突然みんなと遊べない!子どもは経験が必要

”青いストローだけを選んで並べる”といった風に娘なりに自分でルールを作って遊ぶようになりました。ひとり遊びのレベルアップです私が一緒だと遊び方を教えたりしまったりとつい援助してしまうのですが、放っておくと遊びを見つけるようになりました。おかげで部屋の散らかり具合もレベルアップです。
娘がルールを考えた一人遊び
最近は自分で本をめくって楽しんでいます。大好きな電車の本だけでなく、今まで興味を示さなかったあいさつの本も読んだりしているので、娘なりに何かを感じてレベルアップをはかっているようです。

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”みんなと遊べる”は親が欲しい安心材料でしかない

”X歳までに〇〇できる”といったように、子どもには大人になるために必要な成長過程と発達過程があります。

子育ての経験がある先輩ママから「まだ〇〇できないの?」や「まだ〇〇してるの?」と言われると不安になり、小児科医や児童厚生員・保育士を質問攻めする母親も少なくありません。特に保育園・幼稚園の入園を意識する時期になるとこのような質問は急増するそうです。このことについて保育園や幼稚園の園長・教員によると「親が安心だと思いたいだけ」だと述べています。

子どもの発達は子ども自身が経験したことから学んで能力を獲得していくものによります。経験内容・時期などは子どもによって異なる上に資質や特性はそれぞれ特有のものなので、”X歳までに〇〇できる”はあくまでも参考(目安)でしかないことは親が注意しなくてはいけないことです。

【目次】
● 文部科学省が考える子どもの発達
● 乳幼児期の発達の課題
● 子どもの遊び方にもステップがある

文部科学省が考える子どもの発達

子どもの教育の充実に向けて、文部科学省は子どもの発達段階に応じた支援が必要だと発表しています。子どもの発達は子どもが自ら経験したことが元になり、周囲の環境と相互作用を起こすこと(周囲に影響を与え周囲から影響を与えられること)で心身ともに新たな能力を獲得するステップです。子どもの身体的発達、情緒的発達、知的発達、社会性の発達などは互いに関連しながら総合的に発達します。

子どもにとって大切なのは経験です。色々経験していくことで視野を広げて認識力を高めます。社会や自然と関わることで自分なりに己の立ち位置を知り(自己探求)、社会性を高めることができます。経験とは知的発達をサポートするものだけでなく、身体感覚を伴う経験の積み重ねが大切です。

乳幼児期の発達の課題

生まれてから幼稚園卒業までの乳幼児期は環境が急激に変化する時期です。心身の発達も著しい時期です。家庭環境によって子どもが積む経験には大きな違いがあります。結果、この時期の子どもは同じ時期に生まれた子ども同士でも心身の成長に大きく差があり、できることも大きく異なります。

乳幼児期の発達で重視すべき課題
● 愛着をもつ
● 人に対する基本的な信頼感を得る
● 基本的な生活リズムを作る
● 子ども同士で遊ぶなどの体験活動を充実させる
● 自分と他人のバランスをとり自己を肯定する

乳児期は保護者など特定の大人との継続的なかかわりで情緒的発達が見られます。絆や愛着を実感することで情緒が安定し、これを拠りどころにして身近な人との関わりをもとうとしたり、歩き始めるなど行動範囲を拡げようとします。

幼児期になると興味・関心を拡げて色々な経験をしていく中で、食事・排泄・睡眠という基本的な生活習慣を身につけていきます。子ども同士で遊ぶことで大人と過ごすことでは経験できなかったこと、相手のことを考えて行動することを覚えます。相手の気持ちを考えることは道徳性や社会性の基盤であり、こうすることで自己を探求したり、時には自分との違いに葛藤するようになります。

乳幼児期の発達を妨げる問題・課題
● 少子化・都市化の影響で子どもが人や自然に接する機会が少ない
● 両親の仕事の都合などにより子どもに適した生活リズムが形成されにくい
● 家族・地域社会の在り方の変化期なので不安や悩みを抱える保護者が多い
● 保護者の養育力の低下
● 児童虐待の増加

子どもの遊び方にもステップがある

見ている段階
子どもはまず大人や他の子どもが楽しそうに遊ぶ姿を見て遊びたいと思う気持ち(欲求)が沸いたり、遊び方を知ります。「遊んでおいで」とか「こうやって遊ぶんだよ」と言う前に、大人が楽しそうに遊ぶ姿を見せることが大切です。

援助遊びの段階
子どもが遊びたいと感じるようになったら、「こうやって遊ぶんだよ」と大人がサポートして遊びます。一緒に遊びながら遊び方を学んでいきます。

一人遊びの段階
一人遊びは援助遊びで学んだ遊び方の復習です。通常の勉強と同じように子どもも遊びを見ることで予習して、教えてもらって、一人で復習していくのです。危険がない限り自由に遊ばせておくことが大切な時期です。

並行遊びの段階
一人遊びを経て遊び方が分かる遊びを他の子どもがやっていると一緒にやるようになります。最初は協力して遊ぶというよりもそれぞれ同じ玩具を使って遊ぶ状態です。このとき道具の取り合いになったりして他の子どもとトラブルを起こすことが多々ありますが、大人は危険がない限り見守ることが大切です。

連合遊びの段階
探究心や意欲により子どもはもっと大規模な遊びをしたくなります。このとき「一人では無理だ」と感じると子どもは他の子どもと一緒に遊ぶようになります。大きな砂山を作りたい、積み木を高く積み上げたいなど身体的な能力不足の場合に多いです。

遊び方は段階を踏んで発達していきますが、連合遊びをするようになったら一人遊びをしないわけではありません。どういう遊びが好きかにもよりますが、ずっと一人遊びが好きな子もいます。好き・嫌いの問題なので、できる・できないとは別の問題です。

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