じない形になりました。参考記事:臨時国会 野党要求から20日 自民改憲草案なら きょう召集期限(東京新聞)
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毎日新聞社の読みでは20日以内の開催要求(要求通りならば夏に開催される予定だった)に応じない理由は次の2つがありました。

● 新閣僚が国会答弁に備える期間をとる
● 「加計学園問題」への関心が薄れる

さて、2017年秋の臨時会開催を目の前にして次は衆議院の解散および総選挙がニュースを騒がせ始めました。

衆議院の解散と総選挙

2017年9月18日に安倍首相はニューヨークに向かう直前、羽田空港で記者団に対して衆議院の解散・総選挙については帰国後に判断したいと述べました。首相は9月22日にニューヨークから帰国します。参考記事:安倍首相「衆議院の解散・総選挙は帰国後に判断」(NHK NEWS WEB)
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大部分の見方は次の通りです。今回の衆議院解散については”大義名分”がないことで騒がれていますが…ま、「国民に信を問う」という形で治まるのではないかと思っています。

● 衆議院は臨時国会の冒頭解散となる
● 2017年10月10日に公示する
● 総選挙は2017年10月22日に行われる

そもそも首相をトップにした内閣には解散権(衆議院を解散させる権利)があります(憲法69条)。現行衆議院議員の任期中で勝ち目があるときに解散し、再び任期をリセットして事実上延長することは取って当たり前の戦法でもあります。
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今回の内閣について首相は”仕事人内閣”と言っていましたが、唯一した仕事が解散権の行使になるのかと…

今回この時期に解散する理由については次のように色々と分析されています。

● 支持率が5割を超えたタイミングで
● 野党の体制が整う前に
● 北朝鮮の軍事攻撃が本格化する前に
●  森友・加計学園問題から逃げるために

北朝鮮の軍事攻撃については11月にトランプ米大統領の来日が予定されており、2018年以降は本格化することが予測されていますが(解散のタイミングが掴めなくなる)、バンバン打って来ている今このタイミングでトップを空席にして良いのでしょうか
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しかし…『解散』が絶対なんですねたまには『任期満了』して欲しいと、毎回何百億円もの税金を使って選挙している姿を見ると思ってしまいます(前回の選挙に使われた税金は約650億円)

情報源がWikipediaですが、過去衆議院が任期満了を迎えて選挙をしたのは山縣有朋や伊藤博文の時代から数えてたったの5回

先日ニュースではイギリスの国会は議院を解散することは無く(ほぼ無く)、選挙では任期期間中の働きを評価して投票するようです。国会の歴史の差、なのでしょうか(日本より70年ほど歴史が長いらしい)。

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takka

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