株投資ビギナーが知りたい自社株買いとは?

お互いに株投資をしていることを知っているので義父からよくお互いが保有している株に関する情報が入ります。今朝も「〇〇社が自社株を買う」と情報をもらいました。

さて義父は知っていると思って教えてくれたのですが(それでプラスの利益も出しましたが)、株投資ビギナーの私には解からない「自社株買い」の意味とその効果について調べてみました。

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「自社株買い」を投資家・株主はプラス評価

証券取引所で株式が売買されている企業を上場企業と言います。”株式”会社という名称だからといって全ての株式会社が上場企業というわけではありません。一定の基準を満たした企業は厳しい審査を経て上場することができるようになるのです。

上場するメリットの1つとして経営資金を集める手段ができるという点があります。市場で投資家に企業の株式を買ってもらうことで企業は経営資金を得ることができます。上場する他のメリットとしては、上場することでその企業が世の中に認められ、取引などで重要な信用が高くなるなどビジネスがしやすくなるという点があります。

「自社株買い」とは?

「自社株買い」とは”上場企業が現在発行している自社の株式を市場から買い戻す”ことです

しかし株式を発行することは投資家から出資を募る行為であり、株式は第三者に購入してもらうことに意味があるはずです。投資ビギナーから見ると「自分で買ったら意味がないでしょ?」と首を傾げる行為なのですが、自社株買いを行うと株価が上がる(=良いこと)という意味のある行為のようです。

某企業の自社株買いに関する世間の評価
● 需給改善が好感
● 株式価値の向上と言った株主還元が好感
● (ポジティブな)株価浮揚策

実際に自社株買いをする企業は人気があります(代表的な企業としてキヤノンが有名)。なぜならば自社株を買うということは現在の株価を安いと判断しているからであり、自社の将来性(業績など)に自信があると判断されるからです。

「自社株買い」は株主への還元対策

10,000株を発行している企業が自社株を100株購入すると、発行済株式の総数が9,900株に減ります。発行済株式総数が減るということは、一株あたりの純利益(EPS:利益÷発行済株式総数)は増加します。

純利益が1億円の場合
発行済株式が10,000株の場合 … EPS  10000
発行済株式が 9,900株の場合 … EPS  10101(+101)

持っている株式の価値が上がる(利益を株主に還元しようという行動)ということで既存投資家は自社株買いを好意的に受け取り、持っている株を保有します(株式の売りが減る)。未だ株式を保有していない投資家も今がチャンスと株式を購入します(株式の買いが増える)。株価は売りの需要と買いの需要のバランスによって決まるため、自社株買いが行われると一般的に”買い”に需要が傾くため株価は上がるのです。

ここで注意したいことは株主への還元対策は他の方法(配当金を上げる、など)があることです。株主への還元を考えるならば配当金を上げるのが最も直接的かつ効果的なのに、わざわざ自社株買いを選んだということには理由があります。自社株買いをしたタイミングや経緯などを分析して、企業側の意図(真意)を探る必要があります。

※ 自社株買いは株価が上がる傾向があるイベントですが、「本当に上がるどうか」「いつまで高い株価を維持し続けるか」は保証できません。

「自社株買い」で社員のモチベーションを上げる

自社株買いをする目的として”『ストックオプション』に利用する株式を市場から取得すること”もあげられます。ストックオプションとは『従業員持ち株制度』であり、企業の役員や従業員が一定期間内にあらかじめ決められた価格で自社株を買うことができる制度です(低資金で自社株を保有できる)。

参考記事:
      (持株会のメリット・デメリットに関する記事)

企業の業績を上げることは株価が上がることであり、従業員は自分の仕事の成果を直接感じることができます(保有している自社株の価値が上がる)。企業の業績を上げようと従業員が頑張ってくれることは企業にとっても嬉しいことです。

「自社株買い」で株価上昇…の先は?

一般的に企業は自社株買いで取得した自社株をある程度の期間保有しますが、最終的に自社株を「処分」もしくは「消却」します。

自社株の処分
自社株の「処分」とは自社株を他に売却することです。売却することで企業の発行済株式総数が元に戻るので、自社株買いのときと逆の現象がおき(EPSの減少)、株価が下落する可能性が高くなります。

自社株の消却
自社株の「消却」とは自社株を消し去ってしまうことです。消却と聞くと損するような感じがしますが、購入した自社株は自社で保有している限り価値はないので(自社株買いは売り手と買い手が一緒なので購入金額の支払いにおいては損得がない)、消却しても会社や株価の価値は変わりません。発行済株式総数も変わらないので株価の変動の要因にはなりにくいです。

自社株買いの影響で株主になった(株を保有した)場合は、自社株の行方について注意が必要です。消却してしまえば処分しようがないため株主にとっては経営などの方針が明確ですが、処分の場合は売却相手や金額など色々分析する必要があります。

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