上棟で雨が降っても大丈夫?建築木材のいま

週末の秋晴れが嘘のように月曜日は秋の長雨になってしまいました。よりにもよって、基礎工事のときも”よりにもよって”台風の襲撃がありましたが、足場をくみ上げていました。個人向けの住宅でも3階分の足場です。その高さに「大変だなぁ」と他人事のように思ってしまいました。
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3階分は余裕である高さまで組まれた足場 photo by tuduri

10月18日は上棟日です。朝7時頃~夕方5時頃まで、大工さん5~7人で一気に建物の外側を作り上げるそうです。クレーンも参加する工事の山場だそうです(”大工さんの一番働く日”かも?)。明日は六曜では”友引”です。朝は友引の朝は”吉”なので朝からの作業は無事に終わるのではと思っています。

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雨の上棟は良い兆し?建築木材は濡れてもほぼ大丈夫

(17日の天気予報では)雨の上棟となりそうです。雨で土台の木が濡れてしまうけれど…と思いますが、建築会社に確認したところ問題はないそうです。最近の木材に関しましては1日雨に晒されたからといってすぐに腐るなどありえないそうです(逆に一日くらい濡れた方が木が引き締まってより一層強く頑丈な家になるとも言える)。
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ベニヤ板がはられた状態(前日。雨が降る前) photo by tuduri
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昨夜から約12時間降った雨で濡れた現場 photo by tuduri

ただこの先何十年も暮らす家です。余計な心配をしたくないという人は建築会社に延期を希望(要求)しても構わないと思います。但し、引き渡しまでの期間が伸びる(予想以上に伸びる)ことは覚悟しましょう。我が家の上棟もそうですが、今回の上棟には大工さんが5~7人都合をつけて作業をします。現在は建築ラッシュなので、それだけの大工さんの予定を調整することに時間がかかることは想像できます。

また雨の日の上棟は昔から『振り込み』と言われ、「幸せを降り込む」とか、「福を招き入れる」と言い伝えがあり、大変縁起がよいこととされているそうです(”父親似の娘は幸せになれる”というような誤魔化し・慰めでないことを願います)。

土台に使われる木材は防腐処理などをして水・湿気に強い加工を施されています。土台を作っているときに気になったことですが、土台の木材の表面にキズを付けられていることの理由でした。土台に使われる木材の1つに『注入材』というものがあり、注入材は尖った刃がいっぱい付いたローラーみたいなもので 木材の表面に傷をつけ防腐・防蟻などの効果がある薬剤を染み込ませている木材です。
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刃がいっぱいついた注入材を使用した土台 photo by tuduri

ローコスト住宅や建売住宅の土台に注入材を使っているケースは多いそうです(我が家はローコストが売りの建築会社を選んだので問題視していません)。ただ刃が入っている木材を使用することで土台の頑丈さを気にする人も多いそうです(逆に私は意図的に圧力を分散できる気がします)。

頑丈さや安全性から「頑丈な土台」「薬剤を使わない天然の土台」を売りにしている建築会社も多くあります。このような建築会社は天然無垢材のヒバなどを使用しているそうです(他にもヒノキ、クリ)。但し、建築費用は高いです。薬剤も使わずに蟻などの虫対策は大丈夫かというとヒバには「ヒノキチオール」という成分が含まれているので大丈夫のようです。

ヒノキチオールの効果
● 白アリ、ダニ、ゴキブリなどの害虫を寄せ付けない防虫効果あり
● 天然成分なので人体には無害
● 木材腐朽菌を殺菌する効果あり
● 香りには消臭・脱臭効果あり(リラックス効果も)

防腐処理をしてあるからといって木材が水に濡れると不安となった場合、それを安心させる実験を行いデータを開示している企業がありました。一部抜粋して紹介します。

実験方法
木材を24時間水没させ、その後の木材の含水率を電気抵抗式の木材水分計で計測し、変化を観察していく(屋外放置・屋内放置の2パターンで実験)。木材はホワイトウッド、SPF材、9mm合板(Ⅱ類)の3種類を使用。

実験は晴れ、曇り、雨の3パターンで事後経過を見ていましたが、今回は曇りのデータのみ抜粋します。梅雨期なので最高気温は28~30℃、最低金は21~23℃と今よりも高い気温となっています(データとしては気温だけでなく湿度も欲しかったところですが)。

実験データ

木材 浸水前 実験開始時点 2日後 3日後 4日後
ホワイトウッド 10.5 屋内 27.5
床下 27.5
屋内 14.2
床下 15.7
屋内 11.8
床下 12.8
屋内 12.1
床下 12.7
SPF 10.5 屋内 27.0
床下 27.0
屋内 21.5
床下 18.7
屋内 14.7
床下 15.0
屋内 12.8
床下 13.7
9mm合板
(Ⅱ類)
12.0 屋内 28.5
床下 28.5
屋内 17.5
床下 20.0
屋内 13.0
床下 15.0
屋内 12.5
床下 13.6

実験者によると”概ね4日目にはほぼもとの含水率に近い状態まで回復した”と判断できたそうです(合板にめくれ剥離なし)。但し、使った木材は比較的小さなものなので、実際の住宅用の長い木材や軸組用の太い柱や梁ではもう少し時間がかかるかも知れないとのことです。

上棟に限らず土台が全く濡れずに建築できるケースはそう多くないそうです。素人では分からないこと・不安なことが沢山あると思います。そのためにも信頼できる建築会社と契約ができると良いですね。

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【関連記事】
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【参考】
● 木材が雨に濡れると…(有限会社ADS計画研究所)
  http://www.ads-network.co.jp/zairyo-kouji/15.htm

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