木造住宅で使う柱の種類を紹介

コンセントや照明スイッチ位置を現場で確認したとき、説明する建築会社の営業担当者が「”筋交い”の都合で」「ここは”間柱”につけて」など住宅用語が出てきました。”木造”住宅なので現場は木材がたくさんですが、それぞれに名前がついているようです。

コンセントや照明スイッチのボックスは現場で確認しやすいほうに柱(”管柱”)についていましたが、建具の都合などで場所が悪い場合は間柱につけるようです(強度的な問題なし。ただ間柱が未だできていない場合は現場で”ここ”と確認できない)。
間柱と筋交い
8割以上の壁に入る筋交いと間柱 photo by tuduri

私のようなド素人からすると『壁』『柱』と一言で片づけたいものですが、役割の違うため覚えておいた方が安心です。建築会社の営業担当から聞いた話をまとめてみました。

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大黒柱が消えた?大黒柱に変わる通し柱と管柱

木造住宅には柱がたくさん立ちます。”柱”と聞いて一番最初にイメージされるのは”大黒柱”ではないでしょうか。しかしこの大黒柱は建築工法や様式の変化に伴い現代の住宅から消えつつあるそうです。

”柱”の種類
● 大黒柱
● 通し柱
● 管柱
● 間柱

”大黒柱”はこれ一本で家を支えられる

家の中で一番中心となる柱で日本家屋では床の間の柱。他の柱に比べて明らかに太く、構造的には家の中心にあって大きな荷重を負担するなど住宅を支える重要な役割を果たす柱。

”大黒柱”という名前の由来(語源)は諸説あり、古代朝廷にあった”大極殿”の柱に由来して”大極柱”と表記されていたとされていた等ありますが、大黒柱は七福神の一柱「大黒様」に由来するという説が一般的です。大黒様は食事(食物)や財産(財福)を司る神様で、その家を支えるイメージと重なります。

大黒柱は一般的に8尺(24cm角)の木材が使われ、その”大黒柱”が支えることができる重さ(圧縮力)は約34トンと言われています(通常の木造住宅の総重量が約30トン)。イメージだけでなく大黒柱だけで家全体を支える力があるのです。しかし現代の住宅は様式が変化し、”大黒柱”ではなく”通し柱”や”管柱”で支えるようになりました(管柱は一般的に10.5cm角、通し柱は12cm角。10cm角の木材で約6トンを支えられる)。

”通し柱”は階数をこえて通る柱

例えば2階建ての家の場合に1階から2階まで通り抜けになっている柱。原則四隅の隅柱には”通し柱”を使用する(できるだけ多い方が強度が増す)。一般的に12cm角の木材が使用される。

”管柱”はその階だけに使われる柱

一般的に”柱”と言われるもの。例えば2階建ての家の場合に「1階だけ」「2階だけ」と使われている柱。一般的に10.5cm角、もしくは通し柱と同じ12cm角の木材が使用される。
IMAG2330_上棟
左右の端にある柱が”通し柱” photo by tuduri
IMAG2522_屋上の出口まで続く柱
屋上があるため2階床から3階高さの天井まで伸びる”通し柱” photo by tuduri

現在の住宅は一定の耐震強度が義務付けられているので、筋交いと間柱の入った壁がとても多いです。内壁で筋交いが入っていない壁をくり抜いて収納スペースにしようと思っていたのですが計画変更を余儀なくされました。

”間柱”は壁板を支える柱

住宅の荷重と支えるというより、下地として壁面を支えるための柱。管柱だけでは柱と柱の間隔が広いため壁材をしっかり固定できないため、間柱を入れて壁材の固定箇所を増やす。丈夫な壁を作るために必要不可欠な柱。

IMAG2384_上棟後
歪まないように仮の筋交い(仮筋)が大きく×を作る photo by tuduri
IMAG2531_間柱と筋かい
筋交いがついて間柱がつくと壁のイメージがしやすい photo bu tuduri

柱には”JASマークの貼られた集成材”を使う

柱の材料には”無垢材”と”集成材”があります。無垢材の方が良いイメージがありますが高価であり、安く上げようと間伐材を使うと経年変化(反りが出る、割れる等)を考慮すると強度面で不安が残ります。

そのため多くの住宅では複数の木を張り合わせて作った”集成材”を使うことが多いです(我が家もそうです)。集成材は強度的に安全であり、反りや割れの心配がありません(値段も無垢材に比べて安い)。”無垢材の方が良い”とは一概に言えないのが家づくりなのですね。

ただ1点注意したいのが「集成材なら安全」ではなく、「JASマークの貼られた集成材なら安心」という点です。きちんと強度などの検査を通過した集成材にはJASマークが貼りつけられています。
IMAG2387_JASマーク付き集成材
JASマーク付き集成材(貼り合わされた木材に見えない) photo by tuduri

【参考/出典】
● 木造住宅の柱の種類にはどのような種類がありますか?/ユニバーサルホーム
  http://www.universal-home.co.jp/faq

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